アイラブPDA(生活)

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アイラブPDA(生活)。

念願のPDAを手に入れ、物欲のかたまりだった僕もすこしずつ柔らかくほぐれてきた。今からこいつの素晴らしさを書き連ねようと思っているんだけど、まず第一に、こいつが必要かどうかなんて次元の話を遙かに飛び越えて、嬉しい。とにかく嬉しい。なんか嬉しい。無性に嬉しい。

欲は満たされた。

まずこれはいったい何なのか?と聞かれると僕は「いわゆる電子手帳」と答えるがその答えはかなり譲歩した結果の答え、もしくは説明をめんどくさがった結果の答えである。「ポケットコンピュータ」というのも嘘臭く、かつ使っている奴が嫌なサイバー人間っぽく響くので言わない。ではこれは何なのだ?そうこれは「メモ帳」なのである。

すばらしく便利な「メモ帳」なのである。
パソコンを買ったとき以来の衝撃だよ。

実は今日から「お小遣い管理」を始めた。財布の中身は1円の誤差もなく僕のPDAによって管理されている。今日1日ですでに出費品目に驚くべき傾向があるのを目の当たりにした。楽しい。けちになれそう。

でもなにが一番すばらしいかというと、みんなのブロッグをサクッと取り込んで好きなところでゆっくり読めるということなのだ。僕を含めネットを徘徊しているヒトビトは「自分はいつもは斜め読みばっかで、ゆっくり読みたいなあ」と思っているページが結構あると思う。僕は英語のページなんか紹介したりするけれど、ちゃんと読んだらおもしろいだろうなあ、というページはホントにたくさんある。それはブロッグであったり、なにかのマニュアルだったりする。

「今日はおごってやるから好きなモノ食っていいよ」と言われた時と同じくらいに選択の幅がひろがるのだ。いつもは手が出ない未知の世界にも足を伸ばす。

そんなとき、おりゃーっと読みたいところをコピーする。おっ、こっちもいいな、とコピー。そしてコピーコピーコピー。なんでもコピー。またコピー。コピーした文章はあとで僕のかわいい便利な「メモ帳」へとボタンひとつでまとめて送られる。

そして例えばバイトの昼休み。飯食ったあとにゆっくりとふむふむと「鶴坊の細胞の話」とか「かとうさんのにしき屋の話」とか「ジャガーさんの今が最高な気持ち」とかを読む。読むのに時間がかかる英語のブロッグも、内蔵の小さな辞書でちらちら調べながらゆっくり読む。海辺に車を止めて夕陽を見ながら読む。トイレに腰をおろしリラックスしてゆっくり読む。今にも意識を失いそうな疲れた布団の中、いつ意識を失ってもいい安心感の中で読む。(2分後に電源がオートオフ)

さらに、僕の持っているタイプの白黒液晶のやさしい文字は安心感を与えてくれるし、電磁波も見るからになさそうだ。単4電池2本で1ヶ月以上持つのも非常に好感が持てる。旅の車窓の中から時々遠くの景色を見たりなんかしながら読む。すばらしすぎる。

ただ沖縄には電車がないから、どうしようもなく暇な時間(というか場所か?)は作らないと出てこない。だったらこいつを理由にビーチに行こうかなあ。うーむ優雅なような気がする。バスは酔うので今度完成するモノレールで読むか。

そいうえば、このすばらしい「メモ帳」のおかげで遅ればせながら宇多田ヒカルブロッグのおもしろさも発見。あいついいやつだな。

visor platinum

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