明日からの東京一泊二日用の本を一冊。本屋で長い時間をかけて選んで買ってきた。また読まない本がたまる。何回やれば気が済むのか。でも遠足のおやつも遠足の楽しみだからいーんだよ。
August 2006 Archives
さあそろそろこの話も終わりにしよう。
とにかく世間話の下手な僕はいろいろと尋ねるしかない、でしょ?で、まあいろいろ尋ねてみたんだ。「最近まで沖縄に行ってたんですよ、映画の仕事で」と彼は言う。僕は思う。映画といえばこの前のあの撮影隊だろうなあ。あそこにいたんだな、きっと。いやオイコラチョットマテー。この顔に白いタオルをかぶせてだねー、えー上半身裸にして髭を加えて膝丈の汚いアーミーズボンを履かせまして、と。おおお???
「その映画、伊計島で撮影した?」「ええ」「そんとき黄色いヒレを持って海から上がってきた男に声かけた?」「(彼の目が大きく開く、しばしの沈黙後)ええ」「それおれだ」
(完)
ご静聴ありがとうございました。「なんちゃって翻訳調」に挑戦したつもりでしたが、集中力を持続することができませんでした。スタミナつけなきゃ。
新宿歌舞伎町には野良犬がいそうでいない。とりあえず僕は見たことない。8月になって僕は歌を歌っている友達2人(ちなみに男一人、女一人)にくっついて車に乗って東京にやってきたんだ。沖縄から大阪まで飛行機に乗ってそこで2人と合流して、そこからいっしょにやってきた。これは旅だよ。この旅で僕はたくさんの幸せなライブを見ることができたんだ。その夜にも幸せなライブがまたひとつ終わってそのまま夜の歌舞伎町で打ち上げをすることになった。ライブハウスのすぐ近くの居酒屋で新しい友達と古い友達と旅の疲れが入り交じった打ち上げだ。
僕の左で幸せいっぱいに喋り続けているのは何回も会っているけれどその夜はなかなか名前が思い出せなかった友達。沖縄にも遊びに来たことのあるヤツ。彼は僕のことはおかまいなしでひっきりなしに僕に喋り続けているけれど、とても幸せそうなので嫌な感じはまったくしなかったんだよ。きっととてもいいヤツなんだろう。でもその時僕は彼にちょっと申し訳ない気持ちになってしまったんだ。僕はライブの打ち上げが嫌いじゃないけれど、自分がミュージシャンではないのでいつもちょっと引き気味なんだ。つまり僕はその時幸せだったけれどそれと同時にとても静かだったんだ。
「こいつ俺の中学校んときからの友達なんだけどさー、今度沖縄のやんばる(沖縄本島北部の通称)に行って民宿始めんだー。だからキーポンもなんかあったら助けてやってほしんだー」と友達。彼は最近の東京のイントネーションで言う。僕の右隣で静かに飲んでいた男が彼の言う"中学校んときから友達"だった。気づいた時には僕は仲良し2人組のあいだにいたんだよ。もしかしたら邪魔だったのかなあ。邪魔になるのは好きじゃない。そう思った瞬間テンションが少しだけ上がって言葉が出た。「やんばるで民宿っていいねえ。最近は那覇らへんにたくさんできてるから、やんばるはいいんじゃない?遊びに行くよー」僕は正直に喋れば喋るほど嘘っぽくなるんだよ。もうやんなっちゃうよ。まあなんというか、僕はつまり世間話が下手なんだ。あの時伊計島でも「いや、あんまり」とか言っちゃったんだよ。
(つづく)
海に来たのは木陰でゆっくりするためではないので荷物と友人(ちなみに女ふたり)をおいてひとりで泳ぎ出す。撮影の邪魔にならないようにいつもよりもちょっと離れたところで泳いだんだ。気をつかったんだよ。えらいよね。その時は潮が引いていて礁湖の中は浅くて光もいっぱいで嘘みたいに気持ちよかったんだ。ほんとだよ。
30分くらい泳いで岸の方まで戻ってくると友人2人が波打ち際でちゃぷちゃぷしている。きっと移動しなきゃならなかったんだろう。まったく。友人の近くににいちゃんがひとり立っている。頭に白いタオルを巻いている。どうみても映画のスタッフだ。ヒトが写らないように見張っているんだろう。撮影隊の一団とは500メートル近くも離れているのにご苦労なことだ。
近寄りたくないなあと思ったけれど、そのにいちゃんは僕の上陸ルートのど真ん中で待ちかまえている。近くまで来た時に声をかけられた。そらきたぞ。「沖のほうはなんかいましたー?」とにいちゃん。世間話だ。
(つづく)
という言葉があるらしいです。以下の話を何人かの友人にしたら、そのうちの2人からこの言葉が出てきました。
あれは確か7月の中頃だった。友人2名といっしょに僕は沖縄本島の東の果て(はて?)伊計島まで泳ぎに行ったんだ。僕らが泳ぐのは誰も管理していない天然ビーチ。溺れてもすぐには助けが来ない美しくて危険なビーチだ。道端に車を停めてビーチのほうに歩いていくと大きなバスが止まっている。ロケバスという言葉がぴったりの大きなバス。映画の撮影をやっている。最近本島のいろんな場所で撮影しているという話は聞いていたけど、まさかこんなところでもやってるなんて、フッ。
