kato takao | weblog
ロボピッチャー・かとうたかおのweblog
今日は「パイレーツオブカリビアン~生命の泉」公開記念イベントを作っていた。
渋谷中に謎を仕込んで、最後の場所を探す謎解きイベント。
とてもうれしいことに好評だったみたい。
都市探索型のイベントは密室型に比べてやや苦手だと思っていたので、とてもうれしい。素直にうれしい。
とんでもなくたくさんの人たちが関わっているイベント。
今日一日で動いたスタッフの数は100人を優に超えるだろう。
SCRAPの最近のイベントとしては中規模にあたる企画だったけれど、SCRAPの大規模イベントの倍以上のスタッフが動いたことになる。
たくさんのテレビカメラ、照りつける照明、ステージで話すアナウンサーやモデルやタレント。
僕はゲームの説明のために少しだけステージに上がった。
映画を宣伝するためのイベント。
映画の中に入ったような体験が出来ただろうか。
僕は、映画の中に入っちゃったみたいな気分だったけど。
豪雨の中一日で2000人以上の方々にご来場いただいたようです。
どうもありがとうございます。
来週もやります。
当選した方は忘れずに来てね。
久しぶりにあれくらいの大きさの場所でしゃべった気がする。
お客さんが近かったな。
最近は司会しててもお客さんの顔がわからないくらい遠かったからな。
やはり、人の顔をみて話さなくちゃいけない。親にもそう教わった。
京都では、リアルゲームブックイベントとドラマチック選手権というイベントがこの週末行われました。
京都のSCRAPスタッフは本当に尊いなあと思う。
僕は本当に残念ながらどちらも行けなかったのだけど、ツイッターの書き込みや、スタッフからのメールでそのイベントがとてつもなく成功したことを知った。
そのイベントはもう僕には東京では作れないだろう。
なんだか負けちゃったなあと思う。
ほんの少し前まで、僕はその世界の最先端にいたと思っていたのだけど。
さて、とはいえ、僕はまた別の世界の最先端に今はいる。
今いる場所は、サイバーで、エキセントリックで、極彩色で、ゴージャスだ。
京都で、とても素敵なイベントが成功したことを忘れてはいけない。
京都で素敵なイベントを作っている人たちがいることを忘れてはいけない。
京都で今僕が、100人のためのイベントを作るとしたら、どんなイベントをつくるかなあ。
うらやましいなあと思うし、そのイベントの運営チームをつくったたまちゃんをすげえなあと思う。
今あるものの価値をきちんとわかってる。
今ない価値にすらいつか届くだろう。
もっと新しいものを作っていたい。
自分が面白いと思うものをどんどんと垂れ流していきたい。
雨の夜に、空を見たら、東京のネオンに照らされて無数の粒粒があった。
全部数えたらいくつくらいかなと思った。
数えられやしないけど、数えてみたいとも思った。
5粒くらいまでは数えたんだぜ。
事務所から家への帰り道で、突然昔作った曲が頭の中で鳴って、激しく混乱した。
今の自分とはずいぶん違う自分が作った歌だ。
彼はきっと今の俺を認めないだろう。
時々、ほんとごくまれに嫌になる。
ステージにいない自分に。
照明を浴びて、きちがいみたいに歌っていない自分に。
東京ドームのアフターパーティーで、昔から手伝ってくれている方が「ロボピッチャーのライブには行ったほうがいいですよ。脱出ゲームの加藤とは違う本当の加藤が見れますから」と別のお客さんに言ってくれていて。僕は「確かにそうだ」と思いながらも、いまこんなにも音楽から離れている自分になすすべもなく。
ときにはなんだか
誰かの夢の話とかききたくなるようなそんな夜が来て
手当たり次第に電話をしてみるけれど
その日に限ってだれも夢をみちゃいない
子供の頃に描いてた空の水色
画用紙を飛び出して机を染めた
教室の中でそこだけ夢みたいに
空が机にやってきた
そんな歌詞を書いてた。描いてた。
今読み返してわかる。
なんてだめなんだろう。
この言葉は1万人を感動させることはない。
しかし、なんてすばらしいんだろう。
もう今の僕にはかけない。
水なんか出てこないのに井戸を掘り続けた結果、ここにいる。
どこへいくんだろう。
どこへもいかず、留まり続けてくれればいいのだけど。
あの、その、実は、もうすぐこのblogを書きはじめて10年です。
そのことを誇らしいと思う。
そのことを恥ずかしいと思う
そのことをなんて思っていいのかわからないと思っている。
