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ロボピッチャー・かとうたかおのweblog

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2008年12月25日
間違いを認めるような賢さは持ちあわせていません。

 なんとなくまいっていて、書きたいことしか書けない。
 つまり仕事のテキストが一切書けない。もちろん今日だけだけど。
 ああ、どうぞこの日記を得意先様が見ませんように。一時的なことです。大丈夫、マイフレンド。

 どうも全体的にうまくいかないことがあって、それって別に全体を左右するような大事ではないのだけど、うまくいかないことにばかりフォーカスが合う。客観的に見ればかなりうまくいっているようにも思えるのだけど、かちっとパズルがはまらない。

 まあ、いいや。
 今日は結局親族一同がクリスマス会をやっていたのでそこに乱入して、大人狼大会にしてやりました。このゲームはやはりすごい。みんなあっという間に夢中になりました。
 12/28にイベントをやりますのでよかったらお越し下さい。

 http://www.scrapmagazine.com/event/nazo-party3.html

 はなればなれの哀しみはそれはそれで頼もしくもあり。
 別々の時間は合わさったら倍になるだろう。

 どこでなにを見つけようか。
 どんな歌を歌おうか。
 どんな死に方をしようか。

 やっとわかったことがあって、というかやっと認めたことがあって、やはり全部いっぺんには進められない。
 いくつかのことをあきらめようかと思う。
 全部を必死でやるのは無理だ。
 でもあきらめるのはまず一個だけだ。
 それもぎりぎりまではやるぞ。もちろん音楽はまだまだやるぞ。

 いくつかの選択をしなくてはならない。
 いつもみたいに僕はそれをまちがうことはないだろう。 

 なぜなら大切な選択を僕が間違ったと認めることは決してないからだ。

kato takao** 25/12/2008 木曜日 03:27 | Link | TB (0) | コメント(0)
2008年12月24日
脱出からの脱出

 リアル脱出ゲームの3DAYSが終わった。
 3日で14回公演で、420人にご来場いただき、予約が取れなかったという苦情を山ほどいただき、とにかくありがとうございました。なんとか無事に終わりました。

 いろんな人がblogとかmixiとかで日記を書いてくれていて、そのいくつかを読んで、みなさんが喜んでくれたのだなあとほっとした。このイベントにはまだ成功法則がなくて、だれもやったことがなくて、僕だっていつも不安で、でもお客さんの期待が異常に高くて、今月始めには逃げ出してやろうかとも思ったのだけど、なんとか成り立ったようです。
 HEP HALLのみなさま、ヨーロッパ企画の酒井君と松田君、SCRAPのスタッフ、高木敏光さん、その他いろんな人がくれたヒントを全部このイベントに投げ込んでやりました。ありがとうございました。
 
 最後の公演が終わった時になんだかものすごくがっくりしてしまって、あれはなんだったんだろうな。燃え尽きたとかやり遂げたという充実感よりもとにかく深い喪失感みたいなものがやってきて、切なくて哀しくて撤収の間ずっとぼーっとしてしまった。
 帰りの電車でヨーロッパ企画の松田君と未来の話をしていたらまた熱が戻ってきた。
 結局未来の話をしているのが一番たのしい。次の面白い企画をまとめている時間が幸せだ。一つ終わったらとくに振り返りもせず、次のことを考えていたい。次の僕でいたい。

 その翌日はやや沈んだまま一日を過ごし、ついに「428」を解きました!
 いや、これは面白いゲームだと思いますよ。まだやっていない方はぜひ!
 新しい形のエンターテイメントなんだと思う。ゲームだからこそ出来うる物語構築方法だ。時間と可能性についての物語。こんな素敵なものをつくってくれてありがとう!

