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ロボピッチャー・かとうたかおのweblog

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2005年07月31日
宣伝をしにやってきました

 本日は宣伝にやってきました。
 なんと、8月の4日、5日、6日と3DAYSでなんとも微妙な場所にわたくし登場いたします。
 しかも一曲も歌いません!(きっぱり)

■ 8/4(木)FM大阪「ラジオコントロール」に出演! 

タワーレコード梅田店からの公開生放送番組「ROCK the RADIO 851」にゲスト出演します。出演は8月4日(木曜日)、なんとなく8時過ぎくらいのようです。パーソナリティーは浜平恭子さん、初対面。
 
■8/5(金) 歌って踊れる編集会議!

僕がやっているSCRAPというフリーペーパーが主催のイベントです。詳細は下記。

■8/6(土) KBS京都ラジオ公開生放送にゲスト出演! 
 
大好きなプラッツ近鉄で公開生放送です。10月の終りにデパオクミュージックの開催が決まったので、そのこととかをしゃべります。しかし、俺、10月は絶対に死ぬな。
8月6日(土)12:00〜17:00 KBS京都ラジオ「南かおりのHello Music らんど」
近鉄百貨店京都店プラッツで公開生放送  加藤隆生出演は15:00頃の予定です。

 なんと、公開放送が二回もあるのですが、これって、だれも観に来なかったらひょっとしてすごく寂しいんじゃないでしょうか。たすけると思って、ふらっと遊びに来てください。

 そして!
 そして、何よりも僕が今日の日記で書きたかったことは、8/5「歌って踊れる編集会議!」のことです。
 このイベントはSCRAP創刊一周年を記念して行なわれるイベントなのですが、僕としては「おいおい、ライブハウスで編集会議をするなんてなんて斬新なイベントなんだ。これはきっとお客さんが入りまくるぞ。よし、チケット枚数を限定して、あんまり人が来ないようにしよう」とか思ってたら、なんとイベント開催まであと一週間を切っているのにまだチケットがあまっていました。いやーん。世間世知辛すぎ。
 そんなわけで、この、SCRAPの編集会議を、ライブハウスで、読者の皆さんとともに、お酒を飲んで、歌って踊りながらやってしまおうという画期的なイベントに参加したい方はぜひぜひどどーんとinfo@scrapmagazine.comまでメールをください。お名前と参加人数だけでOK!
 僕はたぶん、陽気に、異常なまでに陽気に司会などをしていると思います。なかなか観られない陽気さだと思われます。やぶれかぶれってやつですな。
 雑誌編集に興味のある方、デザインに興味のある方、企画を考える事に興味のある方、文章を書くことや何かを作ることに興味のある方、何かを一緒に作るパートナーを探している方、とにかくなんかかわった面白い事を探している方などなどは、ぜひぜひお越しください。
 さまざまな出し物と、ぴりっとした企画とともにお待ちしております。
 ぜひぜひどうぞ!

 「歌って踊れる編集会議」
 8/5(金)
 18:00open 19:00start
 1800円(+1order)
 当日券も多分あります!おんなじ値段。でも予約くれたら、なお確実です。
 info@scrapmagazine.comまで、お名前と人数を教えてください。

 ではでは!!!!

kato takao** 31/7/2005 日曜日 06:30 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月29日
夏は

 夏は大好きで、好きすぎて、自分を上手くコントロールできません。
 
 ビールを飲んでます。ビールでカロリーを摂ってます。一日に何リットル飲んでるのか考えるとちょっと怖くなる。

 まあ、もう、いいか。飲みたかったら飲むか。ぱーっといくか。
 というわけで、毎晩一人大宴会です。一人ぼっちの寂しさが、月明かりにやけに似合ってます。

 昨日今日と珍しく将来について考えてみました。
 わかりませんでした。

 あ、そうだ。
 ここ三日ほど、新しいユニットのアイデアが沸きまくっておさえられません。
 「チーム文作り」というださださおしゃれユニットをいつかやりたいと思っています。
 思えば、ロボピッチャーは僕以外のメンバーはみんな別の音楽活動をやっていて、なんかうらやましいのです。
 ああ、「チーム文作り」やりたいなあ。ものすごくいいのになあ。メンバーのあたりもつけてるのになあ。

