僕とちえみさんがカフェにいる。友人のmamoがすーっと入ってきて「ちえみの絵が描きたいわけさ」と言う。「え?(絵?)」と僕。mamoは何かにふっきれたかのような落ち着きさ加減。今までずっと黙っていたなんて、相当描きたかったんだなあ、と僕は思う。
邪魔になるだろうと僕はカフェから出る。カフェの外は僕が育った田舎町。カフェは坂の途中の染物屋さんの店内にある。しばらくして店に戻る。mamoとちえみさんが向かい合ってソファに座っている。うしろからmamoに近づいてちらりとスケッチブックを見る。赤と黄色が見える。構造を崩したピカソみたいな絵。
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