kato takao | weblog
ロボピッチャー・かとうたかおのweblog
デパオクミュージックが雨天のため順延になりました。
30日の午後2時からです。
でも、今日はどうも高熱が出てしまって、ひとりでうんうんうなっていたので、これは恵みの雨だと思おうと思います。
29日しか来られなかった方には本当に申し訳ないことをしました。
野外のイベントは難しいですね。雨でも平気な野外のイベントではないのです。デパオクは。
デパートの屋上で、ひとりで、母親を待っていたことがあります。
何度もある。
僕は手に100円を握り締めて、どのゲームをやろうか考えている。
一円だって無駄には出来ない。
僕の手の中にある100円は、ただの100円ではなく、世界でも有数の価値ある100円だ。
僕が買おうとしていたのは、多分まぼろしという名のすべてだ。
100円あったら空だって飛べた。
デパートの屋上で従兄弟と100円を握り締めながら、どのゲームをやろうか考えていた。
意を決して100円を投じる。
かしゃんと音がして、ゲームが始まる。
5分もすればたいがいGAMEOVERになる。
僕は100円で5分を買ったのか。
5分で100円も使ってしまったのか。
デパオクの特別さを今さら語る必要はないでしょう。
何度も、いうように、デパオクにはあらゆる可能性がある。
音楽と人間が出会うなんて容易い事でしょう。
戦争がなくなることや、自殺率が下がる事に比べたら、
デパオクで音楽と人が出会うことなんてぬるすぎてあくびが出るぜ。
そんな、大好きなデパオクでのライブが行なわれます。
僕が個人的に考え出したイベントとしては、最高峰のクオリティーを保つという噂のこのイベント。
世界一いかしたデパート「プラッツ近鉄」の屋上にてライブをいたします。
僕はきっと、100円を握り締めた子供みたいな気持ちでステージに立ちます。
■ 2005/10/29 (土) プラッツ近鉄(近鉄百貨店 京都店) 屋上
「デパオクミュージック!inプラッツ近鉄vol.2」
※雨天の場合 10.30(sun)に順延
【出演】エレキベース / スーパーノア / 松田美緒 / ロボピッチャー
【時間】open 13:00 / start 14:00 / close 18:00
【料金】無料
まだフリマも募集中!→ info@scrapmagazine.com
ロボピッチャーの出演は四時過ぎくらいからの予定です。
なんてったって無料ですよ!
ひとりでもたくさんの方のお越しをお待ちしております。
ほなー。
生命から逸脱したラインで物事を考えていたので
やけにプラスチックになってしまったのはいつものことだったのだけど
それにしても我々は壊れやすく
豆腐の角にぶつかったって死んでしまいそうだ
出会っては別れて
眠っては起きて
生まれては死んでいくこの場所で
僕はせめて美しいラインを描こうと思うのです
美しいライン
仄かに光る夜明けの草露のように
風もないのにふと現れる湖の波紋のように
地球で最初に地面で溶けた雪のように
混迷の中にある秩序について
僕はおそらく何時間でも狂ったように話し続けることができると思うのだけど
そのときに僕はいつも
混迷の中にある秩序について話しているのか
僕自身が混迷の中にある秩序なのかがわからなくなってしまうので
もう話さないのです
もう話さないのです
人間が複数集まれば
そこにコミュニケーションが生まれ
メッセージが必要とされると
僕は今日たくさんの人の前で話したのですが
その言葉がいくら正しかったとしても
我々の間に生まれたはずのコミュニケーションはとても儚く
触れるだけで壊れてしまいそうでした
生命から逸脱したラインで物を考えるのはとても楽しいのですが
その快楽はひどくアンモラルで
背徳的で
反社会的で
耽美的に過ぎるので
僕は自分の想像をひとまず打ち消して
せめてどこかで誰かには触れられるような言葉で
今日も歌を歌おうと決めたのです
新しい歌を作りました
まばたきをするたびに世界が変わるんですね
ステキなことだなと僕は彼女に言ったみたけど
私はまばたきしたって世界は変わらないわと彼女がいったので
彼女は世界に愛されているのだと思って
僕はとてもうれしくなった
僕はとてもかなしくなった
2リットルで500円の焼酎をもぐら君にもらったので
いまそれを飲んでいますが
胃が焼け付くように熱くて
うっとりとしています
まるで世界には
僕と焼酎しかいないみたいだ
籠絡の涙が
混迷を縛り上げて
わかりやすい歌にしたんだって
あなたらしくがんばってって歌うその歌に
僕はうっかり涙をこぼし
世界には3つの言葉しかないとおもったんだ
愛と勇気と平和
あとはそれを
どうやって
骨身に染みて
わからせるかだ
