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2010年07月02日

 7月ですね。
 相変わらずばたばたと生きています。

 リアル脱出ゲーム「夜の遊園地からの脱出」のチケットがチケット発売と同時に売り切れてしまい、ヤフオクで取引されてたり、mixiで「譲ってください」って必死で書いている人たちがいて、とても複雑なせつない気持ちになっている。

 僕らはこの新しい遊びを少しでもたくさんの人たちに遊んでもらいたいと願っている。
 その過程で、大味になったり、薄くなってしまわないように細心の注意を払っている。
 だからほんとは一回の公演で1万人とかよびたいんだけど、そんなことはしない。自分が物語の主人公みたいな気持ちで遊べるような人数で企画を作っている。
 いろんな批判もあるし、なぜか傷ついてる人もいるし、不愉快な思いをしている人もいるかもしれないけれど、それでもどうしても遊びを薄めてチケットの数を増やすってことはできない。一度やってみたら「おお、もっと入れられる」とわかって当日券を出すこともあるかもしれないけれど、基本的にはないと考えてもらったほうがいい。

 今、よみうりランドさんや、運営会社と追加公演を出来るように動いている。
 僕らはオークションで変な金額がついてしまったりすることを好ましいとは思っていないし、チケットが取れなくてがっかりしている人たちを生み出したいとも思っていない。
 話題づくりのためにわざと少な目の枚数に設定しているわけでもない。
 小出しにチケットが発売されているのはなぜなのか、僕にもわからないけれど、たぶんなんかシステムとかそういうことなんじゃないかな。こればっかりはひょっとすると「チケット発売」というお祭りを盛り上げようという意図が働いているのかもしれないけれど。
 とにかく、なんとか少しでもたくさんの人たちに遊んでもらえるように追加公演を検討しているので、もう少しだけお待ちください。

 そんな中、先日よみうりランドの下見に行ってきた。
 夜の遊園地やばいですよ。
 あんな物語空間でナゾトキが出来るなんて、本当に本当にすばらしい時間になると思う。
 今からイベントの制作をすることをとても楽しみに思っている。
 きっと、あたらしい体験を人々はするだろうな。
 新しい体験は、新しい感情を生み、新しい世界を構築しちゃうんじゃないかな。すてきだな。

 さあ、つくろう。
 空間に残っている感情や、ひらめいた瞬間に産まれる電気みたいな衝撃を丁寧に集めて一つ一つパーツを積み上げて行こうと思う。
 100人のイベントを作るのも、1万人のイベントを作るのもまったく同じだ。
 自分の中にあるわくわく感をぎりぎりまで高めて、それをどんっと放出するのです。それに付随する粒子をなるべくたくさん集めるのです。こぼれてしまわないように。しかるべき場所に留まるように。
 
 丁寧に進んで行こうと思っています。
 リアル脱出制作チームはほんの少し前まで音楽とフリーペーパー制作しかしてなかったチームです。
 やさしく見守ってあげたらよいと思います。

Posted by kato takao at 2010年07月02日 13:44 | TrackBack
みんなのコメント

先日、mixiにて
【大味なイベントに発展するかも危惧しています】

と、コメントした者です。

コメントを見て、安心したと同時に

大変な作業・心遣い
本当にお疲れさまです。


これだけ、純粋に楽しみたい人が多い中

やっぱり、オークション流れを狙う人がいるのですね
残念です。


本当に大変だとおもいますが頑張って下さいね

ありがとうございます。

Posted by: なじらね on 2010年07月02日 14:20
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