 フジロックに周りの人達がみんないっちゃって、いつも増してひとりぼっちです。
 でも、俺一人でも、おもしろユニットの事とか考えてて楽しいもーん。

 新しい空間造詣について考えてるときが一番楽しいなあ。

 その他、今日はインキュベーションについての打ち合わせや、髪の毛を切ったりとか、電話したり、メールしたりの一日でした。残りの時間は妄想して過ごした。

 まあハッピーなほうな一日。

kato takao** 29/7/2005 金曜日 05:33 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月25日
週末についての考察

 今週の土曜日は雨の予定だった。

 天気予報は降水確率60%を予想し、金曜日の月には傘がかかり、犬の鼻は濡れていた。
 僕は、土曜日は一歩も家を出ないことを決め、そのための大掛かりな準備をした。
 マンガを15冊。小説を二冊。CDを20枚。ビデオを2作。ゲームを4つ。社会とのつながりは、ネットを通して行なおう。
 これだけあれば一人でいても大丈夫。僕はまぼろしを追いかけ、追いつき、それに埋没する事で、幸せな土曜日を過ごすことだろう。

 土曜日になって、問題が一つ起こった。
 その日は、信じられないくらい晴れていて、空には雲の一つもなかったのだ。

 窓からは明るい日差しが差し込み、通俗的な幸せな優しい週末の到来を告げていた。

 僕は、外出の予定なんてなにもなくて。
 燦燦と降り注ぐ太陽の光を避けて、家の中でマンガを読んだ。
 その中で行なわれている冒険に心躍らせ、その恋にときめき、主人公の成長を誇らしく思った。

 ふと気がつくと、部屋は汚く。
 僕はパジャマのままで。
 床は油っぽく。
 つめも汚れていて。
 髪の毛はぐしゃぐしゃで。
 とてもじゃないけど、冒険に出て行けるような風体ではなかった。
 どんなに簡単な恋のチャンスも、この風体では取りこぼすだろう。

 現実と、バーチャルの狭間を見て、僕は思わず目をそらした。
 逃げてしまえばいい。
 目をそらせば見えやしないのだから。
 ここには僕しかいなくて。
 僕が鑑賞するためのものしかない。 
 僕は独りで、一人じゃない。

 めちゃくちゃに散らかった部屋に寝転んで、動く事も出来ずに、手の届く一番近くにあるマンガを読み始めた。
 7巻から。
 7巻の途中から。
 主人公は、悩み傷つく。
 「それでも、俺はやらなくちゃいけないんだ!」と英雄的に叫ぶ。
 「俺が逃げたら、それで世界は終りなんだ!」
 彼が逃げたら、彼の愛する人達はみんな死んでしまうような場所で、彼は叫ぶ。

 はははっと僕は笑った。
 そこまで状況を作ってもらわないと、戦えないのかい?
 俺なんていつでも戦えるぜ。覚悟は出来てる。
 辛かったら泣くし、がんばりたけりゃがんばる。いざとなったら結構やるはずだし、困ったら死ねばいい。死ぬ勇気はないけど、最悪それも選択の一つ。

 それと同時に僕はわかっている。
 そんなことできやしない。今もう少し先にある、もっと読みたいマンガを取りにいく努力もしない俺が、世界を救う事なんて出来やしない。愛する人を守る事も出来ない。そもそも愛することってなんだろう。そんなこと考えた事もない。与えられたものを、そのように受け取ってきただけだ。誰かのために生きる事で、自分の人生を考えた事なんて一度もない。

 ふと気がつくと腹が減っている。
 しかも小便をしたい。
 仕方ない、トイレに立ったついでに飯でも食おう。
 確か、昨日コンビニで買ったラーメンがあったはず。

 僕は小便をすませ、お湯を沸かす。
 ラーメンにこれをかけて食べる。
 
 生きているのか?

 生きている。
 僕は今から、ラーメンを食す。腹をすかせている。食べるのは生き延びるためさ。

 生きているのか?

