対岸の事故

僕は基地のフェンス沿いに住んでいるのですが、その基地で訓練していたでかいヘリコプターが今日墜落しました（琉球新報ニュースと沖縄タイムス）。人間が100人以上乗れるくらいのでかいヘリコプターです。墜落したのは僕が住んでいるところとはちょうど反対側になるフェンス沿いにある大学構内。

メールでこの知らせをもらって見に行きました。近くなるにつれ道はどんどん混雑していき、その間を緊急車両が何台も通り過ぎていきました。現場に続く交差点のほとんどに警察官が立っていて向かってくる車に手でバツのサインをしていました。

バイクで細い裏路地を抜けて大学の前の通りまで行くと通りは消防車だらけで、僕が未だかつて感じたことのない、規模の大きいタイプの緊張感がありました。歩いて現場の反対側の土手のほうに行って写真を何枚か撮りました。

危ないから移設しましょう、ということで合意されている施設なのに８年間も政府にそのままにされていて、結局危ない目にあった。これは大きなニュースだ、と思っていたら東京発のニュース番組の扱いの小さいことよ。事故としての扱いしかされていない。ほんとマスメディアって信用できない。報道部で働いているらしい僕の友人はいったい何をやっているんだろうか。番組の途中ですが、って言って特番とかになると僕は思っていたのに（沖縄の局はやっていた。号外も出た）いわゆるこれが対岸の火事というやつです。でもこの対岸は僕んちからは近いんだよ。

たくさんのヒトんちから近いんだよ。