エストレーラ庭園で待ちあわせ

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去年お世話になったラパ地区のAirBnbの宿主さんに連絡してみる。旅行前も旅行中も何度か連絡してみようかと思ったけれど返事なかったら寂しいので躊躇。でも結局アプリを通じてメッセージ送信。

返事がすぐに返ってこなかったのでとりあえずそのエリアまででかけていってブラブラした。このエリアは観光地から少し外れてて人が少ないのと古い街並みに普通に人が住んでる感じが好きだった。今回もこのエリアを中心に宿を探したけど予算に合う場所を見つけられなかった。

思い出のパティスリーで休憩。最近は何度も同じ場所に行くのが以前ほど嫌いじゃなくなってきてる。どうせなら違うところに、っていう気持ちが昔に比べて小さくなった。老化だろうか。でも自分が気に入った場所に戻ってくることの喜びは充分感じている。

思い出のコーヒーと思い出のエッグタルトを食べた後、去年泊めてもらった部屋の下まで行ってみた。去年使ったWIFIが繋がった。宿主から返信が来てた。「君みたいなナイスガイを忘れるわけないじゃないか。今日の夕方エストレーラ庭園で会おう」というメッセージが返ってきてた。「今下の通りにいます」って返信しようと思ったけど、わざわざ庭園で会おうっていうくらいなので、庭園のほうが都合がいいんだろうと思ってOKの返事だけした。

待ち合わせの時間。大聖堂側から来るだろうと思ってそっちの入口付近で待つ。が全然来ない。今回携帯電話の契約もしてないので連絡もとれない。地球の反対側からやってき貴重な時間を無駄にしていると言えばたぶんその通りなのだけと結構しつこく待った。からかわれているんだろうかとか思ったりもした。途中庭園の中をぐるぐる回ったり。だんだんどんな顔だったかも自信がなくなり、1時間ちょっと待って帰った。途中、大聖堂の鐘を何回か聞いた。

ラト駅から帰りの地下鉄に乗る前に駅の近くのレストランで食べたイワシのグリルがうまかった。イワシのグリルに白ワインビネガーとオリーブオイルをふりかけただけのシンプルさ。身をほぐしてパンに乗っけて食う。このシンプルさでこんなにもうまいのかと驚いた(sardinas asadas. 材料あればできるのでやってみてください)。

宿に戻ると「おまえどこにいるんだ?自分たちは真ん中のステージの上にいるけど」というメッセージが入ってた。一応その辺も見たんだけどなー。もう一度待ち合わせに挑戦するか5分くらい悩んで結局翌日の同じ時間に待ち合わせすることにした。信じることにしたんだから後悔はしない、ということにして。

翌日、子供が遊ぶエリアの近くにいると言ってたのでその辺をぐるぐる回りながら待つ。また約束の時間が過ぎた。寂しい気持ちになりかけた時に「あれ?この人知ってる」という顔の女性が目の前に現れた。宿主の奥さん、こういう顔だったと記憶が戻ってきた。

彼女に案内されて宿主と赤ん坊の待つ芝生のところへ。1年ぶりの再会。芝生に広げたシートに座って他愛のない話を30分くらい。記憶の中の容貌と微妙に違ってた。ちゃんと再会できて昨日の待ちぼうけも報われた気がして上機嫌で別れた。

同じレストランでまたイワシのグリルを食べて帰った。

リスボンには日が暮れたくらいに到着。宿に荷物を下ろして(ケバブ食って)寝て目が覚めて朝ごはんを食べたらコスタ・ダ・カパリカ(カパリカ海岸)へ向かう。去年サーフィンレッスン中に首の骨を折ったビーチ。その時は車に乗せていってもらったので楽だったけど、公共機関で行ったらなかなかめんどくさい場所だった。

市外に出る鉄道は市内の地下鉄とは会社も違うし本数も少ない。もともとわかりづらい切符の買い方もさらによくわからず。結局窓口のおばちゃんにいろいろ教えてもらってなんとか購入(買うというよりも毎回チャージする感じ)。帰りのチケットも買っときなさいと言われ購入。時刻表にマーカーで線までひいてくれる親切さ。

4月25日橋を渡ってテージョ川(タホ河?)の向こう側へ。駅を出てバス停まで歩くとすぐに「 Costa da Caparica」と書かれたバスが来たので、一応運転手に「コスタ・ダ・カパリカー?」と聞くが通じず。「コスタ?」と聞くと「イエス」と返事が帰ってきたので乗車。

バス代いくらだったのか、先に払ったのかあとに払ったのかも覚えてない。ただ海に着くまで30分くらいずっと立ちっぱなしで、ロータリーを回る時に車内で転がらないようにしっかりとバーを握りしめておく必要があった。