blog継続10年を祝うイベントをして、沖縄からkeeponさんを呼んで、朝まで大騒ぎをしたいけれど、僕のblogが10年続いたことは世界的にはすごいニュースではないことは知っている。多分、北方領土のニュースにすら負けてしまうだろう。
誰かが一大パーティーを作ってくれたらいいのだけど。
夢をみるのだ。
夢を。
子供の頃に見たみたいに。
まだ、なにも、驚くほどなにも、成し遂げてなどいないと知れ。
東京ドームでの「あるドームからの脱出」が終わった。
夢みたいな三日間だったなあ。あれが本当に起こったことなのかどうか確信がない。
約一万人以上の人の人たちが一箇所に集まって謎を解く。
そんなことが可能なんだろうかって思ってた。
一年前、「リアル脱出ゲームはすごい人気ですが、どこまで行くと思いますか?」と聞かれて僕は「今が頂上だと思います」と即答した。そのとき3000人程度の集客だった。
東京ドームで「リアル脱出ゲームをやりませんか?」という話になったのは去年の9月くらいだったろうか。
決定したのは去年の12月くらい。
そこから約半年かけてこつこつと作ってきた公演が三日間で終わった。
イベント終了後の撤収は1時間もかからずに終わってしまった。
東京ドームならではの謎をつくらなくちゃならないってことをずっと思ってた。
他の場所でも出来てしまう謎は作っちゃだめだと思ってた。
来てくれた人はわかると思うけれど、まさにそのとおりの謎を僕は作った。
東京ドームの人たちは本当にすばらしい人たちばかりで、なぜ僕らが行く場所はいつもこんな素敵な人たちばかりなんだろうと不思議な気持ちになる。暖かくて、意識が高くて、自分の仕事に誇りを持っている。そんな人たちとは一緒にいるだけで、クリエイティブな力があふれてくるような気がする。
撤収後の打ち上げで、僕は乾杯の挨拶を東京ドームの方で、入り口の流れを作ってくれていた人に頼んだ。このイベントを影で支えてくれていた方で、その人がいなかったら、会場は大混乱になっていただろう。
イベント運営に関しては素人サークルみたいなぼくらを、プロの方々が支えてくれている。本当にありがたいことだ。
地震が起きて、8回の公演が中止になった。
そのときも東京ドームの人たちはなんとかイベントを成立させるために必死で動いてくれた。
僕は、5月にもしこのイベントが出来るなら、絶対に最高のものにしようと強く誓った。
そのとおりになったと思う。
このすばらしい公演をもっとたくさんの人たちに体験してもらいたかった。中止になってしまった8回の公演に関しては、すごく悔しいし、申し訳ない気持ちでいる。
あと、一つ、脱出に成功した人たちの入る部屋に音響が届かず、ほとんど僕の司会の声が届かなかったのも申し訳なかった。ほんとすいません。
さて、次どうしようか考えてる。
東京ドーム公演が決まって以来、僕らはずっと「そのあとどうするのか?」という問題にさらされてきた。
日本最高峰の会場でイベントが成功したなら次はどうすればいいんだろう。
僕らが選んだのは、イベントを小さくすることだった。
世の中の流れによって小さくするんじゃなくて、自分たちで選択して小さくする。
一番大きなものを作ったから、今度は小さくて、もっと個人的で、特別で、密度の濃いものを作ろうと思う。
あるマンションの一室を借りて、一回10人程度しか出来ないリアル脱出ゲームを現在製作中です。
なぜなら僕は、「物語の中に入ったような体験」を生み出したいからだ。
本当の物語には登場人物は10人程度しか出てこない。
1万人以上出てくる物語はない。一つの部屋で本当の物語が成立しちゃうような、特別な場所を作りたくなったのです。
そこには、恋や友情や喧嘩と謎があるのです。
こんな「リアル脱出ボックス」みたいなものが日本中に出来たら面白いだろうな。
フランチャイズの依頼お待ちしております笑。
ドーム公演の次の日から、仕事の依頼のメールが殺到している。
スタッフが全員日本中を飛び回りながら、いくつもの面白いことを動かしている。
僕らの動きが、もっと大きな動きをつかまえるかもしれない。
今いる場所が、僕の人生で一番高い場所かもしれない。ここからはずっと下り坂で「あの時はよかったなあ」なんて思いながら余生を過ごすのかもしれない。
まあ、それでもいいやって思う。
僕らは超ラッキーだ。こんな大きな山に登ってるつもりじゃなかったけど、たまたま登った山が雲より高かったのだ。
そう簡単には見られない景色を見た。
次は、また別の山を探して、また面白おかしく登っていくのさ。
この日記を読んでくれているのはどんな人でしょうか?
