赤い商品

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もし容量が8ギガだったら思い切って買ったかも。赤いiPodかっこいいなあ。ほしいなあ。

U2のボーノが中心になって呼びかけている赤い商品を買いましょう(JOIN RED)運動の品物たちの一つです。彼らと提携した赤い品物を買うと利益の一部が貧しくてエイズの薬を買えない人たちの薬代になるというわけです。

何が素晴らしいかというと、彼らのhpに書かれている「これはチャリティではなくビジネスモデルである」というところだと思います。ちなみに「赤い商品」って言ってますが、赤くなくても提携すれば赤い商品(RED)PRODUCTと呼ばれます。だから別に赤色でなくてもいいんです。かっこいいモノにさらなる付加価値をつけて買ってもらう。つまり魅力的なモノやサービスが(RED)PRODUCTになっていることでさらに売れるようにしようというわけ。

例えば、同じような商品が2つあって同じくらいの値段でどちらの商品もあなたを満足させることができるとしたら、そりゃ赤い方を選びますよね(色の赤の話ではないですよ)。すると売る側の人たちが赤い商品をもっと作るようになる。よくできてます。仮に「いや、うちは青い商品です。もっと寄付しますよ」っていうのが出てきてもOKなわけだから。

これはもしかしたら過去にもあったやり方なのかもしれないけれど、それを世界的な人気ミュージシャンが先に立ってやってるわけです。特定の企業の利益にからんでいなさそうでお金持ちで人気のあるミュージシャン。そういう人がやっているっていうのが持続的成功のための重要ポイントなのかもしれません。(そう!アーチストは自由だからかっこいいんだよ!)

こういう話こそウェブで広がっていくといいなあ、と思います。これをふまえて日本のお金持ちミュージシャンたちの活動を見ると、なんか内向きで閉じた感じがしますね。彼らのウェブページの作り方からして理解されることを拒んでいるような印象を受けなくもない。がんばれー、とは思っていますが。まあ日本の企業はいろいろめんどくさそうではあるけれど、ユニクロあたりは狙い目なんじゃないでしょうか。「ここはひとつwin-winでいきましょう」とかなんとか言っちゃったりしてね。

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