 生きている。
 僕は心を動かす。きれいな女を見ればときめき、面白い物を見れば笑う。

 それで?

 そう。それで、僕は生き延びて。
 なにもしなくて。
 誰かの夢の欠片を眺めながら、なにもしないでここにいる。
 
 それも僕だ。
 
 ラーメンはうまくもまずくもない。
 ただ腹に溜まった。
 それでいい。

 まぼろしがここにいる。
 僕に話しかけている。
 愛や恋や歌や正義や平和や夢や希望について。
 ばーか。
 それしかないからまぼろしだ。

 からだからくさったにおいがする。
 昨日お風呂に入ったっけな。
 これはまぼろしじゃない。

 それも僕だ。

 目を凝らすと、部屋の隅にギターが置いてある。
 すがりつくようにそれをもって、なにかをした。

 ぎりぎりのラインをあるいている。
 こんなに平和な、こんなに平たんな日常の中で。
 
 僕はまぼろしといる。
 
 まぼろしをぬけて、次のまぼろしと出会う。

 きっと郵政事業民営化のまぼろしが手招きして笑ってるのさ。
 さあ、歌おう。
 歌ってしまえば、それで。
 それで。
 それで、時間がながれるから。

 
 そんな週末。
 コントロールから一番遠い週末から、一つのアルバムが生まれた模様です。

kato takao** 25/7/2005 月曜日 06:21 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月23日
歩いて本屋さんまで行ったのです

 僕の家から30分ほど歩くと、24時間OPENの本屋さんがあって、そこによく散歩がてらいきます。今日はビーサンで行ったので、ちょっと疲れた。

 夜中の本屋さんにいる人達はなんとなく訳ありな感じがしてとてもよい。
 絶対に話しかけたりはしないという安心感のもと、妙なコミュニティーが形成されている気がする。

 山下和美の「不思議な少年」という本を探しに行ったのだけどなくて、代わりに島本和彦の「新・吼えよペン1」と安野モヨコの「働きマン2」を買いました。良い買い物をした。
 あとは、雑誌をちらほらみて、今年の夏の100冊とかをみて、えー、って思って帰ってきた。

 あ、書くの忘れてたけど、「逆境ナイン」観ました。
 最高に最低です。
 久しぶりに映画館に見に行った映画でしたが、値段分は充分楽しみました。

 帰り道に満月っぽい月を見て、右手にマンガを抱えて、来るときよりも少し幸せになっていて、ははっと思った。

 幸せがやってきて、僕を満たして、また去っていく。
 すぐに終わる幸せのことが、そんなに嫌いじゃないです。

kato takao** 23/7/2005 土曜日 06:00 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月22日
妙に濃い一週間

 ずいぶんといろんなことがあった一週間で、たくさんの人に会い、話し、ライブを二回して、アルバムのマスタリングをしました。たくさんのお酒を飲んで、それらをすべて小便にして出し、すべての排泄物は人生の無駄さを僕に教えてくれているようでした。

 そして、いくつものうちあわせ。
 仕事について、ロボピッチャーについて、ボロフェスタについて、SCRAPについて。

 電話は一日に何回も何回もなり続けて、メールは一日に100通くらい来るでしょうか。僕はその中で必要だと思われるものに返事を書き、必要ないと思われるものは削除して、残された時間の中で、自分のための言葉を探します。もちろんそんなもの見つかりはしません。
 でも探す事もやめてしまったら、自分が何をしているのかまったくわからなくなってしまうのです。

 あるライブの後、僕はものすごく酔っ払っていて、「言いたい事がないミュージシャンは、歌詞なんか書かなければいい」というような発言をしていました。もちろんそれは、とても正しくて、むしろ正しすぎてこっけいですらあるのですが、時々、ごくまれに奇跡みたいに「ミュージシャンになりたいから、歌詞を書きました」っていう人の言葉がすばらしい時があります。
 良い歌詞がどこからやってきて、どこへ行くのかこそ、もうわかりませんね。

 歌詞が肌からぽろぽろとこぼれるように出てくるときは、言いたい事があるからではなく、言わないと死んでしまうような切実な時です。そんなときは、どんなに楽しい歌詞を書いても、すぐ傍に死がいます。

