詩人は何にでもなれる

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結構前からアメリカの民主党の大統領予備選挙をちらちら追っかけていたのですが、いよいよ大詰めです。向こう時間の今週の火曜日(いわゆるスーパーチューズデイ)に大勢が判明しそうです。

ずっとネット経由で見てきて思ったのが、やっぱり民衆が直接関心を持っているということです。これは自分の国の未来のことだ、と思っているヒトがとても多い気がする。外から半分野次馬感覚で見てる僕ですが、もし僕が向こうのヒトだったら今年の1月はずっと熱く語り続けてただろうなあ。

各候補のメールマガジンを購読していると、週に1回くらいの頻度で候補者自身の名前で寄付のお願いメールが来るんですが、読んでいてお金を出すことに違和感をまったく感じない。一般大衆が政治家のために納得して寄付をする。これって日本ではかなり違和感ありますよね?

政策を多くのヒトに印象づけるための活動に莫大なお金がかかるというのはよくわかるし、あなたの25ドルでステッカーが何枚作れます。何十秒のテレビCMをどのくらいのエリアで流すことができます。とかいった説明もきちんとしてある。各候補が集めた資金の量や内容自体が支持の大きさとして評価されるというのもわかりやすい。

まあ向こうの国民ではない僕には投票権はありませんが、僕がウェブで見つけた僕の好きな人たちが、彼らの好きな候補のことを熱く書いてるのを読んでいたら正直なかなか熱中してしまっています。

これはロサンゼルスタイムス誌が一候補者への支持を表明した社説の最後のパラグラフです。訳は時間もかけずにかなりテキトーです。特に最後の一言は怪しいのですが、これがマイベストです。

例えを使えって言えば、クリントン(<ヒラリー)はきちんと論理づけられたエッセイのようで、オバマは歌であり可能性に満ちた詩のようである。クリントンはとても実力のある欠けがえのない人材である。しかしオバマは実質的に彼女と同じことをする能力があって、さらに、国民がずっと長い間待ち望んでいたものを与えてくれる。大きな目的の達成を願う姿勢だ。

まあ僕が推すのはオバマさんです。国民が誇れる1つのアメリカ、希望、変化を主張する若い候補者です。結構リベラルな感じがするのですが、保守的なヒトにも響く価値観をしっかり取り入れてるのでうまくやれる気がします。彼の演説を聞いていると僕でも熱くなります。若い大統領としてどんだけやれるか残りの世界のためにもがんばってほしいもんです。まずは予備選、ほんとどっちが勝つのかわからんくらいの接戦ですね。

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