東京ドーム公演はどうでしたか?
おもしろかったでしょう?最高の自信作です。
広すぎて疲れちゃった人はごめんなさい。次は、信じられないくらい狭いものを作るからそれに遊びに来て。
つまらなかったって怒ってる人もいるかもしれません。ごめんなさい。僕らは「誰にでも楽しめる平坦な遊び」の反対側でエンターテイメントを作っています。申し訳にないという気持ちは決して忘れませんが、迎合することもありません。
スタッフも読んでくれてるかな。いつもありがとね。そして、これからもひきつづきすごいものを一緒に作り続けよう。
僕は自分がどんな才能を持っているのか、はっきりとはわからないけれど少なくとも「作り続ける才能」は持っている。
だから、僕のそばにいてくれさえすればずーーーっといつまでも作り続ける現場にいることは出来る。
それがほんとに幸せかどうかわかんないけどね。
東京ドームの方々も見てくれてるかな。本当にありがとうございました。またなにかすごいことを思いついたらやらせてください。さらにぐっと成長してみます。
まだ、リアル脱出ゲームを体験していない方も読んでくれてるでしょうか。こんにちは。はじめまして。加藤です。よければ、次は直接会いたいものですね。とても素敵な遊びです。次は遊びに来て下さい。遠くからようすをみているだけではこの遊びの面白さは少しもわかりません。http://realdgame.jp/
ずっとなにかを作りたいと思い続けてきて、今こうして作れていることを本当にうれしく思う。
こつこつつづけてきてよかったね、俺。えらかったな。
これからも、がんばろうな。
それではみなさま。
また次のSCRAPの公演でお会いしましょう!
とりあえず次はパイレーツオブカリビアンの渋谷謎解きイベント!http://shibuya-jack.com/
その後はもう目白押しです。
ぶっ倒れないように適度に遊びます。
遊びばっかり作ってると、遊ぶことを忘れちゃうんだよなあ。
なんか面白い遊びを知ってたらおしえてください!
じゃね!
みんなありがとう!
またね!
ああ、なんかこのblogを書き終わったら、本当に東京ドーム公演が終わっちゃう気がして名残惜しくて終われない。
しかし、まあ、永久に続くテキストがないように、永久に続くイベントもありません。
そろそろ終わりましょう。
では、また!
ああ、!
またね!!
またねえええええええ!
最近生活のリズムがおかしい。
あまりうまく眠れなくて、朝7時くらいまで起きている。まあ、お昼前まで寝てるから睡眠不足とか不眠症ではないんだけど、ずいぶんと昼夜が逆転してしまっている。
朝7時まで起きていることの問題点は、部屋で一人になってからの時間が長いことだ。
一人で部屋にいるときって何して遊んでたんだっけな。
ずっとだれかと一緒にいたから忘れてしまった。
昨日は東京ドームでチラシの折込み。
隣では巨人阪神戦をやっていた。クリーンナップが3本連続ホームランを打つという、歴史的な事件のすぐ隣でわれわれは粛々とチラシの折込をしていたのでした。なんてシュールなんだ。
たくさんの人たちが集まって手伝ってくれる。
ありがたい。
それに報いるほどのすごいものをつくってやろうと思っている。いつも。
ピントを合わさなくちゃいけない。
自分以外のすべての事象にピントを合わせて観察しなくちゃいけない。
そして、それを表現するときには、ピントを少しだけ緩めなくちゃならない。
今は少しだけそれを緩めている。
あまり見過ぎないように。
あまり入り込み過ぎないように。
この遊びはどこに行くのかな。
僕は寂しさを紛らすために人を集めた。
エゴを満たすためにものを作り始めた。
そのあと、この船がどこへ向かうかは俺は決めてなかったんだよ。
海に出ることが出来さえすればよかったのさ。
さあ、面白い場所で面白いことをしよう。
東京ドームでリアル脱出ゲームをするのだ。
なんてばかげたことだろう!
ギネスブックに載ればいい。世界一ばかげたイベントだと。
そして、世界中の賞という賞を総なめにするのだ。
あはははは。
極彩色の未来が、ばさばさと僕らを手招きしていて、僕はそれにまったくスピードを落とさずに突っ込んでいくことを決めたのだ。
見たことないものを見に行こう。
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