kato takao | weblog
ロボピッチャー・かとうたかおのweblog
えーっと、フジロックから帰ってきたら、山のように仕事が待っていました。
で、ふうふういいながら働いて「もういやだいやだ」って言ってみたのですが、「フリーで忙しいってのはありがたいことですよ」とかいってだれも気の毒に思ってくれません。くそ。これじゃ、なんのために忙しいのかわからん。
そう言えば昨日の日記で書き忘れたのですが、先日みなさんにもご協力頂いたLimited Express(has gone?)のライブもフジロックで見てきました。深夜にも関わらずたくさんのおきゃくさんで、「ああ、こいつらがここで演奏しているのは俺のおかげなんだなあ」と思うと感慨もひとしおでした。いや、それは嘘でした。そこまでは思ってないけど、この日記のページを見て、リミエキに投票してくれたみなさんはどうもありがとうございました。とても良い演奏を彼らはしてました。
やっと暑くなってきましたね。良い感じ。蝉の鳴き声を久しぶりに聞いた。
最近わかったんだけど、俺文章書くの嫌いです。あれ、これ前も書いたっけ。
とにかく、仕事で文章を書くのはなんかもうやんなっちゃった。
だれか代わっていただきたい。
友人が雑誌で書いている文章を見て、なんとなく感心してなんとなく気恥ずかしくて、「ああ、おれの文章も友人が見たらこんな気持ちになるんだろうなあ」と思うとなんかすげーやる気が失せた。その友人はまったく立派とは言えない文章をとても上手に書いていて、能力の高さではなく、深さで言葉を選んでいるようでした。プロとしてのきちんとした文章。僕みたいに、能力の高さだけで書いている文章とは違います。
そうだ。僕はソロでもライブをやっているのですが、なんかもうすこしましな演奏をしたくなったので、だれか一緒にやりたい人がいたら連絡が欲しいです。なんか変な楽器の人がいいな。ベースはありちゃんに頼もうかとも思ったけど忙しそうやしなあ。ジャンルは問いません。僕となんかやってみたい人。映像でも演劇でも音楽でも文学でも絵画でもイラストでもとにかくなんか空間性のある作品を作ってくれる人大募集。
とりあえず、8/11の磔磔でソロライブがあるので、それを見に来て「これなら私が入ったほうが良くなる」とか思ってください。
というわけで、みんなライブに来てね。いやーん俺って商売上手。
どうもどうも。無事帰って着ました。
フジロック楽しかったですね。問題なく楽しかった。音楽とはすごいなあと思いました。
とても志の高いイベントでありました。
どのアーティストが良かったとか、イベントの運営がどうだったとかはあまり書いてもしょうがないかとも思います。みんなすばらしいアーティストで、すばらしく整理されたイベントでした。
たくさんのことを思いましたが、それを一つ一つ全部書くことは出来ないし、かいつまんで書いたら誤解されてしまいそうです。というわけでとにかくすごいイベントだったぜってこと。行ったことない人はぜひ来年は行ってみたらどうでしょうか。後悔はしないと思います。
でも、楽しみ方をきちんと自分で考えないとだめだとも思いました。
もちろん、それはこの世の中で起こる全ての事に通ずることでもあるけれど。
チケットは、現地で大変複雑なやり方で手に入れました。これもまた細かいことを書くと問題になりそうなほど複雑なやり方だったので書かない。ライブに来てくれたらこっそり教えてあげます。いやーん、俺って商売上手。
「あなたが絶対に正しいのか?」とは僕がこの旅行中に多方面から投げかけられた問いかけなのですが、いろいろ考えたすえ、僕は絶対に正しいという結論に達しました。僕が正しいと思っていることは僕にとってどうしようもなく正しい。他のなにかを指標にして生活していくことは出来ない。どんなことがあってもそれは変わらない。変わってしまったときはそれはもう僕ではないので、みつけたらころしてください。
さて、次は僕の音楽の番です。
もっとも近いライブは8/11磔磔のソロライブです。
よかったらお越し下さい。
後3時間でフジロックに向けて出発ですが、仕事が終わらなくて結局徹夜になりそうです。
荷物もまだまったく用意してません。どうしよう。
しかも結局26日のチケットはとれませんでした。
どうやら、僕が向こうに到着して最初にやることはぐーぐー眠ることになりそうです。
では、帰ってきたら感想などを書きます。
お元気で。
朝って眠っておきたらくるのかと思ってましたが、寝なくても来るんですね。ここんとこ毎日その現実に打ちひしがれています。えーっと現在8:15で、今からもう一つ原稿を書きます。
まあ、それもこれもフジロックのチケットが買えなかったショックで昼間に働かなかった僕がだめなのですが。
雨が降っていて、むやみに走り出してしまいたくなります。
帰り道がわからないくらいおかしなところへ。
仄かに光る太陽を背にして。
自分の影を踏んで。
昨日の日記で、さわやかに「フジロックに行きます」とか書いてたくせに、今日チケットを買いに行ったら売りきれてて、猛烈にへこんだ加藤です。
フジロックのチケット3日間通し券が余ってる人いないでしょうか。
えーっと、なんか、どうしたら良いと思う?
