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ロボピッチャー・かとうたかおのweblog

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2009年04月24日
東京へまいります

 今日から東京に行きます。
 で、一週間くらい滞在。
 いろんなことを処理していろんなことを作る。ライブもする。ふふふ。

 体の中にあるふわふわしたやつが飛び出て行って、いろんなところに届いてしまいそうだよ。
 春だねえ。

 もうすぐ東京でライブ。
 半年ぶりくらいだろうか。もっと久し振り?まあ、なんかとにかくずいぶん長い時間東京でライブをしなかった。
 僕の声がきちんと響けばいいけれど。

 とても気持ちのいい昼下がりに、気持ちいいねえといったら、隣にいた人がそうですねえといった。
 かちりと時間が出会った気がした。

 先日一緒に舞台を作ったピエロと郵便局員が恋しくて仕方ない。 
 今隣にいないことが許せない。
 また遊びに来ないかなあ。
 どぼんかゴキブリポーカーしたいなあ。

 今配布しているSCRAPは読んでいただいているでしょうか。
 町に飛び出て行って、謎を解いて下さいませ。
 今いる日常が、物語の入り口であるってことを、証明したかったんだ。

 結婚式で歌ってくださいって頼まれて、いいですよっていって、嬉しそうな顔をされて、僕もうれしくなった。
 僕が結婚するときは、誰が歌ってくれるんだろうな。

 ふと。ひとりだ。
 はたと。
 なにもないのだと、知る。

kato takao** 24/4/2009 金曜日 04:23 | Link | TB (0) | コメント(1)
2009年04月21日
HEPHALLからの脱出3が終わりました

 やー。終わりました。
 全20公演は始まる前は「しぬやろなー」と思っていましたが、最初からかなり覚悟をしていなので前回よりも短く感じたくらい。ただ、微妙に体調に変調をきたしたけど。

 たくさんの人たちの協力で成立したあの空間は、もうほんとに誇らしいものだった。
 システム上の問題とか、演出上の問題とかなくはなかったけど、解決できるものは全部解決したと思う。
 次はもっと面白いものをつくりたい。
 子供のころからずっと思い描いていた、「物語空間」を膨大な労力と信じられないくらい長い会議によるアイデアで現出させることができました。HEP HALLの星川さん、その他のHEPのみなさん、照明、音響さん、舞台さん、舞台製作をしてくださったヨーロッパ企画酒井君、出演してくれたソリの松田君、so youngの中野君、全部の空間デザインと、ヒント用紙のデザインをしてくれたMarble.Coの太田さん、ながーいブレストに参加して下さったインテリジェントシステムズのみなさん、そしてSCRAPのスタッフのみんな。ほんとにありがとう。 
 あれはユートピアでした。

 毎回思うんだけど、脱出ゲームイベントの最大の問題は、僕がもっとも望んだ空間なのに、僕が参加できないことだ。
 誰か僕専用の謎空間を作ってください。
 たぶん、そんなに上手に脱出できないと思うけどね。

kato takao** 21/4/2009 火曜日 01:12 | Link | TB (0) | コメント(0)
2009年04月14日
ライブの翌日の仕込みと記憶。

 初めて夜中に一人で外に出たときのこと覚えてる。
 僕は13歳だった。
 車の排気音がやけにでかくて、アスファルトはしんと冷えていて、自分の足音がこつこつと耳に付いた。
 普段自分が目にしてるものが一変した。
 そんな感じがすごくいかしてると思った。
 今も思ってる。

 ロボピッチャーのライブに来てくれたみなさま本当にどうもありがとう。
 僕は時々、僕の音楽を僕のためにやっていると錯覚してしまうのだけど、あんなにたくさんの人たちが僕らの音楽を求めて足を運んでくれたことをもうほんとしっかりと受け止めようと思う。
 不景気で、CDも廃盤で、レーベルもつぶれて、もうほんとに4人だけになってしまったバンドにちゃんとお客さんが来てくれるって素敵なことだ。ライブも思うようにできなくて、音源も配信のみで、すっかり忘れられたかと思ったが、うむ、やはり我々は我々であった。お客さんもお客さんであった。ちゃんとライブだったな。音がきちんと空気を震わしてどこかへ届いて行ったよ。どうもありがとう。どうもありがとう。
 そして、次だな。
 また次の音のことを考えねばなるまい。
 それが楽しい。
 次のことを考え続ける日常が、これからもおとずれ続けますように。

 今日はHEPHALLからの脱出3の仕込み。
 二日酔いで少し遅刻した。
 会場のにおいと、温度でいろんなことを思い出す。
 僕は、いろんな記憶を、いろんな空間に置いてきた。
 時々こうやって回収するのだ。
 ああ、この悲しみと喜びを。

 抱えている鬱屈をまき散らしたと思ったら、そうではなくてそれは音楽だった。
 気がついたらここにいて、たぶんこれからもここにいる。
 もっと良い曲を書きたいと思った。
 春の花の夜だった。

kato takao** 14/4/2009 火曜日 04:18 | Link | TB (0) | コメント(0)
2009年04月12日
モチベーションとは生きていく理由のことなのだ!