去年はビーチの駐車場まで車で行ったので全然知らなかったけど、バスが停まる場所からビーチまでは水着やサングラスを売っているお土産屋さんやレストランが並ぶ観光地だった。まだ風もまあまあ冷たいし人もそんなに多くなくて、ひなびた感じが漂っている。夏泳ぎに来るところなんだろう。

怪我をした例のビーチはバス停の場所から結構遠くて、海にたどり着いた後もビーチ沿いに結構歩いた。波が悪いのか風が悪いのか、サーフィンをする人も泳いでる人もいなかった。去年はあんなにいたのに。

ビーチに着いた。頭から突っ込んだあたりの海をゆっくり眺めてると、怪我をした直後のすごく不安な感情が戻ってきてドキドキした。そのままずっと海を見てたらドキドキも落ち着いてきて、「またここに戻ってこれて本当によかった」という気持ちのほうが大きくなってきた。

また戻ってこれて本当によかった。

自転車様が通る

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ヨーロッパの夜は明るい。5月のアムステルダムの日が暮れるのは夜9時くらい。目的地への到着が遅くなってもまだ明るくて人の通りが多かったりたりするのは地味に嬉しい。

バスは北の方のちょっと外れた駅に到着。市内の電車のパスを買うべく構内の窓口に行ったら、それは外のスーパーで買ってくれと言われる。世界的な観光都市だし英語もみんな普通に喋る。

台北MRTの文湖線の車両みたいな小さい車両の電車でホテルへ。今回の旅行で唯一の普通のホテル。駅の直前で大きなスタジアムが目に入る。どう見てもサッカースタジアム。調べるとアヤックスの本拠地だった。さらに調べると翌日にヨーロッパリーグの準決勝だった。ヨーロッパのスタジアムで試合を見てみたかったが、たぶんチケット取れなさそうだしたぶんひとりで行くことになるし、ちょっと思っただけでやめた。

ホテルは超合理化が進められたほぼ無人ホテルだった。入り口の狭い部屋にチェックインのための機械の使い方を教える人がひとりいるだけで他は誰もいない。鍵も画面の横の箱に入ってるのカードを1枚選んで自分でスキャンするとそれが鍵になる。帰りは箱に返す。いさぎよい。

翌朝、小雨の中、スタジアムを横目にちょっとだけ走る。最近流行りのホテルやモールが併設されたタイプのスタジアムだ。駅もすぐそばだし確かに便利。スタジアムだけじゃなくて大きなコンサートホールもある。

市内をブラブラして昼過ぎに帰ってきた。フォーがうまかった。スタジアムの前の広場に少しずつ人が集まってた。簡易のオープン型小便器がちらほら設置。夜はライブを見に行くことにしてたので一休みしてから再出発。

外に出るとちょうど試合中、ちょっとだけでも雰囲気を味わうべくスタジアムのすぐそばまで歩いてる途中にホームチームに点が入ってそこらじゅう大騒ぎになった。おもしろい。屋台でおみやげのバッチだけ買って帰る。

ライブはほぼ会場の見た目だけで選んだだけあって、会場がものすごく良かった。建物に入ると普通にパブで、奥に赤いカーテン。カーテンの向こうがステージになっていて、開場時間になるとカーテンが開いてステージを通って客席にぞろぞろと入る。

イリノイから来てたガラガラ声の若者の弾き語り。若くてまだ自意識過剰なお年頃な感じ。

終わって夜10時過ぎてたのに異様に腹が減ってたのでポツンと開いてたケバブ屋へ。ヨーロッパには「貧乏人はケバブ食え」ということわざがあるくらいケバブは安くて大盛りで助かる。(そんなことわざはないけど)

深夜にホテルの駅に戻ってきたら広場がゴミだらけだった。例の小便器は何の液体かわからないが周りが水浸し。ゴミはほぼハイネケンの緑の空き缶で、誰も最初からゴミ箱に入れようなんて一瞬も思ってないのがひと目でわかるくらいの密度でゴミだらけだった。街なかはゴミもなかったし、たぶん試合がある日は捨てていいことになってるんだろう。そうとしか思えない。

2泊3日でいろいろ食べた。生臭い魚、自販機のコロッケ、コーヒー&ケーキ、ミントティー、コンビニのサンドイッチと果物。果物は熟れた小さなりんごだと思ってかじったら桃だった。

コンビニのコーヒーの入れ方がわからなくてマゴマゴしてる時に、後ろにいた人に「お先にどうぞ」って言ったら「電車まだ来ないからいいよ」とニッコリ笑ってくれて和んだ。場所の印象はこういうので結構決まる。

オランダは自転車が偉い。自転車専用レーンが街中にあって頑丈なママチャリみたいなので運河の周りをみんなすごいスピードで走ってる。自転車レーンを歩行者が歩いてると迷惑がられるし、レーン以外で自転車乗ってると警察に注意される。