フジロックに行こうと決めたので、猛烈なスケジュールになっています。
あと2日で4つの原稿を仕上げて、コンタクトを買いに行って、チケットを買って、ボロフェスタのブッキングを進めて、旅行の準備をして、ロボピッチャーの練習をして、新曲を作って、原稿のチェックを行って、JEUGIAでのインストアライブを一本仕切って、ゲラのチェックを行って、来月号の企画を固めて、あと一本インタビューをしなくてはなりません。あと、友人の就職活動にまで最近首を突っ込んでるので、大騒ぎなり。
フジロックに行く人は連絡くれたし。
あっちであおう。
良い1日でした。
昨日はちょっと怖いテレビをみちゃって眠れなくなったので(放送禁止2ってやつ見た人いる?これはほんとにやばかった。泣いた)朝まで渋々仕事をしてました。
で、今日お昼に起きて加茂川でバーベキューをしました。
ものすごく暑くて死ぬかとも思いましたが、クラップの編集の子達や、にしき屋の人達や、友人達が集まってとてもピースフルな時間でした。さらに、雑誌の企画で呼んだザハトルテというアコースティックユニットがものすごくすばらしい演奏をしてくれて、みんなでおおはしゃぎでした。
ザ・ハトルテはチェロ、アコーディオン、アコギの三人組なのですが、これはぜひとも見るのをオススメします。とても人を幸せにする演奏をします。リクエストしたらなんでもやってくれたので、ほんとに楽しかった。スーパーマリオブラザーズのBGMをギターの人が一人でやったときは、子供みたいにみんなで口をあけて見てました。すごいぜハトルテ。
その後は5時くらいに帰って、原稿のまとめをして、しかもとてもクオリティーの高いまとめをして、テープおこしをして、八時に明日東京に行ってしまう友人の送別会に行きました。
それはそれはなんとも優しい時間で、とにかくでてくる料理が全部美味しいのです。その友人の知り合いの家でのパーティーだったのですが、すごく良い時間でした。
僕はビールを飲み、泡盛をロックでぐびぐび呑んで、11時くらいに帰ってきました。まだ仕事が残ってたのです。
さらに、なぜか12時になったら妹と共に本屋さんに行って、5冊くらいの本を買いました。夜中の12時に妹と2人で買い物に行くというのはなんとも不安定な感じですが、なんとその先の本屋でフテハリの松尾君と梅ちゃんに会ってびっくりしました。いやなんつうか、恥ずかしかった。
と、いうわけで、今から本を読みながら原稿を書きます。寝るのは今日も明け方です。
どんなに良い1日でも仕事はしなくてはならない。お、なんか俺社会人ぽいな。
とにかく、バーベキューをして、友人を送別して、仕事して、妹と本を買いに行った1日でした。
良い1日でしたね。うん。
たくさんの人がいなくなってしまいました。
本当にいなくなっちゃった人もいるし、この世にはいるけど連絡のとり方がわからない人もいます。僕のせいで連絡をとれない人もいるし、誰のせいでもなくちょっとした行き違いでまったく行方のわからない人もたくさんいる。
高校時代の友人は今でもよく会うのだけど、中学時代や大学の友人はまったく行方知れずが多い。なにしてんのかな。興味はあるけど、別に知ったところでどうこうなることでもない。僕の人生と触れ合ったらまた会うし、そうでないなら会わない。
「いなくなってはじめてわかる大切な人」っていますか?
