kato takao | weblog
ロボピッチャー・かとうたかおのweblog
1ヶ月ほど前から悪戦苦闘しながら作っていた曲がついさっき出来あがった。
メロディと同時に歌詞をざっと作っておいて、後でゆっくり手直し、というのが僕の作曲のだいたいのスタイルなのだけど、今回はメロディーが途中で変更になったり、歌詞が全く出来なかったり、さらに歌詞も出来てないのにバンドの練習でやったら結構よかったので次のライブでやることになってしまったり、それなのに歌詞は出来なくてもうほんとに大変でした。くるしくてしょうがなかった。自分の才能について本格的に考えました。とりあえず完成。良いのかどうかは後で判断されることです。今のところは「まあまあいいんじゃないか」とぼくは思っています。とりあえず、出来あがったことにほっとしてささやかな祝杯をあげています。ビールがうまい!
昔、ダニエルキイスが「アルジャーノンに花束を」でネヴィル賞を取ったときに、アイザックアシモフというSF作家が彼のもとにやってきて、「どうやってあんなすばらしい作品が書けたのですか?」と聞いたそうな。ダニエルキイスは「私にもわからない。わかるなら教えて欲しい」と切実な顔でいったそうです。
物を作るという不思議をあらわしたエピソードで、僕はこの話をSF小説を読みふけっていた中学のときに読んだのだけど、今でも時々思い出します。いったい、ものを作るってどういうことなんだろう。「神様がおりてくる」という表現をする人もいます。しかし、この神様の気まぐれには本当にあきれるほど苦しい思いをさせられます。僕らは音楽が作れないととき、もしくは文章が書けないとき、絵が書けないとき、なにも思いつかないときに、どれだけ祈ったらあいつは気がすむっていうんだろう。さっさとおりてきて、曲でもなんでも作らせてくれりゃ良いじゃないか。
まあ、とにかく今日は幸せです。この幸せのために曲を作ってるので今日は一人で祝杯をあげさせてください。明日から又、別の試練が待っているのです。
今日作った曲はクアトロで発表されます。たぶんね。
昨日は京都大学の学園祭でライブをして、今日は同志社大学の学園祭にライブを見に行きました。
なんていうか、大学生というのはいつの時代も同じような匂いを放っている様で、これといって時代の流行り廃りとは関係ない風体をしていますね。女の子は不必要にきれいで、様々なことを手のひらだけで操っていました。男はなんだろう、もてなさそうだった。なにが必要とされているかを考えようとはしていなかった。でも楽しそうだった。
僕もかなり幸せなほうで、ほくほくとした毎日を送っているけど、彼らの持つイノセントな幸せが僕にもう一度やってくることはない。もちろん、別にやってきて欲しくもないけれど。ただ、まあなんつうか、単純にうらやましかったです。あああ、友よ、僕らはもう若くない。加茂川に座っている女の子を見てもナンパしようとはもう思いません。
クアトロのための練習をこの週末していたけど、結構よさそうです。うん。新曲もなかなかカタチになってきたし。久しぶりに自分の音楽にささやかながら自信を持てました。
あ、それからきーぽんさんお返事ありがとうございました。ちえみジョーンズさんが12/21にネガポジで一緒にやるのはたぶん「原田博行」だと思います。友人です。たぶん見に行くと思います。ただ、ざんねんながらその頃にハラッパカラッパはライブはありません。飛び入りでしようかな。
よかったらゆっくり会いましょう。
というわけで、今流行りの公開返事でした。どこかで流行ってるはず。
そうだ、DMをおとついあたりに出したので、月曜日にはつくと思います。よろしく。11/29クアトロ、12/2ネガポジ、12/30ネガポジが前売料金で入れます。12/9、10の東京ライブの中止も告知しておきました。本当にごめんなさい。
侍魂を読むと、テキストにはまだすごい力があるんだなあと思います。
知ってると思うけど、もし行ったことのない人がいたら行ってみたらいいと思います。
http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/
明日は京大の学園祭で歌います。どうなんだろう。こんな心境で歌うというのも久しぶりです。考えられないくらい良いかもしれないし、予想どおりだめかもしれない。
幸せであることを時にわれわれは忘れてしまいます。身近にある瑣末なネガティブに心ふたがれる思いをします。それはそれでわれわれが演じるべき役割としては適切なのかもしれないけれど、せっかく舞台に立った役者さんなら、自分という人間をお客さんに覚えておいて欲しいはずです。
なんて幸せそうな役者なんだろう、とか、なんて楽しそうに演じているんだろうとか思わすことってそんなに難しいことではないと思います。
どうか、がんばってみてください。あなたの内にある幸せにあなたが一刻も早く気づきます様に。
また更新に間が空いてしまったなあ。
どうなんだろう、やっぱりしばらく更新しないと人は離れていくんだろうか。いまいちな日記が続くとヒット数が激減するとか。どうなんですかきーぽんさん。
HPのほうには書いたんだけど、12/9、10に予定されていた東京でのライブがキャンセルになりました。生まれて初めてライブをキャンセルしました。別に対した理由があるわけじゃないけど、なんとなく気分が悪いです。ケンカしたとかではないのだけど。
爪が伸びて行きます。僕が曲を作っていないのに。なんて残酷なことなんだろうと思う。僕が曲を作れるまで時間は止まるべきだ。
足の爪が伸びすぎて靴下を食い破った。食い破られた靴下が悔しがったのか。食い破ってしまった爪が悔やんだのか。
