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最近麦茶を飲んでいる。

あたたかいお茶が飲みたくて近所のスーパーに行ったら、薄い透明のビニール包装をされただけの麦の素朴さにやられて思わず買ってしまった。1kg入り198円。鍋にお湯を沸かして、お茶の葉をお手軽に捨てられるあの白い袋いっぱいに麦を入れて放り込む。一瞬白い泡が出てちょっと嫌な感じがするけどすぐに忘れる。

待つこと数十分。というか別に時間も計っていない。思い出したら飲む。容器に移すのも面倒くさいので、おたまですくってカップに入れて飲む。おたまが洗われていないときは、カップでそのまますくって飲む。

あたたかい麦茶はたくさん飲める。以前だれかからコーン茶をもらって飲んでいたけどあれも大量に飲める。利尿効果だと思っていたけど気付いたらかなりの量を飲んでいた。

(お茶ができた)

沖縄はもっぱらさんぴん茶。さんぴん茶はジャスミン茶みたいな味のするお茶で、昔からジャスミン茶が好きだった僕にとって、ここはかなり嬉しい土地。大手ジュース会社も自動販売機に必ず入れているので非常によい。内地でよく飲まれているウーロン茶は、沖縄では居酒屋でお酒の飲めない人が注文するときくらいしか登場してこない。(<ちょっと嘘)

中国で一般的に飲まれているのもこのジャスミン茶だ。「花茶」と書く。うーん美しい名前だ。「花茶」は2〜3回出して薄くなっても結構それなりにおいしい。と僕は思う。食堂とかでまず最初に持ってきてくれるのがちょっと大きめの急須ひとつとちょっと小さめの湯飲み人数分だ。お湯がなくなったら急須の蓋をひっくり返しておく。するとなにも言わずにお湯を入れていってくれる。

なぜお茶の話をしているかというと、実はなんの意図もない。でもいつもはあたたかいお茶なんてわざわざ炒れて飲まないのに、わざわざやっているということはきっとなにかあるんだろう。

(2杯目)

考えるに。
僕の中で「あたたかいお茶」というのは「偽漢方薬」みたいな扱いをされているようで、ちょっとストイックな気持ちになりたいときや、単純に食生活が乱れているときや、このまま太り続けて死にたくないな、と思ったときの「薬」として飲まれているようだ。

過剰食生活を原因とする病気を患う人は、僕より一歩進んでもっとお金のかかったお茶を飲むんだろう。哀しいことにその気持ちがよくわかる。できればわけてほしい。とっても高そうなやつ。

(3杯目<嘘)

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