僕はいません。思い出して懐かしいなあ、とか思う人はいるけれど、今ここにいない人を大切に思うっていう感情はないです。
たった今僕のそばにいる大切な人達を守っていきたいなあ、とだけ強く強く思っている。でもいなくなっちゃったらもうしょうがないから、別にへっちゃらになります。
えーっと、なんでこんな話をしてるかっていうと、今仕事するのが嫌で嫌で、デザイナーさんから借りた「JOJOの奇妙な冒険」の第3部を読み返していて、イギーが死んだときのポルナレフのセリフにじんときたからです。
「ちくしょう・・・なんてこった・・・おれは、こいつのことが好きだってことが今わかった・・・。おれっていつもそうだ・・・いなくなってはじめてわかるんだ。ひねくれたクソ犬と思ってたけど、どんな人間にもなつかない、つっぱったおめーが好きだった・・・・・・・。いっぺんも愛想をふりまかねえその性格は、本当に誇り高い奴だったってことがいまわかった」
で、ポルナレフはそのあとヴァニラアイスを太陽の光に晒して殺します。
僕はずいぶんと感動したのですが、考えてみたら「いなくなってはじめてわかる大切な人」っていないなあと思ったわけです。
考えられることは二つ。
1、大切な人はいなくならないように頑張っている。そしてそれに成功している。
2、大切な人はそばにいなくなったら大切じゃなくなる
どっち?
たぶん偶然なんだろうけど、僕は偶然とは思いたくないこと。
僕が曲を作っていて、歌詞を作って、たまたまその言葉がごく近い友人のたった今を表現していた、っていうような偶然。それは、こっそりと僕を励ましてます。こっそりですよ。他の人には言っちゃダメだよ。
今日は祇園祭でした。宵宵山か。一人で人ごみを歩いてたらものすごいろんなことを思い出して息苦しくなってしまいました。
僕は中学校、高校と祇園祭のすぐ近くで育ったので、気が狂いそうなほどたくさんの思い出がこの祭りにはあります。ただの妙な車が立ってるだけの祭りですが、地元の人間には深く根ざしたまつりなんです。
友人のライブを磔磔に見にいった後、ブラリとその周辺を歩いてみたら、デジャビュを見すぎて、それが日常みたいになって困った。この時間軸の中で、我々が我々であることが揺らぐような時間でした。まる。
さて、私信です。じゅんぺいくん、なにか面白いことが出来たらいいですね。
以上私信でした。
みなさんはいかがお過ごしですか。なかなか暑くならないですね。
ほな。
明日のソロライブのための練習を一人ぼっちで行っていたら、ふいにそういえば歌詞をのせてくれって言うリクエストが来ていたことを思い出しました。
まえぴょんさんとくろさんよりのリクエストで、「美しきかなこの世界」と「ルキア」
美しきかなこの世界
不思議なことなんにもないよ 普通の夜を何度も越えて
魚なんかが眠る音さえ 一つ残らず聞き漏らさずに
自己否定に至る精錬されたストーリー
美しき世界を突き進む 汚れた煙をまきちらし
僕が通った後でさえ 咲ける花だけついて来い
あなたの目玉をくりぬいて 赤いビーダマを埋めましょう
赤い光りに染められて 美しきかなこの世界
自己否定に至る精錬されたストーリー
美しき世界を突き進む 汚れた煙をまきちらし
僕が通った後でさえ 咲ける花だけついて来い
あなたの目玉をくりぬいて 赤いビーダマを埋めましょう
赤い光りに染められて 美しきかなこの世界
たりらりらりらり歌っては この身に咲く花もあるじゃなし
殺し文句は風まかせ 届く世界もあるだろう
あなたの背中は遠すぎて 今じゃもうなんにも聞こえない
これはよくない夢なのか 美しきかなこの世界
以上です。今読み返すと、妙な歌詞ですね。変にきつい言葉があって、全体の邪魔をしているようにも見えるけど、このときに伝えたかったことは、この温度でないと伝わらなかったのだと思います。
就職して、スーツを着て、得意先周りをしていた夏の路上で突然このメロディーを思いつきました。
このころはほんとに辛くて、仕事をするのが、スーツを着るのが嫌で嫌でしかたありませんでした。でも、なぜか(たぶん人に褒められるために)結構そつなく仕事をこなしたりして、やたらと成績の良い新入社員でした。その時に書いた詞。ちなみに同時期には「汽車汽車走れ!」「宴」「天国を知っている」などがあったような気がするが、ちょっとずれているかもしれない。
で、ついでに「ルキア」も。これはこっそりリクエストが多かったのを今思い出しました。
ルキア
さあルキア 目を閉じてまぶたの裏を見つめてよ
旅立つのもとどまるのもその中にあるとわかるだろ?
