kato takao | weblog
ロボピッチャー・かとうたかおのweblog
温度って正確にある種の記憶を呼び起こさせます。
今の温度が僕にとってももっとも苦手な気温です。苦手というと語弊があるかもしれないけど、もっともしんみりしてしまう気温です。長袖でも少しだけ肌寒くて、コートやセーターを着るにはまだぜんぜん暑い感じです。
文化祭のことを思い出します。
文化祭ってとても特殊なお祭りですね。
宗教も関係なく、自発的な理念とも関係なく、学校の取り仕切るスケジュールにあわせて、それに操られた人たちが祭りという形態をなんとか達成する、とても自虐的でありながら、青春的な色彩をたたえることによりなんとなく肯定されるイベントです。
白状すると、僕は文化祭がとても好きです。
文化祭、学園祭で演奏しているフィッシュマンズをみて、僕はあの場所に立ちたいと初めて強く思いました。それは音楽を演奏している他人をうらやましいと思ったはじめての瞬間だったかもしれません。
この温度は文化祭の温度だ。
たくさんのひどい思い出と、ほんの少しの良い思い出で構成される文化祭、学園祭ってものがねっとりとした質感で、必要以上に僕の心を揺らすようです。
「今日はあちこちでキンモクセイの匂いがするね」っていうメールをもらいました。
こういうメールって、はたして、他の人たちの心もこんなに揺らすんですかね。
メールの送り主に、すぐさま電話をしてみたけど、もう寝ているようでした。
この季節にはもうイノセントではいられません。100%の幸せも願えない。
ここに完全なる秋がやってきて、冬の到来を声高に叫び続けているのです。
さて、僕はジャケットをもう一着買おうかと思っています。
どもども。
ボロフェスタでめちゃくちゃ忙しい中、沖縄でライブをします。えーっと、10月5日です。詳細はロボピッチャーHPで確認。キーポンさん会えるなら会おう。話したいことがいろいろあります。
あと、30日のラジオ放送も京都の人はお楽しみに。これも詳細はロボピッチャーHPで。
短いけど今日はこれで。文章を書くことでは癒されない夜もあるのさ。
ただいま。
東京から帰ってきました。レコーディングとライブをやって、その他のこともやりました。
僕は基本的に毎晩酔っ払っていて、それはそれで楽しかったのだけど、どことなく擦り切れていくような微妙なことも思ったのでした。
東京での4日目くらいなのだけど、なんと六本木ヒルズに行きました。たまたま六本木で三時間くらい時間をつぶさなくてはならなかったので、興味本位でふらりとよってみました。
それはあきれるほどソフィスティケートされた場所でした。歩いている人は六本木ヒルズを歩くためにしつらえた服を着ていたし、その場所はその場所であることを誇り高く世界中に喧伝していました。ソフィスティケートされたお店が並び、ソフィスティケートされた値段で、ソフィスティケートされたやりとりの上でシステムが成り立っていました。
僕はひどく汚れた服を着ていて、よれたズボンともしゃもしゃの髪の毛でそこに立っていて、とても惨めな気持ちになった。
そこのトイレはきれいな切り出しの石で出来ていて、手を洗うときに「温水」と「水」ってボタンがついていて、温水ボタンを押すとちょうどいい温度の温水が出ます。で、「せっけん」っていうボタンを押すと泡立った石鹸がしゅっとでてくる。
ぼくは、そこに20分くらいうろうろしていると、ものすごく疲労してくるのが自分でも分かる。いや、それは疲労ではない。もっとパンキッシュな感覚。隅から隅まで黒で塗りつぶしたいと願った、ストーンズの気持ちとぴたりと一致する感じ。
さて、本当にみずぼらしいのはどっちかな、と僕は思う。あさましいその場所で、ぼくは汚れた服を着て立っている。僕の服は洗ったら汚れは取れるけど、この場所のあさましさは業が深く、薄汚く湿っていて、切り刻んでも切り刻んでも醜い液体が出てき続ける。
