今日はおきなわマラソンの練習(初)がてら遠くまで走った。半分歩いた。
僕のいる宜野湾市普天間から本島東岸に向かって真面目に歩いていくと、たぶん1時間くらいで太平洋まで行ける。地図で見たら直線距離で3キロくらいだろうか。でも実は西海岸のほうが近い。つまり本島でも一番細い所(<どうやら2番目)にいるということです。
西海岸に向かうとなだらかな下り。東に向かうと一応山越え。ヒトも車も全然少ない東の方に行くことにした。
一番高いところに辿り着く前に丘みたいなのをひとつ越える。その丘と一番高いところの間の窪んだところはほとんどがサトウキビ畑になっている。沖縄だからあたりまえじゃん、と思う輩もありますが、この辺りだけなんかぽっかりと田舎っぽい。ざわわと天に伸びるさとうきびの中に大きめの家が建っている。おじいがノーヘルでスクーターに乗っている。おばあが一輪車押している。ニワトリの鳴き声がする。
取ってつけますが、僕はこの秘密のキビ園を気に入っていて一軒家建てるんだったらこのあたりでもいいかななんて思っていました。高速道路からも少し離れたあたり。でも今日見たらど真ん中あたりから高いところに向かってゴルフ場化され始めていました。かなり広いエリア。
僕はゴルフ場の農薬の話とかあんま知らんのだけど、単純にそこに入れなくなるのは僕にとって望ましくない。ゴルフ場はなんかわざと隔離させるでしょ。もともとヒトの土地ではあるんだけどせっかく広いのだからテキトーに入れるようにしておいてほしい。ということで今日フェンスを越えて入ってみた。
一番高くて景色の良さそうなところがその中だったので躊躇しなかった。日曜なので誰も働いていない。いいことだ。誰かいても幸い僕はジョギング風の格好なのであんまり怪しくない、たぶん。犬がいればさらによかったのだけれど。
一番高いところに登りついて太平洋側を見下ろしてみるとこっち側の方がさらに広いゴルフ場だった。こっちはホールによっては半分くらい芝生が敷かれていた。ゴルフコースになんて立ったことがないので斜面(<緑色に塗られている)を降りて作りかけのコースまで降りてみた。振り返ったら僕が歩いたところは緑色が剥げていた。
テレビでよく見るバンカーというやつだ。思ったよりも足が砂に埋まる。四本足の動物と鳥の足跡がたくさん横切っていた。鳥はヤンバルクイナだろうか。
グリーンというやつだ。最後に球を入れる穴があるところ。テレビで見るときは大抵旗が立っている。
芝生がまだ完全にくっついてなくて縁から地肌が見えてタイルみたいだ。こうやって全部覆っていくんだな。地肌はグレーの粘土っぽい土でいかにも山肌という感じ。芝生との境界線に立つとまるで火星と地球の境目に立っている気分。僕が昔静岡にいたときよく見た芝生農家の芝はこんなところに来ているのだ、と思った。
広い。風が強い。寒いので走った。野球選手の自主トレみたい。誰もいない工事現場も走り抜けた。ぼくはなにをやっているんでしょうか。
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そういえば前に紹介したjason zadaさんがやっているムービーコンテストweeklydv.com。僕の友人のapayamaくんの作品がダウンロード時間が人並みになって再アップされています。時間がかかりすぎて諦めていた方がいらっしゃいましたらどうぞ。
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