四次元トイレ
寒くなりました。一昨日バイト先の階段を考え事しながら登ったり降りたりしてたらトイレに行きたくなってトイレに入りました。僕がいつもいる2階のトイレで用を足して扉を開けるとそこは3階でした。目の前には3階の総務課のヒトタチがびっくりした顔で出てきた僕を見てびっくりした顔をしていました。
2階のトイレに入って用を足して出てきたら3階だった。
これはすごいことだよ。四次元トイレだよ。驚いたどころの話じゃない。完全に理解不能。自分が未知との遭遇したときどういう状態に陥るか実感できた。脳味噌がぐにゃっとする感じがしました。
この感じは生まれてからこれでまだ2回目。前回ぐにゃってなったのがまだ大学生の頃。宮崎県に高千穂峡という山の中の観光地があってよく行ってました。そこからの帰り道。
普通の人はそこから阿蘇山の辺りを通って北部九州に帰るのだけれど、当時の僕のお気に入りのルートは竹田市という滝廉太郎の「荒城の月」のお城がある町を通って帰るルートでした。そのルートを通るためには高千穂町から林道を抜けて大分県に入らなければならず、いわゆる峠越え。県境には灯りのない100メートルくらいのトンネルがあってそこを抜けると大分県という具合。
まだ明るい昼さがり。宮崎県側からトンネルに入るとなんかおかしいことに気付いた。なにがおかしいかというと出口が見えない。まっすぐな100メートルくらいのトンネルの出口が見えない。
落盤とかで埋もれてしまったのかと思って注意しながらゆっくり車を走らせたけどなにも障害物はない。近くの景色は見えるのに遠くがぼんやりしていてなんだか焦点を結ばない。いくらなんでもそろそろ出口のはずなんだけどと思った瞬間トンネルを出た。トンネルを出たらものすごーーーーく深い霧だった。
あまりの霧の濃さで向こうは暗くなっていて、さらに霧が出口の輪郭を消していた。視界2メートルくらい。入り口は晴天だったので霧なんて想像に及ばなかったよ。同乗者といっしょにかなりぐにゃっと来たね。理解不能。
でトイレから出てきた僕は何をしたかというと総務のヒトに「今僕トイレ入りました?」って尋ねました。だって尋ねるしかないもんね。総務のヒトタチは「???」で僕が訳を話すと大爆笑で「入った入った」ってさ。機転の効くヒトがすかさず「え?入ってないよ」って僕に言ってたら今夜のこの話はもっと面白くなってたね。かなりね。
--
ぐにゃっと来たことありますか?
テスト
こここ。
ででで。