 ああ、今日はクリスマスイブだというのにうんざりするくらい予定がない。
 もちろんさまざまな事務仕事をしなくちゃいけないのだけど、別にイベントごとに興味があるわけじゃないのだけど、でも誰か一人くらい誘ってくれてもいいのではないのか。もしくは誰か一人くらい誘いたくなってもいいのではないのか。しかし俺の中のバランスが邪魔をするのです。「まあ平日だしなあ」とか「イベントにがつがつするのもなあ」とか「あの人は遠いし忙しいだろうしなあ」とか「このタイミングで誘ったらなんか誤解されちゃったりしていやだしなあ」とか。ああ、なんと繊細なことよ。繊細 of the yearだよ。
 仕方がないから「428」のおまけストーリーでもやってすごそうかと思います。クリスマス。ふふふ。

「SCRAPが大好きです」というメールをもらって、おれはそんな君のことが大好きだと思ったが、まあとにかくたくさんの人に助けられて良いイベントがつくれた。
 一つイベントが終わったらしょんぼりしてしまうのは悪癖なのか、良癖なのか。
 良癖などという言葉は存在するのか。悪癖があるからまあいいか。

 やらんよりやったほうがいいな。やっぱり。うん。
 たぶんだけど、そんなに残された時間は長くない。
 やろうやろう。
 最後の瞬間まで、何もない場所をみつめよう。

kato takao** 24/12/2008 水曜日 04:35 | Link | TB (0) | コメント(0)
2008年12月16日
辞める理由と辞めない理由

 最近僕の事務所の建物を利用して映画が撮影されている。
 学生さんが撮影してるんだけど、機材とか照明とかなかなか本格的だ。
 その声が一人で仕事している事務所に漏れ聞こえてくる。
 その声は真剣で、熱くて、もう隠しようもないくらいわくわくしてる。演じる人と、撮る人と、指示する人と、それをこっそり聴いている僕でいまこの建物は成立している。
 何かが生まれようとしている場所はすばらしい。ただ、時間が流れているわけじゃない。積み上げるわけでもない、生まれていくのだ。いろんなものがここから。

 SCRAPの元スタッフが尋ねてきてくれた。
 そういうのはとてもうれしい。ちゃんとどこかで繋がっているのだと思う。
 長い時間二人で話した。
 彼女は二つのありがちな悩みを抱えていて、僕もその二つともぶち当たったことがあったのでずいぶん話した。
 僕は僕が22歳だったときのことをずっと思い出していた。
 会社が嫌で嫌でしょうがなくて、音楽をやりたくて、上司にしかられても「別に俺は関係ありませんから」みたいな態度でふてぶてしくて、かっこ悪かった。
 会社を辞めたいなあと思ってから1年くらいはそのまま働いた。その1年は本当につらかった。
 いくつも辞める理由を積み上げた。音楽をやりたいという理由だけじゃなくて、給料が安いとか、時間が拘束されるとか、このまま年をとりたくないとか、今がチャンスだからとか。でもまあ、きっと目の前のしんどさから逃げ出したかっただけだったんだろう。
 最後に僕が会社を辞める理由として選んだのは「才能があるかないかもわからないで死ぬのは嫌だ」だった。
 自分に音楽や文章を書く才能があるかどうかわかんなかったけど、せめてないならないでそれを確認したいと思って会社を辞めた。
 その結果まあフリーでもこうして細々と食べていけているし、株式会社になったSCRAPにはありがたいことに新しい仕事がどんどんやってくる。音楽だけじゃなくてフリーペーパーの編集っていう面白いものも見つけたし、イベントを構築するってのも見つけた。ラッキーだったんだろうなあと思う。出会うべきタイミングで出会うべき人に出会えた。
 辞めたり辞めなかったりして今日までやってきた。のだ。
 明日からもまあその調子でいく。

 そういえば明日からHEP HALLでの仕込みが始まる。
 楽しみだなあ仕込み。ふとした思いつきや、ちょっとしたイメージをみんなで協力して形にしていくっていう作業が病的に好きです。はやく見せたい。脱出できなくて困っている人を眺めたい。

