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別れの時が近いから
すべて愛しく思えるんだ
「生きてる限りまた会えるさ」と
信じちゃいないセリフを吐いた

そして僕らは汽車に乗り
違う街へと流れゆく
口を開くと泣いちゃいそうなので
僕は黙って窓の外見て

夕暮れが赤く染まり
また別の夜を連れてくる
終わり始まりまた終わる
バカげたカーニバルは続く

いつものあのハーモニカを
今日はどうか吹かないでよ
夢が覚めちゃうから


汽車はゴトゴト揺れながら
怖い速さで進んでゆく
いつしか僕ら疲れ果てて
手をにぎったまま眠りについた

目を覚ましたらもう違う世界で
僕ら生きるんだね
今感じてる暖かさが
永遠のように思えるけど

ねえ友達よ 目を覚ましてよ
星がゆっくり動いてゆくよ
じっとするのが嫌になった
北極星も動きたそうに

神様僕に信じさせて
信じることは強さだと
夢が覚めちゃうから


そして僕らは目を覚まし
それでもやはり汽車の中
暗闇の中手を伸ばして
見えないものを探していた

そっと手を伸ばしてみたら
誰かのぬくもりがあった
どんなに深い闇の中も
越えてゆけると信じている

朝焼けが僕らを打つ
生きる強さとともに打つ
かならず朝が来るんだと
忘れてしまった僕らを打つ

愛してる 愛してる
汽車汽車走れ 連れてゆけ
夢が覚めちゃうから


キーポンです。残念ながらこれは僕の書いたものではなく、京都のバンド「ハラッパ=カラッパ」のボーカル加藤隆生さんの「汽車汽車走れ」という歌です。僕的にかなり完璧な詩です。すばらしいよ。「汽車」が走ってる感じのサウンドもいいです。これは去年出した彼らの自主製作盤CDの1曲目に入ってます。みなさんなんとか手に入れましょう。いい歌ばっかです。じきキーポンミュージックbloggersに登場します(問題なければ)。どんな人なんでしょう。実はまだお話ししたことがない。そういえば前ライブであったとき、僕はちえみJさんの横で立ってただけでした。大丈夫かな?なーんてね。自分を信じないで誰を信じるというのだ。

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