その日、ひどく疲れて帰りベッドに横になってると、リミエキの飯田君から電話がかかってきた。いくつかの事務的な話の後僕は言う。
「今日じつは六本木ヒルズに行ってきたんだよ」
彼は言う。
「え?なになにそれ?なんか聞いたことあるな。なんなんそれ。なにがあんの?」
僕は本当に本当にこっそりと目に涙が浮かぶほどにうれしくなりながら「まあ、帰ったらゆっくり話すよ」といって電話を切る。そして、殺人的なホームシックにかかる。早く帰って、ボロフェスタにまつわることに参加したいと思う。
そう、ボロフェスタだ。
あと二週間です。どんどん予約してください。ボロフェスタの予約もロボピッチャーの予約メールで出来るのですよ。
まあ、それはおいといて、東京ではとにかくいろんなことがあって、親しい人とゆっくり呑んだり、バンドで話したり、良いこともたくさんあった。お世話になったたくさんの人たちにどうもありがとうといいたい。
レコーディングは終わり、そのうちどこかで手にはいると思う。
ライブはもちろんいつもどおりすごいライブをしてきました。当然。
僕はこっそりホテルで曲を作り、歌詞を書き、いつかのすばらしくも美しいライブのための布石は万全であります。
あと、今日京都に帰ってきていきなりですが、KBS京都に出演してきました。9月30日の夜12時半からの放送だそうです。くるりが出演してそのあと僕がしゃべってます。ぜひとも聴いてみてください。詳細はロボピッチャーHPで!!
それでは。
たくさんおめでとうといわれました。
これだけいわれると確かに何かめでたいのかと思います。
誕生日の日は祖父の法事で、ほぼ一日お寺で過ごしました。とても風が気持ちよい一日で、竹林がゆれる中で聞くお経はなんていうか、微妙っていうか、なんていうか。
とにかく、みなさんありがとう。感謝している。
もうすぐ東京に出発です。
しばらく日記かけないかもしれないですが、その分よい音源を作ってきます。
近い未来に、あなたが聴く音源を明日から録音しにいきます。なんかすごく不思議ですね。いつか聴きながら、「これが加藤の誕生日の三日後に録音された曲か」と思ってください。
東京ライブよかったら来てください。みんなに等しく来てほしいと思っているし、来てくれたらだれであろうとうれしいです。
ボロフェスタ予約も引き続きよろしく。
それでは。
というわけで、今日9月14日は僕の誕生日です。
僕はそういう記念日っぽいものに重きを置かない事で有名なのですが、さっきからおめでとうメールがじゃんじゃんやってくるのはそんなに嫌なことではありません。ちなみに、じゃんじゃんっつってもまだ二通ですが。そのうち一通は従兄弟からですが。
今日はボロフェスタのチラシを京都中に撒いてやりました。きっとどこかで見つかるはず。見つけてね。見つからなかったら、見つけられなかったあなたが悪い。
ボロフェスタは現在ボランティアスタッフとフリーマーケットの出店者を募集してます。よかったらどうぞ。
というわけで、今日のロボピッチャーの掲示板は僕の誕生を祝うちょっとした祭りになるんじゃないかと思うんだけど、ならなくっても落ち込んだりしないので安心してください。
それでは。
流転ってものがあって、物事が絶えず変わり続けていることは知っているのだけど、時々認めたくなくなる。いつまでも変わってほしくなくなってしまう。長年住んだ家を離れるのはいやだし、友人たちと卒業で離れ離れになるのはいやだ。バンドだって永遠に続けばよいのにと願う。
でも、どんなに熱いスープだって冷めるし、時間は流れる。ビートルズは解散し、友人夫婦は子供がいるのにもかかわらず離婚した。
永遠は、その願いほど長くは続かない。予想よりもうんと短い。
ならいっそ、変わり続けてみようかとも思うのです。
よく考えてみれば、守るものなんてない。
一番へんてこりんなダンスを踊ってみようかと。
最近はちょっとぴりぴりしてる。良くも悪くも。
僕は今日、友人ととても親密でシビアな話をしました。