いずれにせよ、救いのない話だ。
11/29クアトロ。来てくれないと困ります。最高によい演奏をする自信はまったくない。でも、もし奇跡が起こって、今のハラッパカラッパが実力以上の演奏をするならそれはクアトロでだろうと思う。そんなことさえ望めないなら、あんなバンドなくなってしまえばいい。
ふと気がつくと、自分に優しい人達だけを集めてえらそうにしている。なんで自分がこんなにえらそうにしているのかも見失う。
もし、僕らが誰かに対してえらそうに出来る、つまり誰かに対して優越感を持つことが出来るとするならば、それは相手も同じ位の確信で自分のことを見下していると信じられるときだ。僕らは嫌になるくらい公平な大地に生まれ、フラットな世界で、より純度の高い公平さを探している。
いや、何が公平なものか。われわれは虐げられ、辱められ、いまなお汚れた水をすすっている。
そうだ。僕は虐げられ、辱められている。
で、基準はどこだ。
とにかく、自分がどう考え、どこへ向かおうとしているか。どこまでもまっすぐ歩けるか。その次に社会性が必要になる。
そのラインのうんとうん手前で、自分のことを低く見る人々を僕はとても軽蔑します。
風邪をひいて熱のあるとき、手の暖かさが不思議と心地よかった。冷えた壁に触ると、溶けて別の空間が生まれそうだった。僕はどきどきして、いろんな人と手をつなぎたかったのだけど、もちろんだれもそばにはいなかったので、一人でこっそり手をつないだ。ここではないどこかのことを心から思った。
かえるが鳴いていた。たしかほんの少し前まで。
こんなに早く鳴けなくなるなんて、想像もしなかっただろう。
いや、知っていたからあんな風に鳴いたのかもしれない。
知らなかったから、あんなにのんきに歌えたのかもしれない。
いずれにせよ、彼が幸せでなかったなどと誰にも言わせはしない。
風邪治りました。心配してくれた人ありがとう。かなりたくさんの人々に迷惑をかけました。
どうも、秋風が吹くと不安定で、時に身体がしびれて自由が利かなくなるほどの不安が襲ってきます。さて、どうしよう。
ゴムを伸ばしていくと、どきどきします。パンとはじけてどうにかなってしまいそうです。ぎりぎりのぎりぎりまで引っ張って、ものすごくたくさんの期待と可能性を背に受けながらゴムはもとに戻ります。僕はそれをスローモーションの様に見ている。奇跡みたいに美しくうねりながらゴムが元に戻っていく。なにか信じられないくらい大切ななにかを伝えようとしているようです。中空で身をよじる様にして激しく二度三度回転して、ゴムは床に落ちる。そしてもう動かない。なにも変わっていない。ぼくはどんなメッセージも受け取ることが出来なかった。
また、今までの生活が始まる。退屈で、いとしくて、ただ流れるために流れる時間に沿って歩く。僕は少しづつ賢くなり、また少しづつもとに戻る。
ただいま、といって帰る。だれも迎えてくれない。靴を脱いで部屋に入るとメモが置いてある。
さようなら。ごめん。
と書いてある。ゴムからのメッセージだ。
だれも悪くないのに、みんな不安でみんな悲しい。いっそだれか悪い奴がいてくれたらと思う。しかしみな大なり小なりの善悪を抱えていて、「頭の先から足の先まで悪でいっぱいです」なんて胸を張れる奴はいない。
とうとう本当に誰もいなくなってしまった部屋で僕はまた歌を作る。出来あがったらちょっとほっとして、ゆっくりする。明日はこの曲をみんなに聞かせてあげようと思う。お風呂に入って眠る。夢は見ない。
朝起きて、いつもの様にありったけの存在意義を集めて起きあがる。
くりかえす。ゴムのことも忘れていく。何を覚えているべきかもわからない。
でも、毎日目が覚めて、幾ばくかの喜びも存在する。風邪も治る。
それをもって正しいことだと、僕は言い張る。
あああ、風邪がひどくなっていきます。
昨日のライブに来てくれた人達はどうもすいませんでした。まあ、あんな日もある。ライブって生き物だね。
ぱらぱらと本を開く。意味のない文章。つまらないいいまわし。ベッドで寝転んで16行くらい読んでいると、この世の中の成り立ちを理解できた様な気になる。ベッドで寝転んで、適当に転がってる本の適当なページを開いて適当に読むようなものなのかもしれない。それを眉間にしわ寄せてみんな意味ありげにやってるだけなのかもしれない。
そうならいいなあ。
さて、なんと昨日のライブはかなり最低だったのですが、最低続きに「いみなしっこ」の宣伝をするのも忘れてました。いみなしっこ買ってくれよう。あと7枚ほど売れたらノルマは達成なの。
じゃね。
風邪だ。
ひどいよね。風邪って。どういうつもりなんだろう。
中学の頃に読んだ「夏への扉」という1960年代に書かれたSF小説では90年代終わりには風邪というものは世界に存在しなくなっており、みんな健康って書いてあったのに
嘘っぱちじゃんかよう。鼻かみすぎで痛い。ちなみに「夏への扉」はハインラインとかなんとか言う人の小説で、SFの最高傑作の呼び声も高いそうです。「アルジャーノンに花束を」をおさえてSFマガジンで一位になってました。最後の一行が印象的だったのを覚えてる。
最近は水木しげるの「昭和史」を読んでる。オーソドックスな昭和史でとくに抵抗なく読める。たんたんとした語りも心地よい。文庫にもなってるのでよかったらどうぞ。
11/4もライブでいみなしっこを販売します。良かったら買ってください。一生懸命作りました。結構いいとおもうけどなあ。
さて。がんばろう。明日は岐阜で法事です。
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