夢です。
寝てる時に見るやつ。
ちえみさんがCDをリリースすることになって静岡の知り合いのところに打ち合わせに行きました。ついたらそこはパートのおばちゃんがたくさん働いている工場で、社長が音楽好きなのでレーベルもやっているということでした。僕は「どうりでリリースされるヒトに統一感がないんだ」と思い、不安になりました。
打ち合わせが終わって一人で東京に行きました。会う予定のヒトがいた気がしたのだけれど、会わずにそのまま新幹線に乗って福岡へ移動。博多で降りて在来線に乗り換えて鹿児島本線を北九州方向へ向かいます。電車の中で知らない黒人に「移住するためにはどうしたらいいんだ?やっぱり移民局に行けばいいのか?」と聞かれました。僕は移民局の場所を急に思い出したので、教えてあげました。僕が思い出した街はコザ(沖縄市)でした。
まだ外は明るくて真っ白で、電車は小倉があるはずのところにあるコザに向かっていました。電車の中では当たり前のように中高大学生時代の友人がまんべんなく無作為に出てきます。そう今日は復活したTheピーズのライブなのです。
駅を出てコザの街をみんなでぞろぞろとライブ会場へ。会場はかなり広くて暗いバーです。椅子とテーブルは片付けられていて、たくさんのヒトが壁際に座り込んで開演を待っています。フロアの真ん中には怖い感じの若者の集団が陣取っています。壁にもたれて座っているつよしくんを見つけ「ピーズいいよね、俺ベスト盤しか聴いてないけどかなりはまったよ」と声をかけると、彼はポケットから今日のセットリストを取り出して「俺も昔のが好きなんよねー、この辺りから行くよー」と7曲目くらいを指差して言いました。
開演。
復活したTheピーズはとてもほがらかでニコニコとライブを進めていきます。3曲目に聞き覚えのあるイントロ、セックスピストルズの「アナーキー・イン・ザ・ユーケー」です。真ん中に陣取っていた怖い若者たちが円になってフロアの真ん中あたりにスペースを作ります。壁際にいたヒトたちも盛り上がってその輪の中に入っていきます。
ここで若者のひとりがボーカルのヒトの金玉をつかんで真ん中のスペースまで引っ張ってきました。ボーカルのヒトはニコニコしたままで歌い始めます。みんなが同じ踊りを始めました。左手を前に突き出して右手は人さし指だけ出して前後に振っています。身体をちょっと斜めにして、右手を振るタイミングにあわせて膝を曲げます。東京の女子高生っぽい感じの踊りです。鶴坊が輪の中でとても嬉しそうにこの踊りを踊っています。そして曲の途中で「おれをなめるなー」と聞こえる部分に差し掛かると輪にいたヒトたちがボーカルの顔を一斉になめました。
ライブが終わって野外の食堂でひとりで飯を食っていると、僕の前にボーカルのヒトとギターのヒトが座っていました。僕は、ベスト盤しか聴いていなくて申し訳ないということと、ライブがあんなにほがらかだとは思っていなかったということを伝えました。
「怒りのエネルギーを素にライブをやっているのかと思っていました」
と僕。
「俺らはいつもやさしいよー」
とボーカルのヒト。
僕はフラッシュ君ちのトイレで読んだ「バリヤバ」に載っていたインタビューの中の競馬の話を持ち出して「怖いヒトなのかと思ってました」ともう一度伝えました。
(おわり)
ここで目が覚めました。もっといろんなヒトたちが登場していた気がするのですが、もう思い出せません。
踊ってましたか(笑)。
いい参加の仕方ですねえ。どうも。
気づいたらすでに輪の中にいたからねえ。
えらい楽しそうに踊ってたよ。
アロハ着てた。
アロハですか。
確実にリンクしてますね。
イエス!
白地に青。
だったような気がする。