とか
なんとか
思ったとさ
完璧な歌なんか
ないなんて
思ったこと
ない
のだ
雨の動物園では
ささやかなイベントが行なわれたそうです
雨の動物園ほどステキな場所なんてあるんでしょうか
雨がふったら動物園に行きたいよ僕は
一方その頃
僕は神戸で歌っていました
雨の動物園で行なわれていたイベントほど
やさしくは歌えませんでした
いつか
本当のことを言おう
僕は
本当のことを
まだ
言っていない
のど飴をなめてたら
ふとした拍子に飲み込んじゃって
のどを痛めた
わろとけわろとけ
月明かりが
こんなにきれいだ
寒くなってきました。
寒いのは嫌いです。すべてのやる気をなくします。
わりといろんなことがありました。
ちょっと大き目の仕事をいくつか引き受けることにしました。音楽の仕事と、テキストの仕事です。とてつもないクリエティビティを必要とする仕事ではないですが、まあ、なんか気を使う仕事です。あと、講演もなぜか3つほどやることになりました。これは一般の人が参加できないものがほとんどのようです。すいません。大学関係の仕事ですね。
あとは、新曲をたくさん書きました。うーん。まだ、完成しておりません。さっき、伊藤君に新曲の感想を聞くために電話したら「丁寧にやっていったらいいと思う」というアドバイスをいただいたので、丁寧に作っています。久しぶりに、少し時間をかけてこの曲は作るべきのような気がする。伊藤君は時々本質を言い当てる。時々確信に満ちた口調で話す。そういう時は間違った事をいわない。
ボロフェスタが終わって、もう10日経つんですね。
ボロフェスタの間に止めていたさまざまなことがいっぺんに襲い掛かってきて、食い殺されそうになりましたが、なんとかすべてやり過ごしました。
さて、みなさま。
いよいよ本番です。
ロボピッチャーのレコ発ツアーですよ!
といっても、今回はめちゃくちゃな数をやるわけではなく、少ないライブに渾身の力を込めてやります。
皮切りは11/23のチキンジョージ。
そして、29日のデパオクミュージックです!
デパオクは無料なのでぜひぜひ遊びに来てください。
ライブ情報はHPなどをご参照ください。
この10日間またもや、「ボロフェスタってなんなんだろう」と考えてしまいました。
僕らが必死で作ったステージは解体されて、僕らが一週間かけて書いた看板は、すでに塗りつぶされて別のイベントの告知が描かれていました。
宴は終わったし、僕は翌日からまったく別の仕事をきちんとスタートさせ、あっさりと社会復帰を成し遂げたのですが、ボロフェスタのことをもうすでに求めている気がします。僕らは、ボロフェスタを作り出した産みの親ですが、すでにボロフェスタなしでは生きられない身体になっているのかもしれません。「ボロフェスタはなぜ僕らに必要なのか」という理屈じゃなくて、ボロフェスタがないと死んでしまう身体なのかもしれない。
あ、そういえば、ボロフェスタ以降、ずーっと心臓が痛かったのですが、もともと医者にマメに行くタイプではないのでほっておきました。そしたら、今日なんかまたひどく痛み出して、それでもさらにほっておいたらLimited Express(has gone?)の飯田君に「ああ、もうそれは癌や。ご愁傷様。なんにも出来ずに死ぬんやな」と言われて、ずいぶんとみじめな気持ちになって、ついに医者に行きました。
まあ、結論から言うと「おそらく問題はないだろう」ということだったのですが、いちおう精密検査を受けて今度また病院に行きます。肋間神経痛というやつだそうですわ。
今日病院に行く途中で、「今死んだらいややなあ」となんとなく思ったけど、「まあ、最悪あと一年は生きるだろうから、やれることはやろう」とかまで思ってしまいました。
まあ、くだらない話だけど、くだらなくもない話だ。久しぶりに末期の目で世界を見た。
ところで、乙女チックポエムのイベントを今度SCRAPでやろうかと画策中です。
乙女チックポエムって、ひょっとしたら今日本に残っている最後のロックじゃねえかと思っているところ。
では。
ボロフェスタが終わりました。
ボロフェスタの終りには、いつも死んだみたいな気になる。
これで、なにもかも終りで、変わってしまって、明日から世界は違った何かを志すのではないかと思う。
でも、多分、明日からも世界は変わってなくて、平和で、戦争がおきていて、失恋の哀しみに耐え切れず自殺する青年が現れたりするのでしょう。
今、世界のどこかでは、些細な口論から恋人を殺してしまった女性が、それを事故にみせかけるためのトリックを考えているかもしれません。
今、世界のどこかでは、母親をなくした子供が、愛よりも大切な何かを見つけているかもしれません。
今、世界のどこかでは、ロボピッチャーが流れているでしょうか?