この話は長い話 おしまいなんて見えやしない
ネコ型のロボットが押し入れで眠る物語みたい
ねえルキア コンビニでも孤独は今や癒せるが
知らないだろ?寂しさも知らないうちに買っている
横断歩道白いとこだけ踏みつけて歩く人達の
願いとか祈りとか望みとかがぼやけてく
見つめるたびに遠ざかる 別の命で追いかける
昔綴った誓いの言葉 かすれた文字を解き放つ 解き放つ
手の震えが止まらない 不安でくしゃくしゃな夜だよ
どんなふうになりたいか わからないままの日々だよ
正しいことも間違うことも 全て抱えていけるから
飛び立つのさ 出しぬくのさ なるべくあざといやり口で
ずるがしこくおおらかに美しく清い愚かさで
くたびれたら休むのさ ぐっときたら歌うのさ ルキア
この曲はものすごくたくさんの思い出がある。
清原という僕の大好きなギタリストの家で作りました。二人で酔っ払ってギターを弾いて歌ってるときに出来た曲。歌詞はその後しばらく出来なかったんだけど、ある日に突然一瞬で(ほんと2秒くらいで)全部が出来あがった。稲妻が走るみたいにビビビって完成した曲。
僕の曲にしてはきわめてめずらしく、シンプルな訴えかけをしている曲ですね。同時期に「メッセージ」「大丈夫、たぶん」などを書いているので、そういう時期だったんだと思います。
ハラッパカラッパでギターの清原が抜けるライブのときにこの曲を演奏して、たくさんの映像が浮かんでとても泣きそうだった。というかちょっと泣いた。
しかし、これ、曲を知らない人は全然楽しくない日記ですね。
じゃ。
音楽のことをしてました。
ははは。音楽のことをするのは久しぶりだ。一晩中コードと、メロディーと歌詞のことを考えていた。
僕はビールを並べて、いつものギターを持って、曲を作ろうと思っている。僕の中にある、音楽的な物をすこしでもたくさん詰め込んで、いまだかつて誰も作れなかった曲を僕が作るのだと思っている。
もちろん僕は、瞬く間に壁にぶち当たって、なにも出来なくなる。ただいたずらにコードが続いていく。どこかで聞いたようなメロディーラインが並んでいく。
そして、当然夜が明ける。おお、朝だ。すごい。朝が来るなんてね。
鳥が鳴いている。くそっ。そんなにスムーズに生きてる生き物がいることになぜかむかついたりもする。ぼくは今三つの曲を同時に進行させている。でもそれはたった今の話で、昨日は5曲くらい同時進行してました。少しでもまともなメロディーラインが生まれますように。
僕は僕のメロディーをかたくなに信じながら、それだけに乗る言葉を探します。とても浅い場所を、丁寧に、すべて洗いなおします。こんなに丁寧に言葉を考えてもらえるなんて、なんて幸せなメロディーなんだろう、と僕は思う。言葉も逆のことを思っているかな。
とにかく夜が明けて、僕は「これを最後にしよう」と誓った3本目のビールの栓をあける。
ここにはいない人のことを少し考える。いとしいような気もするし、怖いような気もする。
今日は、どんな天気になるんだろう。今のところは曇ってる。
鳥が鳴いている。うるさい。
昼にも鳴いていたっけ?朝だけ鳴くのか?
