立花隆の「政治と情念」という本を読んだ。ドキドキするような冒険モノを読みたい気分で本屋を歩いていたらなんとなく購入。久しぶりに古本以外の本。コトの真相とかそういうことはさておいて、日本をずっと支配してきた政治のカタチを今更ながら知り、その枠の中での権力争いの話がとてもドラマチックでドキドキさせられました。権力争いの記録というのはかくも面白いものだということを知った。なんでだろうね。
僕の中で立花隆はずっと生き続けてすべてを見届けて僕らに伝えてくれる不死身の人のイメージなのですが、この前日経BPで書いていた「私は間に合わないだろうが、いまの若い人たちは確実に生きている間に核融合で発電された電気を使う時代を迎えるのである。」という一文を読んで「この人、世界にこんなに興味を持ってこんなに勉強したのに、あと2000年は生きるべきだよ」って思いました。でないと勉強しない僕らが困る。
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