ベルガモットは気休めの香り

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生食期限から1週間過ぎた玉子が4つ残っていたのでゆで卵にした。時間通りにやったはずなのになぜかとろとろの半熟になってしまい食べるかどうか悩んだ。たまにお腹を壊すのはぎりぎりリセット世代の僕としてはまあいいかなと思いとりあえずひとつ食べることに。

このシチュエーションで古代から繰り返されてきた「黄身ってこんな味だったっけ?」という素朴な疑問が頭の中をぐるぐるまわりはじめる。いつもより確実に味覚が敏感になっていて、いつもよりよく味わっているのでどうもよくわからない。酸味が強いようなそうでもないような。とりあえずもうひとつ食べる。

うーん、大丈夫かな、いやどうかな。というところでこの中途半端な気持ちの食事が嫌になり残りの2個をゴミ袋に捨てる。でも結局2個も食べてるから一線は越えてるのよね。こういうことが僕には多い。

熱い紅茶を流し込んで気休めにする。アールグレイのこの爽快な香りは柑橘系果物のベルガモットの香りだと知る。不安な心を落ち着かせてくれる効用があるらしい。明日からしばらくは寒い東京。誰に会えるだろうか。何が食えるだろうか。

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