 12/20に対談する高木敏光さんの「クリムゾンルーム」を読んだ。
 これはちょっとすごかった。
 詳しくは書かないけど対談するのが楽しみです。
 脱出ゲームが好きな人は読んでみることをお勧めします。
 とても不思議な小説です。

 まあ、とにかくそんな感じ。

kato takao** 16/12/2008 火曜日 03:09 | Link | TB (0) | コメント(0)
2008年12月08日
ここ最近の僕といえば

ここのblogを更新しないと「加藤さん大丈夫ですか?」とか「もう冬期鬱が来たんですか?」などといろんなメールで心配されたりしますが全然元気です。ぴゃーっと生きています。

 11月下旬がやや暇で、というか11月の半ばまであまりにもがんばりすぎて数ヶ月間ほぼ休みなく働き続けたので「ちょっとご褒美」と思ってあんまり仕事いれなかったらものすごくつまらんかった。ロボピッチャーのライブがあったのがせめてもの救い。お越しいただいた方々ありがとうございました。

 仕事のない土日とかまったく楽しめん。忙しいほうが結局楽しいやろ。やりたいことやって、つくりたいものつくって、がーーーっと走ってたどり着いた場所でまた次の場所考えてんのがたのしいやろ。結局。休むとかそんな世迷言はもう言うまい。ずーっと走る。いつ何時どんな挑戦でも受ける(アントニオ猪木)!

 で、先週くらいからやっと忙しい。しかもベクトルが多方向に向いていて良し。
 くるりのファンクラブイベントでしゃべったり、脱出ゲームを構築したり、ロボピッチャーの新曲をばしばしつくったり、コラムを書いたり(とあるメルマガでコラムを書きました。SCRAPもやっと出来上がって、みやこ音楽祭でちょっと配ったりしてみたり。企画が4つくらいいっぺんに動いてる。こんくらいがちょうどいいよ。

 仕事が動き出すとやっぱり遊びたくなる。
 しかし、先日始めたポケモンはやはり断念。だめだ。物語がなくただただ闘い続けるゲームは無理だ。せめて感情移入させてくれ。そのかわり「428」を購入。はまる。「街」のシステムのゲームだ。最高だ。やり始めてまだ2時間ほどだけど、心がずいぶんざわめく。

 ざわめくといえばずいぶんざわめくイベントがこちら。
 http://www.success-corp.co.jp/software/psp/crimson_room_reverse/hep/index.html 本編のチケットは即売り切れてしまったけど、脱出ゲームを創出された高木さんとのトークイベントは当日整理券さえゲットすれば観られます。脱出ゲームを作った男と、リアル脱出ゲームを考案した男とのトークイベントってそれものすごくニッチですがまあなんかお暇ならお越しくださいませ。トークイベントって初めてだな。たぶん。

 それから、今月末から3回連続でBAR探偵謎イベントやります!
 詳細はこちら。3つともかなり自信作なのでどうぞ遊びに来て!
 http://www.scrapmagazine.com/event/nazo-party3.html

 そんな感じかな。
 ロボピッチャーのために曲を書いている。
 その時間が救いだ。
 遊びの時間とかいらんな!
 働いて、音楽して、ゲームして、本読んで、ラジオでしゃべって、フリーペーパー作って、マンガ読んでる。
 最高に楽しいな。
 Rの刻印を読んでいますよ。そういえば。仲間はいるかな。俺は大体犯人の目星はついたぜ。

 あ、みやこ音楽祭にいった。
 あまり長い時間いなかったけど。
 でも、あの場所で何かを確実に生み出そうとしていたのはわかった。
 何かが生まれるんだろうなと思った。
 きっと今日生まれたんだろう。
 音楽は最高だ。
 もっともっと生まれていけ。

 死ぬスピードより生まれるスピードが速ければなにも問題ないんだろ?

kato takao** 08/12/2008 月曜日 01:46 | Link | TB (0) | コメント(0)

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