それは、しかも繊細で、誰かにとっては重要で、誰かにとってはつまらない話でした。
われわれはどんどんと変わっていき、その流転すら楽しみながら、受け入れ流れていく。
手をつないだら、必ず離すときは来るのだけど、また別の何かがつながる。
せめてそうであればと、強く願った。
こんにちは。
クラップが廃刊という方向でかなり決定的になっているのですが、僕はクラップの編集長として、「万が一クラップが復活したときのために」予定を空けていて、すんげえ暇です。今日なんか、たかじんなみにテレビ見たぜ。
しかし、テレビって、何一つ生み出さない文化ですね。いや、僕にとって。
テレビをみるってkill time以外のなにもんでもない。それが、今日の僕にはありがたかったんですが、こんなものを毎日毎日20時間にも及ぶペースで続けてるなんて、なんて退廃的なことなんでしょうな。
まあ、それはそれでいいか。デカダンもまた、カルチャーではある。
「暇だったら小説でも書いたら?」という書き込みがありましたが、僕は基本的に長い物語を掌握する能力がないようで、長い話をかけないみたいです。っていうか、書いてみたことないけど、その作業はそんなに楽しくなさそう。5分で一曲が終わるポップミュージックでひとつのメッセージを伝える努力をしているのが似合ってるみたいです。
それじゃあ、みなさんお元気で。
次はボロフェスタですよ。
予約はしましたか?
ロボピッチャーHPからもできます。
ぜひ!
ここ、48時間ほどメールサーバーの不調でメールが届かなかったようです。
昨日のライブの感想など送ってくれていた人は再送してくれるとすごくありがたい。
送ってくれてない人も、送ってくれるとうれしいです。
昨日はライブでした。そして、今日はライブの次の日でした。朝目が覚めたらとても疲れていて、どうやら、昨日のライブはずいぶんとがんばったんだろうなあということだけが、自分の体の気だるさで推察されました。どうでしたか?
僕はあまり覚えていない。きれいな放物線を描いて地平線の向こうまで飛んでいくようなライブではなかったとは記憶してる。一番近くにある空き缶を蹴っ飛ばすみたいなライブ。カラカラと小気味のよい音を立てて、空き缶は飛んでいったが、ロボピッチャーが望むほどは遠くへは飛ばなかった。国境は越えられなかった。
さて、見に来てくれた人たちはどう思っただろうか、って僕は次の日考えない。ただ僕は虚脱の中にいて、幸せでも不幸せでもなく、充実感なんてまるでなく、喪失感もなく、時間がスムーズに流れて行ってくれることをただただ祈っている。どうか、問題なく今日が終わりますように。
僕の隣に誰かがいる。
彼女はたくさんのことを話すが、僕はそれがなんの参考になるのかはわからない。
ただ、この時間がずっと続けばいいのにと思う。
僕は前を向いていて、彼女のことは見ない。前にはさほど美しくもない景色が広がっている。彼女は話し続けている。僕はあふれ出してしまいそうで、ずっと前を向いている。
あまりに前を見ていると、まるでそれは後ろみたいだ。
僕の鼻の穴から妙な虫がもぞもぞと這い出して、耳の穴からまた僕の中に入っていった。
よかった。
また今日も、生き延びることができた。
ええ。確かに見ました。あの人がそこのお店に入っていくのを。
なんだかやけにきょろきょろまわりを見回しながら歩いてるので、「変な人だな」ってなんか気になってたんです。ちょうど、笑福亭笑瓶がいまいちのギャグを言った後で、助けを求めるみたいに鶴瓶をみるときみたいでした。
で、急に動きが早くなって、そのお店に突撃しました。あの人。突然気がふれたみたいに。例えるなら、バイオハザード1で窓から突然犬が飛び込んできた時みたいな唐突さでした。しかし、あの時はびっくりしたなあ。