今、世界のどこかで、ボロフェスタを楽しんだ人達が、その話題で酒を酌み交わしたり、お風呂に入りながらこっそり一人でほくそえんだり、ベッドの中で疲れた体とともにその思い出に浸っているでしょうか。
僕は今、何を思えばいいでしょう。
僕らが開いた扉はどこにつながっているのでしょうか。
その、愛すべき扉。
どこにもつながらない、ただ、享楽に興じるためだけの扉でしょうか。
僕らは、ボロフェスタを開催するために、たくさんのものを失いました。
もちろん、たくさんのものを得たけど、それにしても、失ったものは大きい。
今どこかの国で、母を失くした子供は、アジアの島国でちょっとした音楽イベントがあったことを知っているでしょうか。もしかして、何かの神々しい電波によって、ふと、人を愛する事の大切さに気づいたりしているでしょうか。
もちろん、
そうでも、
そうじゃなくても。
僕らは特別なイベントを作り上げて、特別な演奏をしました。
そして。
そして、僕らは思ってしまうのです。
そして、今から何が始まるのだろうか、と。
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家に帰って、メールを見たら、253件届いていました。
ほとんどがジャンクメールで、今すぐセックスできる女と出会えるという内容のものでした。
僕は、ふと、そのすべてのメール一件一件に返事を書きたくなりました。
「僕のセックスは、愛に満ちていて、特別なものであり、とても申し訳ないけど、あなたのメールは今の僕には必要ありません。僕の個人的な理念からいって、出会いはすべからく偶然であるべきであり、作為的である必要はありません、出会うべき人とはいずれ出会うし、出会えなかったとしたら、それは自分に割り当てられた役割をきちんと果たしていないからです。僕は、もちろん、完璧とはいえないまでも、可能な限りきちんとした生活を送っており、そこである出会いも大切にして生きています。その中の誰かとセックスする事もありますが、それはそうなるべくしてなったのであり、あなたのメールのように即物的かつ作為的に行なわれるものではありません。せっかくのご好意を踏みにじるような形になってしまい、大変申し訳ありませんが、今後このようなお心遣いは無用です。これまでありがとうございました。また、別の形でお会いできる事を楽しみにしております」
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さて、今から、はじまるのはどんなゲームでしょうか。
ボロフェスタが終わってからの僕はどんな風になるんでしょうか。
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とにかく、今はひどく声がつぶれていて、左手の人差し指をぐじゃぐじゃに怪我していて、歌えないし、ギターも弾けません。無理してボロフェスタでギターを弾いたらさらに悪化して膿んできました。のどがつぶれているのは、打ち上げで騒ぎすぎたからだけど。メロディーだけが、ものすごい勢いで浮んでは消えていきます。曲を作りたいな。たった今、どこかで、完全犯罪をもくろんでいる、恋に破れたあなたのために曲を作りたい。
いいですかお嬢さん。完璧な殺人はありませんよ。
例え、完璧な殺意があったとしても、完璧な殺人はありません。
なぜなら、100%の殺意は、いつか減退していきますが、殺人は薄まる事はないからです。
どうか、人を殺したりしませんように。
愛はいつか、何かにつながり、同居し、共生し、更なる何かを育んだ後、役目を終えて消え去るでしょう。
だから、今はそこで、じっとしていなさい。
僕の歌があなたに届くのを、待っていてください。
めくるめく3日間が終わりました。
その3日のために半年を費やしました。
今死んだって、後悔しません。
明日死ぬのはいやだけど。
来てくれたみなさん。本当にありがとうございました。
お時間がありましたら、ボロフェスタが、どこにつながっていくのかを、教えてくださいますか?