いつもの木陰に落ち着くと300メートルくらい向こうの撮影隊のほうからおっさんがひとり、僕らの木陰に向かってまっすぐ歩いてくる。一直線にやってくる。僕らは邪魔なんだろうか。
おっさんは言う「今はいいですけど、撮影が始まったら移動してもらわなきゃならないんすけどいいですかー?」おい、その言い方はないだろう。ならなきゃなくはないだろう。この海は誰のモノでもないはずだ。カチンと来たので「すみません、僕らも撮影なんでそっちがどいてもらえませんかー?」って携帯電話のカメラを構えつつ言おうと思ったけどやめた。
(つづく)
携帯のブックマークに東海や関西エリアの天気情報や高速の渋滞情報のページが残っています。実際に行った後に見る道路地図と行く前に見た道路地図は見え方がかなり違う。ただの高速道路ではあるけれど僕は本物を見てきたわけです。こんなに道の太いヤフーの道路地図を見ても、自分が車で走った道を思い出すことができます。きっと記憶の中の細い部分は間違いだらけだろうけど、全体の印象に関しては間違いないものを呼び出すことができます(今のところね)。
google earthやgoogle mapはそら確かにすごいけどやっぱ実際の体験と比べるとティッシュペーパーと石くらいの違いがありますね。ちょっと車で走っただけでエラソーで申し訳ないですが。
今日は日曜日。昼過ぎに起きて文房具屋をブラブラ。ハンバーガー食ってうちに帰る途中、今週土日は基地が一般開放されているのを思い出した。いつもひたすらうるさいうちの近くの基地。僕の現在地がちょうど基地を挟んでウチから真反対だったので、これは年に一度のスーパー近道だぜ、と思いながら入ると基地の中はいわゆる一般人の車で大渋滞。車を停めて写真を撮りながらブラブラしました。
縁日とステージがあってヒトだらけ。果てしなく続くコンクリート打ちっ放しエリアに家族連れが思い思いに座ってピザとかハンバーガーとか焼いた肉の塊とかを食べている。軍用機がたくさん並べられていて中に入ることもできる。マニアの方々が一眼デジカメでバシャバシャ撮っている。おっさん2人が「証拠を見つけましたよー」って言いながら翼の下側に貼ってあった10センチくらいのステッカーの写真を嬉しそうに撮っていたのが気になった。なんの証拠やったんやろう。
飛行機っていうのは僕でさえが美しさを感じるくらいの技術で作られていて、さらにとんでもない風圧を受ける部分とかを自分の手で触ったりしてみると人間てすごいなってシンプルに感心します。ただ今日あそこに並べられていた飛行機の用途を考えると感心した分以上にヘコむ。
なぜかカスタムカーの展示会もあってたくさんの一般ピーポーがここぞとばかりに自慢の車を並べている。後部座席が光り輝くバーになっている車とか、後ろから走ってくる車に大画面で映画を見せることのできる車とか、音楽の低音部を異常な大ボリュームで聴くことができる車とか。そういうのが100台以上並んでいるので、そのあたりに行くと身体が低音に共鳴してボボボと震えます。
ゲートを通過する時、道路に鮫の歯(いや熊の爪か)みたいなのがずらーっと横に並んで生えている。歯はドアの爪みたいになっていて片方が丸く斜めになっていて反対側が尖っている。それが横一列に地面から10センチくらい出ている。これは正しい方向(斜めになってる方)から入るとタイヤが当たった瞬間ドアの爪と同じ要領で地面に引っ込みます。ガチャンて(<引っ込むまで進んでいいのか不安)。だけど反対側から入るとドアが反対から閉まらないのと同じ要領で爪は引っ込まなくて尖ってる部分がタイヤにざくざくと刺さるようになってる。このシンプルかつ効率的な仕組みも多少僕をへこませます。知恵の使用目的的にブルー。
今日はゆっくりした。今そうめんかざるそばが食べたい。
桃鉄のように移動し続ける鶴ジョンツアーの車から飛び降りて今日の夕方沖縄に帰ってきました。僕が同行した8泊9日間だけでライブが6回もありました。密度の濃い毎日が次から次へと通り過ぎていって、あっという間の9日間でした。人生最速の9日間だったかもしれません。
ツアーはまだ続いているけれど、僕のツアーはどうだったかというとそれはそれは楽しいモノでした。たくさんの言葉を使って細かく説明できなくもないけれど、今日はシンプルに「楽しかったー!」の一言でもうお休みしたいと思います。今日寝るのは愛すべき僕の布団です。
布団といえば、行く先々でいろんな布団で眠らせてもらいました。本当によくしてもらいました。旅の印象はヒトの印象なのですよ。この恩を沖縄でいつか返すことができたらいいなと思っています。みんな待ってるよカモン!どこに行ってもぐっすり眠る場所が用意されていたのは同行させてもらった3人の人柄によるものも大きいと思っています。3人、特に今回は鶴坊に感謝です。ありがとう!