 最近毎日モチベーションについて考えている気がする。
 人が何かに対してアクションを起こす理由について考えてる。
 それはつまり、どうやったら人は僕が面白いと思うことを面白いと思ってくれるかってことだ。
 しかも面白いと思ってくれた人がわざわざその場所まで来てくれて、あろうことかお金まで払ってくれるなんていうことがなんとかして頻発してくれないかっていう切ない願望でもある。

 少し前に、ちょっと年上の女の人と飲んでいて、その人はずいぶんと浮名を流したもてる女性で、でも恋愛に関するコメントはすごくクールで客観的でかっこよかった。ずぶずぶとはまり込むような恋愛をしているようには見えなくて、恋愛に依存している感じは一切なくて、結婚というシステムを毛嫌いし、独立して歩んでいきたいと思っているようだった。
 僕は聞いてみた。「じゃあ、なんで彼氏を作るんですか?」
 彼女は即答した。「それは、死なない理由をつくるためですよ」

 なかなか衝撃的なコメントだけど、その言葉はとてもよく理解できた。
 なんかもう「せっかく生まれてきたから一応死ぬまで生きよう」とか思えない人種の人なのだ。
 生きていくのにも理由がいる、理屈依存者なんだろう。
 もちろん僕もそうだ。
 生きてく理由ばかり毎日探しているのだ。
 暇になったら身の危険を感じるのはそのためだ。たぶん。いや、違っていてほしいけど。

 今日はSCRAPの配布を一日中。
 昼間暑かったなあ。汗を久しぶりにいっぱいかいた。
 夜はちょうどよくて。心地よくて。飛び出したい感じ。どかーって遊びたかったけど、スタッフとこっそりお好み焼きを食べに行ってビール。おいしかった。イデオロギーについての話をほんの少し。一年ぶりに行ったお好み焼屋のおばさんが僕を覚えていてくれてうれしかったな。

 今から眠って、ライブが始まる。
 久しぶりにイベントタイトルに「ロボピッチャー」の冠が踊る。
 ライブをしよう。ライブ。ライブ。
 僕はとても理屈っぽくて、論理的でありたいと願ってはいるのだけど、宗教とか超自然的なものとかスピリチュアルなものをたぶん少しだけ理解できる。
 なぜならライブの中にあるあの超常現象を身をもって知ってるからだ。
 時間と空間が少しだけねじ曲がるみたいなあれを、もっと体感したい。皮膚で浴びたい。
 今日もきっとそんなライブになる。

 お昼までなら予約もまだ間に合う。
 もちろん、チケットが売り切れたりなんかするわけないから当日券だってあるぜ。安いよ。当日でも2300円。
 人生を変えてしまうような衝撃的な体験が2300円で買えるなんて破格だ。しかも今すぐ予約したら1800円だ。ああ、もう来るしかない。来ないと不幸になるかもしれない。来ない人を僕は積極的に不幸にしようと思う。それは嘘ですが、来たら幸せになるのはほんと。

 今回のライブのためのリハーサルで、ロボピッチャーのメンバーと今後について話した。
 未来についてみんなで話せるなんて素敵だな。
 僕の生きていくモチベーションはロボピッチャーだ。
 生きるみたいに音楽をしよう。

 ではMETROで会おう。
 良い夜にしよう。

kato takao** 12/4/2009 日曜日 03:57 | Link | TB (0) | コメント(1)
2009年04月07日
とりとめのない感じ

 不思議といろんなことがゆったりと動いている。
 でも、あんまりゆったりだとそれはそれでつまらなくてせかせかしたくて仕方がない。
「せかせかしたい」だなんてあんまり受け入れられなさそうなキャッチだなあ。

 いくつかのうれしいことと、いくつかのめんどくさいこと。
 優先順位をつけるのが意外に難しい。目の前のやるべきことをとやりたいことだけをやってきたから、将来的な優先順位を決めるという能力が一切鍛えられていない。困った。

 タンバリンをたたくのが上手な彼女のことを思っている。
 いつも。
 彼女のリズムはいつもとてもかわいらしくはねるので、僕もつい一緒にはねてしまう。
 軽やかにふわふわと高い所に行こう。
 たぶんパーティーの延長線上にもっと面白い場所があるんだよ。

 音楽を作り、フリーペーパーを作り、イベントを作っている。
 どんな風になるのかなあと相変わらず思っていて、どんなふうになっても結局なんか作ってるだろう。
 これは志向性であり、特性でもある。個性と言い換えてもいいし、「病的な」という形容詞を付け加えてすらいいだろう。
 作れていないと途端に陰鬱な気分になる。
 何かが動いていないと不愉快だ。
 いつも何かの変化の中にいたい。
 安定したいだなんて未だに少しも思わないよ。
 
 面白いことがないかなあって思ってる。
 面白くない時間がなくなったらいいのにと思わない。
 面白くないから面白い。
 俺は面白いことを面白いと思うプロだよ。
 面白くないことをみんな面白いと思ってるんじゃないかな。ひょっとして。
 俺だけが間違ってるか、俺以外がみんな間違ってるかのどっちかだ!

 わー、なんかふわふわした日記。
 特に主張もなく、宣伝もない。志向性に欠ける。
 ベクトルの定まらないテキストに意味はないなあ。
 しかし意味のないテキストに意味は宿る。ときどきだけど。
 あー、宣伝はしよう。
 ロボピッチャーライブがもうすぐです。今週の日曜日。
 めちゃくちゃ来て。全員来て。とにかく来て。来なくても来て!
http://www.robopitcher.com/
 
 眠い。酔っ払った。疲れた。
 春だから、春なので、春なのに、なんかぐわーってなっている。

kato takao** 07/4/2009 火曜日 04:22 | Link | TB (0) | コメント(0)

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