今日は海を見に行ってきました。久しぶりの伊計島。よく泳ぐビーチでぶらぶらしてると山側の方にびっしりとオレンジ色のツタが這っているのを見つけました。
以前見たときはほとんどが緑色だった記憶があるのですが、今日は9割方オレンジ色でした。しかしびっしりとツタが走っている。波が来る海辺の方までは伸びて来ていないけれど、縦横無尽に走っている。そのエリア内の背の低い植物はたいていがんじがらめに絡まれている。
こうなってくると一番の根元とか一番先っぽを探してみたくなります。根元はどこにあるかというのはほとんどわかりようがないので(たぶんたくさんあって限定できない)先っぽのほうを探しました。
一本の太めのツタが海に向かって伸びていたのでを辿っていく。辿っていくとそのツタの途中からどんどん細いツタが飛び出てきてあっちこっちに伸びている。それが砂浜を覆っているのです。そんで僕は思ったんです。枝というか枝分かれというのはすごいなと。なんと便利で合理的な広がり方なのか、と。
人間様からしてみれば、枝分かれというのは植物が普通にやっていることとして理解してると思いますが、植物ってやつが初めて枝分かれという技を覚えた瞬間のことを想像してみてください。こりゃすごいことですよ。1本より2本。2本より3本。あいつがダメでも俺がいる。すごすぎる。枝分かれサイキョー。
まあ僕は物理的には枝分かれできないタイプの生物ですが、できたら精神的にとか知識的に枝分かれして広がっていく、そんな強い個人になりたいもんです。それが具体的どういうことなのかは自分でもよくわかりませんが。
(そいや、細胞分裂がすでに枝分かれか。でもあれはコピーしてる感じで縦横無尽に広がってる感じがしないから枝分かれとはちょっと違う気がするなあ)
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