僕は彼女のことが好きなんじゃないかと思う。
まあ、それはどっちでもいいような気にもなる。大切なことのような気もする。
今はとにかく眠る。もう飲むビールがなくなった。
言葉をきちんと書く機能が低下している様です。集中できない。
そういうときでも仕事は出来ます。仕事に対しては集中できるからです。
パンフレットがやってきます。さまざまな商品が掲載されているパンフレット。
パンダの模様がパンにプリントされるトースターや、女性用の下着や、コードレスのアイロンなんかが載ってます。
このパンフレットがうちにやってきたということについて、僕はなにかを考えなくてはならないような気持ちになります。あるいは運命について。あるいは偶然について。
ここから何かを選ぶことによって、あなたの人生は劇的に好転するのよ、とそのパンフレットは言っているようです。いや、少なくとも言いたいとは思っているようです。
僕はそれにだまされているのか、そのメッセージが正当なものであるのかを判断しなくてはなりません。そう。判断。
もちろん、僕は、そんな紙切れにだまされて物を買ったりしない。必要な物が、必要な分だけ僕のそばにいてくれたらいい。パンはパンダの模様がなくてもパンだ。
でも、そこで、なにもしなかったという判断が、本当に正しかったのかどうかを僕は知らない。
えーっと、知りたくもない。
うん。
まいどばかばかしいお話です。
この前の日記を読み返したけどまったく意味わかんないですね。なにあれ、ばかじゃない。
えー、世界が変わっていく音がします。
変な音で、これといた情緒もなく、例え様もなく、ただ凡庸な「世界が変わっていく音」。
それを聞いているのは俺だけなのか。みんななのか。それとも、ただ風の音だったか。
見たことない物だけ見ていたいかい?
それはそこからだって見える。
でも見ない。
なぜなら、見たってしょうがないものであることが大半だからです。
今日は人と会って話して、暗澹たる気持ちになった。
自分の立ち位置を確認しないで生きている人は嫌いです。
では。
そしてそのあとに何が残ったのか。だれも知らないし知りたくもない。
たしか、死なない理由があったはずだけど、とブラウンはひとりごちてみる。彼はそれがあまりにドラマティックな独り言すぎて、自分にとって逆効果だったと悟らざるを得ない。ブラウンが知っている事はあまりにも多くて、その多さ故に逆説的にかれは真実を語る事が出来ない。
いや、あるいは、彼はその沈黙をもって語っているとも言えるが、それは推測の域を出ない。
僕の左手には今日4本目の500mlのビールが握られている。とても卑猥な光りをたたえている。いや待てよ、今日の晩御飯のときに呑んだのもビールだったのではないか。ではいったいこれは何本目のビールなんだろう。そして俺は何時間この場所でまどろんでいたのだろう。
もう、ビールの話はたくさんだ。語っても語っても、次のビールが胃に流しこまれるだけのことだ。
レッドが目を覚ますと、めちゃくちゃに汚れた部屋はきちんと整頓されていた。だれかが、とても長い時間と誠意をかけて、この部屋を綺麗にしたのだ。すべての家具が壁に対して垂直もしくは平行に設置してあり、その他の小物も、その収納物の中に丁寧に収められている。物事はジャンル事に整理され、もっとも適切な場所に、もっともレッドが生活しやすい用に配置されている様である。彼が歯を磨こうとすると、歯ブラシを手にしたそのフォロースルーで、歯磨き粉を手にする事ができる。何もかもが完璧で、彼はその配置をずらさないよう心がけないとな、と思う。
かれはそこで1週間生活をする。とても快適で、スムーズだ。ビールを手にしたら栓抜きがあり、つめが伸びたら爪きりがある。
この生活はとても便利で、綺麗で、失敗を許さない厳しさがある。まるで100%成功するスクイズのようだ。そんなベースボールが楽しいかい?もちろん楽しい。Mrホシノは言っていた。勝ちすぎる事はない、と。
そんなことをいいながら彼は姿を消す。レッドは元ブラウンで、その前は僕だった。妙な縁だ。
そしてそのあとに何が残ったのか。だれも知らないし知りたくもない。
そしてそのあとに何が残ったのか。だれも知らないし知りたくもない。
そ。
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