 夜中に携帯にメールが入りました。
「今日のライブにはいけませんでした。最近忙しいから、ロボピッチャーで癒されたかったけど。とはいえ、あなたの曲で癒されたことなんてないけど」
 僕の返事 「それは、癒されない君が悪い。癒されるのには技術がいるのです」
 彼女のメール 「どんな技術や?鍛えとくから教えとくれ」
 僕の返事 「本質的には誰も癒されたりしないのだ、と知る事です」
 そんな夜中のメールのやり取りに癒されたりする愚か者だな。俺は。

 7月15日からARTBEATというイベントに出演し、出展もしたのですが、いろいろ面白い人に会えてよかった。アートのイベントっていうのは僕にはまだよくわからなくて、そこにあるカオスや、音楽のイベントでは決して許されはしないゆるさがなんとなく心地よくて、腹立たしい。もっと出来るような気がするけど、このままでもいいようなそんな気分。いつまでもはこうしていたくないけど、今このときは、こうしていたいような。
 osoramiという素晴らしいアーティストと出会いました。またライブが見たいと思った久しぶりのアーティストです。

 東京ではギターの弦を二本も切った記念すべきライブになりました。ギターをメンテナンスに持って行きましたが、特に悪いところはないらしく、たまたま買った弦が脆かったようです。ちぇっ。その後は、予言したような素晴らしいライブが出来たとは言い切れず、ライブハウスの外でこっそり落ち込んでしまいました。あ、こんなこと書いちゃだめかな。でもほんとのことだからいいや。完璧なライブばかりができるわけじゃないけど、完璧なライブが出来なかったら、やっぱりすごく落ち込んでしまいます。まあ、いいや。落ちたら上ればいい。転んだら起きたらいい。

 その翌日は、乃木坂のスタジオでマスタリング。
 僕は、マスタリングという作業はよくわからなくて、最終の微妙な音のバランスを整えたりとかのいろんなことをするのですが、ほとんどの時間を後ろのソファで寝て過ごしました。マスタリングで僕の歌詞やメロディーが変わるわけではありません。歌詞やメロディーをより良く聞かすためのことは、バンドメンバーがやってくれるはずです。

 で、そんなわけで、次のアルバムが完成いたしました。
 これは、どんな作品なんでしょうか。
 まだ、まったくわからないけど、僕の勘では、これはリアリティーについてのアルバムになったのではないでしょうか。前の二作で物語を獲得したロボピッチャーが、その物語を今の実際の世界の目線で語ったアルバムのような気がします。まだわからないけど。そして、わかる事なんて二度とないのかもしれないけど。
 このアルバムが開けてしまった扉の重さを思うと、涙がでそうになります。
 また一つ、生まれてきてよかったなあ、と思えるものが創れました。
 秋にはみなさんにお届けできると思います。

 そういえば、前回の僕のソロライブの告知が遅かった、とずいぶんしかられましたので、今回は早めに告知します。
 加藤隆生ソロライブ
 日にち 2005年9月10日
 場所  京都ネガポジ
 一緒にやる人 月下美人、フランツララ

 夏は大好きな季節のはずですが、いくらなんでも暑すぎますね。
 大嫌いなクーラーをかけながらこれを書いています。
 30分前にあけたビールが、もうぬるくなっています。
 ぬるくなったビールも好きです。

 あ、夜が明けてきました。
 長い一日も終りみたいです。
 明日からも、なかなかにばたばたした生活をしますが、きっと先週ほどではないでしょう。
 きっと適度に人と会い、適度に一人でしょう。
 ああ、そうだ。そろそろきちんと時間をとったデートをしなくては。僕の人生には、週末をきちんと彩る、正しくてぴったりとしたデートが必要なのです。
 
 今日。とても散文的な企画書を読んで笑った。
 「散文的な企画書を読んで笑う」ってなんだかずいぶん文学的ですね。

 ロボピッチャーHPのコラムをそろそろ書かないとな。
 格言もまた作らないと。

 夜がすっかり明けてしまいました。
 散文的な夜明けです。
 まあでも、やけに文学的な夜明けよりもましでしょう。

 読みかけの本を読みながら寝ることにします。
 
 目が覚めても、世界が続いていますように。

 せめて、僕らの次のアルバムが、世に出るまでは。

kato takao** 22/7/2005 金曜日 06:16 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月18日
恒例の

