おら、おめえたちにやれるもんはなんもねえ

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今日は「北の国から-時代-」の録画されたのを観ています。本当はじゅんが東京から帰ってくるやつ(「卒業」だった?)が観たいなあ。あのとき静岡にいたんだよ。「北の国から」に僕が目覚めた年だ。静岡だよ。ベランダから見た富士山。ゴミ捨て場でひろった自転車。裾野の自動車学校。沼津駅の近くの朝までやってるビリヤード場。伊勢丹の洋書コーナー。芦ノ湖まで徒歩旅行。懐かしの御殿場線。きゅーーーんと来るね。

いろんな偶然がありますが。

那覇に、僕が県内で一番危険だと思っている押しボタン式信号の横断歩道があります。とまりんから松山交差点に向かって走った時、松山交差点のひとつ手前の押しボタン式信号。

ここの信号は運転手から非常に見落とされやすい。さらにこのあたりは渋滞していることが多いので、信号で止まっているのか渋滞で止まっているのか、確かにまぎらわしい。横断歩道が青になって渡っていると隣の車線を車が横切ったりします。

昨日は雨が降っていて傘を持っていない僕は小走り。中央分離帯のところで賢明な僕は左を見ました。すると作業用の金属のかごをフロントウィンドウ前にぶらさげた2トントラックが、ゆっくりと走ってきます。1、2車線には車が止まっているのにも赤信号にも気付かずに第3車線を走ってきます。

これはこのまま来るんじゃなかろうか、と思って僕が立ち止まった瞬間、運転手のヒトと目が合いました。事態に気付いた運転手はパニック&ブレーキ!スピードはあんまり出てなかったのだけれど、トラックの重さと濡れた路面のせいでタイヤはロックして「ズズズズズズズズー」といいながらゆっくりと僕の前を横切っていきます。フロントウィンドウの前の金属のカゴを「ぐわんぐわん」と前後に揺らしながら横切っていきます。運転手のパニックさ加減をあざ笑うかのようなゆっくりさ加減で横切っていきます。僕は「うわー」と思いながらなぜか笑ってしまいます。1、2車線の運転手たちも唖然とした顔で見ています。

車一台分くらい通り過ぎた当たりでようやくコントロールを取り戻したトラックは結局止まらずそのままゆっくり立ち去っていきました。あれが僕に危害を加えにきた戦車でなくてよかったよ。

実際僕は危なかったのか?あとから最悪の事態をゆっくり想像していたら、床に転がって泣きじゃくりたいくらいの不安感に襲われそうになりそうになりかけかけた。まったく、辞世のブロッ句も残せずバイバイするところだった。「北の国から-遺言-」じゃないけれど、常日頃から「遺言」書いとかなくちゃね。おら、おめえたちにやれるもんはなんもねえ。ってさ。

ああ、富良野に行ってみたい。
静岡にも、ゆっくりと。

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