車はまだ走り続けています!お近くの方はぜひ行ってみてください!
3キロ太った!
鶴ジョンツアーに同行して東京まで来ています。今日は集合時間が遅いのでゆっくりしています。昨日の夜は古い友がいっぱいの楽しい夜でした。10年以上も前からやっていることを今もやり続けているヒトが僕の周りにはたくさんいます。なおかつ今それで楽しい時間を過ごす事ができるっていうのはすばらしいことだと思います。さらに10年以上前にいっしょに楽しんでいたヒトたちと新しく仲良くなった人たちと、みんないっしょに楽しむ事ができるんなんてもこれまたすばらしい。昨晩はそんな新宿の夜でした。たくさんのヒトたちの途中が交差!ですよ。
時間が過ぎていくのはもったいないという気持ちも確かにあるけれど、時間が経ったせいで生まれてくる楽しみっていうのもあるんだなあ、と遅ればせながら気づきました。
お盆も終わり。明日からはいよいよ鶴ジョンツアーに同行するために関西に行きます。ご存じの通り台風が3つもいて、明日はその間を縫って飛ぶイメージでがんばります。2つはなんとかやり過ごしてるんだけどなあ。
沖縄に来て飛行機に乗る回数が増えたけれど、台風のせいで予定が狂ったりしたことは今のところ一度もありません。まあ僕がいなくて狂う予定もあんまりないんだろうけど。wish me luck.
タイトルが大切な時代っていうのがやってくると思うんですよ。本当はどこの世界であろうといついかなる時であろうとタイトルは大切なのですが、ウェブの世界ではこれからドンドンだと思うんです。
この頃はいろいろなコトを簡単に知ることができる。知りたいコト、知っておきたいコトを自分向きに流れてくるようにしておく。そういうことが簡単にできるようになってきました。そういうことをやっているヒトのほとんどの人がそういうコトで溢れ気味になり始めている時期だと思うんです。そしたらタイトルだけざーっと見るようになるんですよ。メールとかRSSリーダ(ブログのエントリ)とかはもうみんな無意識でも意識的にでもタイトルだけ読まれている状況を想像しながら書いてると思うんす。
だから自分で中身がわかってる時はその中身にきちんとしたタイトルをつけるようにしようと思いました。スポーツ新聞みたいな思わせぶりなタイトルもなるべくやめようと思っています。「キーポン、ポキーン弾!」とかね。まあなるべくね、覚えてたらね。この前書いたのはどうなんだろ。
「ミッドナイト・ポテチ」ってちょっとポップなパンクバンドの名前にしたらいいと思うんですけど、どうですかね?「チョコ・アフター・ランチ」っていうのもあってこれはガールズポップだとおもしろくないのでメタルバンドとかにどうですかね?
昼飯を食ってお腹いっぱいなのにコンビニでビスケット付きのチョコレート(<逆かも)を買って食べながら歩きました(いや、歩きながら食べたのか)。昼間の那覇の街は炎天下にあるのでチョコレートをまともにつまむことはできません。袋から左手の手のひらにコロコロと2〜3個出してモゴッという感じで口に放り込みます。ちょっと多めでトゥーマッチな感じがまたよいのです。左手の手のひらはどんどんチョコで汚れていきますがおかまいなしですよ。
そして、さっき本屋に行った後にとなりのスーパーでポテチを買ってしまった。最近増えている夜のポテチ。ミッドナイト・ポテチ。ボリボリやってると現代都市生活のゆりかごに揺られているかのような安心感を感じますよね。どうやろ。
お盆です。旧暦を把握していないので毎年スーパーでお盆の到来を知ります。この島のお盆は旧暦のお盆なのでいつ来るかよくわかりません。でもスーパーの品揃えとBGMがいっきに変わるので2,3日前になるとすぐわかります。入り口には親戚の家を回る時に持っていくお米ギフトや仏壇用のお菓子やらが並び、BGMは民謡一色になります。さっきそうでした。今調べたら今週末からお盆ですね。
チョコ・アフター・ランチ&ミッドナイト・ポテチ ・イン・ザ・オボン!
バッグって手を入れるスペースがないと不便ですよね。今までは自分の持っているモノがちょうどきれいに収まるバッグがいいものだと思っていました。モノを取り出すときに手を自由に動かせる空間が必要だということに気づくのにえらく長い時間がかかりました。
my stuff