 恒例の東京出発直前日記です。
 後、数時間眠ったら伊藤君が家に迎えに来てくれる事でしょう。そっからみんなで車で東京を目指します。うわあ、なんかロックバンドっぽいなあ。

 さて、そんなロボピッチャーですが、レコーディングをいよいよ99%終えて、後は最終段階です。まあ、なんというか、なんともまだいえませんが、もう、これは「良い」とだけいえます。この作品を説明する言葉を僕はまだ獲得していません。これはすばらしく良い、ということしかいえないのです。

 で、まあ、そんなレコーディング中のバンドっていったら、ものすごく追い詰められちゃって、ひたすら音楽に従事して、ぎりぎりまで張り詰めた手負いの獣ですよ。ぴりっぴりの空気の中、明日、東京に向かいます。
 ぎりぎりのライブをすると思います。
 前も書きましたが、閉塞した場所で作業をしていたからこそ、開放される音があります。
 ものすごいライブをお見せできると思います。
 どうか僕らのライブを見に来てください。

 ライブ当日の13時くらいまで予約を受け付けております。
 ロボピッチャーのHPから予約できます。

 ぜひぜひ。

 今から眠ったら、ライブの日になります。
 なんて素敵なことなんでしょう。
 今からの睡眠は、ライブのための睡眠で、だからこそ深く、また誘惑に満ちたものになるでしょう。
 
 それでは。

■ 2005/7/18(月・祝)新宿・レッドクロス 
【出演】ベッドタウン、YOU & ME TOGETHER、Pample mousse、 ロボピッチャー
(出演は3番目、20:30頃の予定です)
【時間】open 18:00 start 19:00
【料金】¥2,000(adv) ¥2,300(door) +drink
【info】レッドクロス http://www.redcloth.co.jp

kato takao** 18/7/2005 月曜日 03:46 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月16日
ライブが二つ終わった

 大阪と京都でのライブ2DAYS終わりました。
 どちらも色々思い、いろんなことがあったらライブでしたが、きちんと演奏して、きちんとやりたいことをやりたい分だけやりました。

 今日の新風館のライブではお客さんが数百人はいたでしょうか。
 楽しく聴いていただいている人達を見て、楽しく演奏しました。
 特に、ライブハウスnanoの店長の土龍くんがものすごく楽しそうに聞いてくれているのを見ながら演奏しました。でも、あんた、祇園祭の金曜日にライブが入ってないライブハウスってどうなの?

 さて、京都に祇園祭でふらっとおこしになられる皆様に、ちょっとしたインフォメーションです。
 私がSCRAPというフリーペーパーを京都で編集している事はご存知だと思いますが、そのフリーペーパーが、京都で行なわれているアートのお祭「ARTBEAT」に出展しております。場所は京都の木屋町通りの四条と三条の間らへんにある廃校になった小学校です。元・立誠小学校です。そちらでまあ、グッズとかSCRAPのバックナンバーとかTシャツとかを見せびらかしながらぼくはビールを飲んでいると思われるので、7/16、17日に京都にこられる方はふらっと酔ってみてください。いや、ふらっと寄ってみてください。陽気に対応すると思われます。
 
 とても大切なことを思い出したり、忘れたりしながら過ごしています。
 なんでこの人のこと忘れてたんだろう、とか、大切な原稿を書くの忘れてたりとか。

 忘れるほど大切な事が他にあったんでしょうか。
 あったとしたら、生き延びるってことでしょうか。
 ちがうかな。わからんな。

 とにかく、迷惑をかけた方々すいません。
 
 今日は筆が冴えないようなので、このへんで 。 

 

kato takao** 16/7/2005 土曜日 04:05 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月13日
ろろろ