それでは、愛の感銘と、恋の予感と、フェスティバルの後の寂しさを抱えて一人で眠ります。
良い夢を見る予定は、ありません。
今日はロボピッチャーの3rdミニアルバム「まぼろしコントロール」の発売日でした。
CDが発売されるのに、どれだけの労力が必要なのか、正確には僕にはわからないけれど、僕が会ったこともないたくさんの人達がこのCDの発売に関わってくれているのだとおもいます。
エンジニアさん、ディレクターさん、事務所の人、デザイナーさん、などはもちろんのこと、CDのケースを作ってくれた人、それを発注してくれた人、プレスしてくれた人、宣伝してくれた人、インタビューしてくれた人、それを手配してくれた人、お店に並べてくれた人、その卸をしてくれた人、CDにビニールをまいてくれた人、お店に並べてくれた人、演奏した人、曲を作った人、売ってくれた人、買ってくれた人。
すべての人たちに感謝を。
さっき、ボロフェスタの準備から帰ってきて、疲れ果てて、もう一度だけ「まぼろしコントロール」を聞きました。
余計に疲れたけど、さっきまでとは、なにか違う空気がここには流れている気がします。
すばらしいアルバムを作りました。
聴いてください。
さて、あと数時間後には、僕は西部講堂で寝食を忘れて働く事になります。
ボロフェスタの温度になって、ボロフェスタの匂いの風が吹いております。
僕らが見せるのは、完璧なショーではない。
音楽が好きで、
お金が無くて、
経験もなくて、、
熱意はある人間が、
どれほどすごいイベントを作れるのかっていう実験です。
だれだって、ぐっと死ぬ気でやったら、なんでも出来るんだっていう生き様の話です。
少なくとも、音楽というカテゴリーの中では、そんな寓話も生きてるんだっていう、希望の話です。
音楽が、もし、そんな夢さえも与えられないのなら、もうなくなってしまえ。
ただの集金システムに堕したのなら、僕に音楽はいりません。
そう思わないための、最大の防壁がボロフェスタです。
音楽が音楽のままあり、それ以上でも以下でもない。
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また、こんなすごい時期に、ロボピッチャーのアルバムも発売されます。
ボロフェスタでも発売しますよ。
サインだって、きっとみんなでしますよ。
ボロフェスタで買うもよし。どこかで買って持ってくるもよし。もうなんでもしますよ。
とにかく、聴いて欲しいです。
10/5 「まぼろしコントロール」発売です。
ああ、俺は、ラッキーだな。
自分達のアルバムが発売されて、自分達のイベントが開催されて、自分達のフリーペーパーが配布されています。自分達で作ったHPはおかしな特集ページを作ってるし、それを応援してくれる人達がたくさんいます。
このハッピーな波に、どうぞ乗ってください。みなさま。
どこか遠くへ行くのではなく、
明確に、
きちんと、
希望に満ちた場所へ行く気がします。
多分ね。
ありがとう。
ありがと。
先ほどロボピッチャーDMを送付いたしました。
届いてない方はご一報を。
今回、アンケートに書いていただいたアドレスが、判読不能なものが多く、がんばってはみたけど、結構帰ってきちゃったのです。おかえりなさい。
その他、DMほしーって人も連絡くれたし。
info@robopitcher.comまで。
ほなー。
今から、ボロフェスタ買出しです。
炊き出し用の食材を買うんだー。
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