そのあとのことは、よく見えなかったのでわかりませんが、「てめえ、殺してやる」とか「だったら殺されてやる」とか「どうせならやさしくして」とか「うちはラーメン屋じゃねえ」とか「その水着はちょっと派手過ぎない?」「玲子だったらスタイルいいからばっちりよ」などいろんな怒号が響いてました。すごい人が集まってきて、ちょっとしたエンターテイメントでしたね。皿なんかが飛びまくって、ガシャガシャ割れる音や、怒鳴り声があたりの音を支配してました。
えーっと、なんか憔悴していて、なにを書きたいのか忘れてしまいました。
とにかく、9・6のライブに来てほしいなあとおもって書き始めたんだけど、なんかわけわからん。
明日見たら消すかも。今日見られた人はラッキーですね。
では。
あいかわらずこんな時間に更新ですな。ただいまAM7:10でちょっと遠目の通勤の方なら家を出る時間でございますな。僕はこの日記を書くまでこっそり仕事をしていて、これを書き終わったらビールでも飲んで寝ようかと思っています。楽しいようで、そうでもないんですよ。あ、まあ、でもどっちかっていうと楽しいかも。お金さえあればなあ。
しかし思うに、この生活で、潤沢に金があったらどうなんだろうね。それこそ有閑マダムみたいに、気のふれたお金の使い方をするしかなんでしょうな。金のしゃちほこに1000万使ってみたり。うらやましいとは思わないもんなあ。気になった本やCD、雑誌、漫画、なんかを躊躇なく買えるというレベルではうらやましいが。
先日、友人の結婚式の二次会で「愛がゆるんでく」という歌を歌いました。よい歌でした。すごく久しぶりに歌ったけど、とても正確に愛の歌だったと思う。
それはとても不思議なつながりの友人で、出会ってから3年くらいしかたっていないのだけど、やけに気になる友人でした。今回も「あ、今週の土曜日にパーティーあるんだけど歌ってよ」って感じで誘われて、行ったら結婚式の二次会だったので、驚愕しました。あんなに驚いたのは久しぶり。「せんだみつお」が「2000だみつお」に改名して、2001年には何事もなかったようにせんだみつおとして活動していたのを見て以来です。
まあいいや。
さて、ここまめにチェックしてる人はもちろん知ってると思うけど念のためもう一回告知。
2003/9/6(土)
「ボロはキてても、vol.10」
京都 丸太町CLUB METRO
(京都市左京区川端丸太町下ル下堤町82 恵比須ビルB1)
【出演】 ロボピッチャー / 残像カフェ / ANATAKIKOU / ビバシェリー
【時間】 OPEN 18:00 START 18:30
【料金】 前売¥1,500 当日¥1,800(いずれも+1drink)
*ロボピッチャーの出演は4番目
ほんとにぜひとも来て下さい。くどいかもしれないけど、観にきてくれたら絶対に後悔させないから。とにかく家を出て、丸太町にたどり着きさえすれば、すばらしい演奏を見ることができるのです。「きてよかった」ときっと思うだろうし、僕らはそう思ってもらうためにとんでもない時間を費やしているのです。
ロボピッチャーのHPからチケットの予約ができます。自分の名前を打ち込んで送りさえすれば、あとは会場で前売り料金で入れます。なんて素敵なシステムなんでしょう!システム万歳。
その他、どうやら、ロボピッチャーHPからあまりメールが来ないので、うちのメール担当(keyの人)が寂しそうです。なんでもいいのでいろいろ送ってみてください。
じゃ。
ボロフェスタのラインナップを公表しました。ロボピッチャーHPで確認してください。
結果として、これ以上の面子は現状考えられないっていう面子になりました。
去年の今頃の日記で、「クラムボンとロボピッチャーが一緒に見られる最後のチャンスです!」とか書いといて、今年もしれっと一緒にやります。てへっ。
昨年よりもさらにすばらしいラインナップだと思います。
昨年よりもさらに500円値下げしました。
去年よりもよい演奏をロボピッチャーはします。
あと何したら来てくれる?
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