 新しい音源を聴きながら生活をしています。

 基本的に今やらなくてはならない作業は、このアルバムの良いところを探す作業ではなく、悪いところを探す作業です。それを上手に見つけられたら今ならまだ直せるのです。リリースされてからはミュージシャンはその音源に一言も文句を言ってはいけません。お金を出して購入してくれた人に悪いし、責任を持って世に出すことが出来なかった自分の馬鹿さを世間に晒すだけだからです。

 それにしても、「悪いところを探しながら音源を聴く」というのは、とても難しいですね。そんなことが上手なら音楽が好きになれないような気もしますが。

 そういえば、バンドをやっていると時々悪口ばかり言ってくるお客さんというのが現れます。
 「今日のMCはひどかった」とか「ギターの音色がいまいちだった」とか「今日のPAは最低だった」とか。まあ、毎回なんらかの問題点を器用に見つけて、なんらかの方法で僕らに伝えてくれます。
 僕としては「うわあ、今日はここを見つけたか!」とか思ってそれなりに楽しいのですが、そういう人達は僕らの音楽をこんなふうに聴いていたのでしょうか。だとしたらそれはちょっと不幸だと思うのだけど。別に無理しなくていいから、音楽を楽しんでくれたらよいですよ。もっと自分のことを大事にしながら音楽を聴いたほうが良いと思うのだけど。
 
 ちなみに、前も書きましたが、僕は人が僕らに対して色んな意見を言ってくれるのを聞くのがとても好きですが、その意見を活かすことはほとんどありません。いや、まったくない。その意見は刹那的で、今思ったことで、明日どうなるかわからない意見です。僕は今からの自分の表現を死ぬまで続けてためのことをやっているので、そんな目先の意見にいちいち心を動かしてられないのです。
 あああ、とはいえ、いろんな意見をいってくれることはうれしいですよ。すべての意見を丁寧にみんなで検証します。きちんとそれに落ち込んだり、しょんぼりしたりしますが、それもまた刹那の話です。まあ、でも、最終的に決めるのは僕らだってことだよ。あたりまえだけど。あ、褒めてくれた意見は、死ぬまで忘れないですが。

 と、いうわけで、粗を探しながら音源を聞いていますが、これはちょっとすごいアルバムなんじゃないかと思います。粗を探したらキリがないですが、かといってこのすばらしさが損なわれるわけでもなく。僕なんか、もう自分の歌を聴きながら、ビールを飲んで涙ぐんでる始末ですよ。はやく皆様の元に届けられる事を心から望んでいます。どうかそれまでご自愛して、長生きしてください。本当にお願い。これを聴かないなんて、そんな人生の損失はちょっと今の僕には考えられない。

 さて、そんなロボピッチャーですが、どーんとライブがあります。
 レコーディングを終えた直後のバンドがどんな演奏をするのでしょうか。
 それは、今のライブでしかわかりません。
 ただ、はっきりいえることは、今のこの研ぎ澄まされた感覚でなら、すごいライブが出来る予感もあるのです。閉塞したスタジオで作業していたからこそ、開放できるなにかが身体の中に溜まっている感じがします。

 よかったら、見に来てください。
 そして、アンケートに悪かったところばっかり見つけて書いてください。
 見つけられるもんならね。

■ 2005/7/14(木)大阪・福島セカンドライン 『GSGP PROJECT』 
【出演】SCARET、THPLAY、goriofix、ロボピッチャー(出演は4番目、21:15頃の予定です)
【時間】open 18:00 start 19:00
【料金】¥2,000(adv) ¥2,500(door) +drink
【info】06-6357-3666 / 清水音泉
 
 では。

kato takao** 13/7/2005 水曜日 05:23 | Link | TB (0) | コメント(2)
2005年07月10日
こんな風に

 レコーディングをしています。
 こういうときは、レコーディング用の気持ちになりますね。なににも例えられない。レコーディングのためだけの気持ち。

 スタジオに向かう車の中で、一人で、全然寝てなくて、自分達の演奏や、僕の曲の事を考えていて、不意に、ああ僕はこの場所に来たかったのだなあと思った。心から。
 子供の頃からの夢をかなえたときみたいな感じだった。
 まだまだこれからなのに。

