”キポジラ”
tohoという会社がアメリカのブロッグコミュニティをさわがせている。
アメリカでは[○○ジラ]というネーミングをするひとが結構いて、たとえば僕のサイトであれば"kepozilla"キポジラといった風にしたりする。
「モジラ」"Mozilla"といえば結構前から新しいやり方で開発されているブラウザの名前だ。なかなか便利な機能がついていて僕もたまに使っている。
で、「デイブジラ」"Davezilla"という人気サイトでブロッグをしているヒトのところに最近メールが届いた。差出人は日本のtohoという会社に雇われている弁護士。
彼のブロッグで引用されていたメールによると、「zilla」という名前と、爬虫類っぽくもあり怪獣っぽくもある彼の使っているシンボルマークが「一般消費者に誤解を与える恐れがある」、「彼のサイトがtohoに関連するもの、認可を受けたものであると誤解される恐れがある」ということで使用を控えてほしい、ということがかなり慇懃な文体で書かれている。
爬虫類ぽく怪獣ぽいキャラクターは確かにzilla系のサイトではよく使われている。mozillaのは結構かっこいい。大丈夫かな。
さてzilla系サイトのヒトたちはどうなるのか。
デイブジラのヒトは彼のキャラクターはもう使えないかもしれないとぼやいている。そしたらそれを読んだ納得いかない多くのヒトビトが動き出した。いろんなサイトが登場した。まずは反対の気持ちを示すために自分のサイト名の後にzillaとつけるサイトがたくさん出てきた。そしてそれを紹介するサイト「エリクジラ」"Ericzilla"ができた。「最近ジラ化されたサイト」として紹介されている。よく見ると一番下に「その他zillaサイト」としてtohoのサイトも紹介されている。
もともとクイズを紹介していたサイト「クイジラ」"Quizilla"も反対の意を表明するクイズ「どっちがゴジラでしょう?」を作った。全問正解すると下の証明書がもらえる。証明書をもらったヒトはそれを自分のページに貼り付けて反対の意を示している。
この証明書には
「私は何がゴジラで何がゴジラでないかわかります!私はtohoの弁護士よりも頭がいいです。」
のようなことが書かれています。
なかなかおもしろい反応だなあ。英語を母語とするヒトタチのこういうノリは僕は好きです。
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