駐輪場も巨大だった。日本の駐輪場にはなぜ自転車のメンテ屋が併設していないのだろうか。

そういえばデカトロンという、フランス系のスポーツとアウトドアのお店がホテルと同じ建物にあって、あまりの安さと品揃えになんか興奮してしまった。どれも中の上くらいのものだけど異様に安い。ユニクロが初めて出てきた時と同じ印象を受けた。乗馬グッズまであった。

折りたたみリュック(3つ)とパンツを購入。リュックはその後の旅行で活躍することとなった。

食べるは楽しめる

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「美味しいパンときれいな自然」という去年と同じリクエストを叶え続けてくれる友人の案内で、真っ直ぐで背の高い木の森をひたすら歩く。途中で何度も写真撮りながら誰も疑問も持たずになぜか3時間近く歩く。陰ると寒いが日が出るとTシャツで気持ちいい。上着を着たり脱いだり。

去年と同じく友人宅で食い過ぎ。ただ食べるだけじゃなく素材の組み合わせの意図や味について評価しながら食べる。日本だとたいした意識も向けずに食べてるものに最大限の意識を向けることがなかなか楽しい。なんといっても食べ物の場合は、それを見たり聞いたりするだけじゃなく、食べてしまえる点がすばらしい。食べるって楽しめるなーと思わせてくれる友人夫妻に感謝。

晩ごはんを食べてしばらくすると「ではそろそろ」と言いつつ宝石のようなチョコレートが出てくる。

出発の日の朝はステーキ。前の晩に友人が予約してくれたバスに乗るべく駅まで行ったらバスがどこにもいない。結局友人が駅を間違えて覚えていたことが判明。かなり気にしてたけど怒る理由もなくその場で次の便を予約してちょっと遅れて出発。

雨のせいか道は渋滞でなかなかアムステルダムに着かない。有名な条約の名前の街を通り過ぎて、あと10キロくらいのところでなぜかバスはパーキングに入り休憩。運転手が何かを説明して乗客たちが少しどよめいた。それからみんなはバスを降りてタバコを吸い出したり、売店やトイレに行きはじめたり。

バスの横でタバコを吸っていた兄ちゃんが「ドライバーは5時間運転したら50分休憩しなければならないという法律のせいで、今からここで50分休憩するらしい」と教えてくれた。その兄ちゃんはベイルートから旅行に来てて、今パリからアムステルダムに移動中だと言ってた。

雨もやんで暇なのでパーキングエリアをうろうろした。売店でなにか買ったような気もするけどもう覚えてない。

Voie 8

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出発。

去年大怪我をしたリスボンの海に行ってマブイを取り戻すべく、去年と同じ経由地でヨーロッパへ。那覇から台湾。忙しい時期に重なって荷造りもゆっくりできず、かつ寝不足。那覇空港で手荷物の重さがオーバー、大きい荷物は結局預けることにした。

寝不足で初日から体調がすぐれず。待ち時間を使って新しい地下鉄に乗って台北の街まで出るつもりだったけど、結局空港にずっといた。熱烈歓迎的クーラーのせいで空港は寒い。気づけば暖かい服は預けた荷物の中。なぜか預けなかったオレンジ色の毛布を羽織って空港の中をうろうろした。

コンビニの煮玉子、チェーン店の魯肉飯、暖かい阿里山茶。無料のシャワー。本屋でコインをもらって動かすマッサージチェア。

キティちゃんが機体に描かれた飛行機に乗って台湾から14時間。おしりを拭く紙にもキティちゃんがプリントされている。無地のロールよりもキティちゃんのロールのほうが早くなくなっていた。みんなきっと好きなキャラクタでお尻を拭きたいものなのだろう。

ロングフライトでフラフラ。早朝について長い入国の列に並ぶ。2時間近くかかって入国。ベルギーへ乗り継ぐ列車は午後なのでゆっくりと荷物を整理して出発。

ボロボロのアコーディオンを持って空港駅のプラットフォームをうろうろしていたジプシー風のおじさんに笑いかける。おじさんはちょっと演奏してくれた。これから始まる旅行の縁起担ぎだと思ってポケットの2ユーロを渡した。

その時そばにいたおじさんの知り合いらしいおばさん(と子供)に「パリはこっちよ!」と言われていっしょに電車に乗った。そのおばさん(と子供)は電車が動き出すと車両を歩き回り、いかに自分たち困窮しているか説明したカードを全乗客の膝の近くに置いてまわった。最後まで行くともどってきて、カードを回収しながらひとりひとりにお金を恵んでくれるようにお願いしてた。

北駅に着いてちょっとだけ街を歩く。サンドイッチ買い食い。スーパーでフルーツ買いだめ。駅のホームでエスプレッソと甘いパン。うまい。去年と同じように赤い高速鉄道に乗ってブリュッセルの友人宅へ。

知ってる顔を見たら気が緩んで一気に眠くなった。

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