 壁があって。
 僕らはそれを手のひらでぺたぺたさわったり、おでこをひっつけたり、匂いをかいだりしています。
 で、誰かが気づく。
 あれ?この壁そんなに高くないよ
 とか
 おーいこっちに扉があったよ
 とか
 これ、みんなで押したら倒れるんじゃない?
 とか。

 で、やってみると、なかなか手強い。それはやっぱり壁だ。障子やなんかとは違う。

 でも、僕らはそれをなんとか乗り越える。
 乗り越えてしまうと簡単だったように思えるけど、僕らはきちんと振り返って、その壁の事も思う。
 ベルリンの壁を粉々にしてお土産に持って帰った観光客の気持ちがわかる。
 壊れてしまったものとはもう二度と会えないし、壊してしまわないとおもしろくないし。

 壁の欠片をとりだして、ときどき眺めます。
 少しだけ哀しい気持ちになって、少しだけ誇らしい気持ちになるような気がするけど、気のせいかもしれない。

 ねえねえ。と声がします。
 君が壊したこの壁は、君をどこに連れてってくれるんですか。

 さあ、わかんないけど。
 全然わかんなくて、僕は、ときどき本当に本当に自分が怖くなってしまうけど。
 それは、僕が知ることの出来ない僕への恐怖ですらあるのだけど。
 
 それでも、やっぱり、どうしようもなく、僕はずっと何かを壊してるんだと思う。

 どうか、せめて。
 壊していいものばかりを壊していますように。

kato takao** 10/7/2005 日曜日 07:45 | Link | TB (0) | コメント(0)
2005年07月03日
もろもろ

 たくさんのことがありましたが、ひとまず、東京でのイベントがつつがなく終りほっとしています。

 東京コントロールの二日前の、二時間ほど昼寝をしたら、どうやら寝違えてしまったようで、まったく身体が動かず、ひじから先の手も動かず、足も動かず、ソファーから降りるだけで15分もかかるという、激痛に包まれながら、あまりの身体の異常さに、すぐさま近所の救急病院によろよろと歩いて行きました。

 身の危険をほんきで感じたというか、あまり病院には縁のない生活をしていたのですが、とにかく身体の不自由さが異常で、まともにあることすら出来ないという体験は、まさに新境地でした。
 で、翌日の仕事をほぼすべてキャンセルして、やっと、なんとか歩けるようにはなった状態でのぞんだ「東京コントロール」は大成功ではありましたが、そこでのライブによりまた首を痛めたようで、その後の2日間は安静にせざるを得ませんでした。
 今も寝返りを打ったり、走ったりするとまだ痛みますが、順調に回復しております。
 それにしても、あんなにひどい状態でスタートしたライブは初めてでしたが、あんなに「ひどい状態を」忘れられたのは人生でも初めてのことでした。ライブってすばらしいですね。

 で、京都に帰ってきてからは、SCRAPの配布を始めております。

 今回のSCRAPももちろん素晴らしいですよ。どうしようもない企画も満載です。
 どうぞどこかで手に入れてください。ロボピッチャーのライブにももって行きますよ。

 病院に行ったとき医者に「うーん。ねちがえですねえ。それと、軽い過労ですね」といわれましたが、軽くねえから過労だろう。といいたかったがいわなかった。
 あと、「このコルセットどうします?つけます?ちょっとは楽ですよ。どっちでもいいけど、500円くらいですよ。まあ、うちは保険料もらいますけどね」っていったのはあれはまぼろしだったのか。

 
 ボロフェスタがボランティアスタッフを募集しておりますよ。
 今年の10/8、9、10(プラスその前後)を手伝っていただける方は下記までご連絡ください。すさまじい体験が出来ると思います。憔悴しきった僕を見ることができます。
 でも、そこで得られる充実感や、はっきりと手触りのある達成感はボロフェスタでした感じる事は出来ないと思います。興味がある方は下記アドレスへメールください。
jin-iida@sj8.so-net.ne.jp

 ではそろそろ眠ります。
 みなさまもお元気で。 

kato takao** 03/7/2005 日曜日 07:22 | Link | TB (0) | コメント(0)

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