初めてのホームページを作っている友達から「リンクって勝手にしていいの?」というようなメールをもらい、返事を書きました。長々と。以下転載。
まずリンクに関してはみんな理解度が違うので、個人がやっているページについては許可をとるか報告するのが一番丁寧なやりかたです。
でも法律的には「リンクを張ることで相手に損害を与えない限りは勝手にリンクを張っていい」ということになっているようです。(<ですよね?)これはどうしてかというと「リンクを張られたくないのであれば最初からインターネットで情報を公開するべきではない」というのが今の主流の考え方だからです。
「損害を与える」というのは悪い人が集まるページに「こいつを攻撃しろー」とか言ってリンクを張ったりするケース。2チャンネルも2チャンネル内から個人のページに直接リンクを張ることはタブーになっています。
リンクは「情報がある場所を教えているだけ」です。許可とか報告はいらないと思います。でも人情の部分で報告を入れた方がいいかもね、ということなのです。
ちなみに僕はリンクしても連絡しません。損害なんて与えようもないし。ホームページなんてリンクされるために存在してると思っています。特に「いかにも情報提供してます!」っていうページはもう勝手にやっちゃっていいと思います。バンド関係のページも。
ところがしかし、著作物になると話が変わるのですよ。著作物は、絵とか歌とか文章とか他人が作り出したモノです。これは「使っていいよ」って書いてない限りは勝手には使えません。使うというのは自分のページに持ってくることです。
「無断転載禁止」って書いてなくても「転載OK」って書いていない限りは許可がいります。だから詩を引用するのも本当は著作権者の許可がいるのですよ。自分のパソコンにダウンロードして個人的に楽しむのはOK。
「リンクはオッケーだけど自分のページの中で表示するには許可がいる」ということです。「バナー」に関しては、そもそもリンクする時に使うモノだから勝手に使っていいと思いますよ。
アメリカはインターネット発祥の地だけあって、このあたりも進んでいます。自分の著作物に関してどう自分が考えているか、というのを段階に分けてアイコンで表示するクリエイティブコモンズライセンスという仕組み(団体?誰がやってるの?)があります。日本語のページもあるけど、日本ではたぶんまだ法的な力はありません。
例えば「もし世界が100人の村だったら」の文章とかは「商売に使ったらだめだけど、無断引用、無断翻訳はOK」という感じでしょうか。イケザワさんからのメールマガジンもそうだった。
あとはばれるかばれないかの問題になるのですが、リンクはアクセスログを見ればどこからリンクされているか大体わかります。テキストはそのテキストで検索すれば見つかるかもしれません。画像は話題にでもならない限り、ばれることはないでしょう。
ふう。
間違ってないよね。
で僕もこれを機会にクリエイティブコモンズのアイコンを右下の方につけました。このikeeponのページの内容物はこちらの条件付きで許可なく使用できます。
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