万博記念公園

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なかしゅうの京都の話がおもしろかった。昔大阪に遊びに行ってひとりで万博記念公園に行ったのを思い出したよ。

僕の実家のアルバムには万博記念公園の遊園地にいる子供キーポンの写真があります。動物の耳つき毛糸の帽子をかぶって赤い顔で鼻水を垂らしている写真。その場所にもう一度立ってみたい!と思い、大阪の友人たちが昼間働いている間にモノレールに乗って行ってみました。20年ぶりくらいだろうか。そうエキスポランドです。

写真の中の僕が立っていたのは園内の路面電車かなにかの2本のレールの内側でした。行けばすぐにわかりそうな場所。でもしかし、その日はエキスポランド改装のためお休みでした。うん。しょうがないので反対側(たぶん)の緑のほうへ歩いていくとあの太陽の塔がありました。

20年くらいかけて僕が構築してきた価値観ごしに見た塔は僕の価値観の外の世界に立ってました。なんかあれはヒトが作り出したモノっぽくない。圧倒されました。想像よりも2倍くらいでかいし。

僕の記憶の中の太陽の塔は、「リングにかけろ」で相手ボクサーがブーメランスクエア(<必殺パンチ)で塔の上のほうまでふっとばされるシーンに完全に上書きされていました。もうかなり前からだね。


いや、思い出したのはそんなことではない。

公園内の立派な民族資料館でイギリスのパッチワークというのを見たんだよ。たぶんイギリス。刺繍されていたメッセージがおばあちゃんから孫へのメッセージで

私はあなたが大人になる姿を見ることはないけれど
私は幸せなんですよ
私のために涙を流さないで下さい

のようなことが書かれてあった。たぶん。

僕はそれまでパッチワークというものはボロ切れの再利用程度のものくらいにしか考えてなかったので、いきなりの真摯なメッセージに立ち止ってしまいました。で、その時このメッセージを縫い付ける自分を想像してみて思った。

言葉を鉛筆ではなく針で縫いつけるという行為はものすごく気持ちの濃い作業だと思うのですよ。伝えたい言葉があってそれを縫い付ける。時間がかかる。その時間を埋める気持ちがある。

だーーーーーーーれもまったくいない館内は立ち止まった僕のせいでほんとに静かになってしまったよ。

おやすみ。

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2 Comments

$u?いおもいが持つちからって

はかりしれないような気がします。

強い想いは現実になるって

聞いたことがある。

そしてそれをわりと信じてます。

関係ないけどわたしのおうちは

そのモノレールの沿線にあります。

聞き覚えのあるものがでてきて

ちょっとびっくりしました。

昨日これを書いたあとに

「気持ちを縫い込んで作るようなモノ」を

作りたい、と思いました。

どんなモノができるか考えています。

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