News in April 2013

6年ぶりの新しいアルバムがやっとこさ、先週発売されました。
ほんと、やっとやっと、やっとこさ、です。
2009年秋頃から録音を始めました。
毎週日曜日、用事がない限りは米須君の実家にある音楽室、
通称「コメスタ」にみんなで集まって、ゆるゆると録音してきました。
毎回、米須君のお母さんが美味しいコーヒーやお茶やお菓子を差し入れてくれて、
(時にはごはんも!)
みんなでおやつを食べる時間の方が長い時もあったり。。
楽しい時間だったなあ。

作成のきっかけは、やっぱり08年秋のUSツアーです。
その年の夏頃からTOMAさん、米須君と三人で演奏をし始めて、
ツアーをきっかけにすごく良くまとまった演奏ができるようになりました。
帰ってきてから、ツアーの思い出が詰まった「楽しい日々」という曲ができた時、
すかさずTOMAさんが「三人でアルバム作ろう!」と言ってくれたのです。

この頃の三人での演奏は初めての感覚で歌えることもあったりして、
すごく感動しました。
この三人だったら、どこででも演奏できるぜ!って感じで盛り上がり
プラネタリウムで演奏した時は、ほんとに気持ちよかったなー。
プラネタリウムライブの音源は試聴とDLができるので是非。
暗い所で聴いてほしいです!

そして、始まった録音は楽しいことだけではなかったけど。。
今までのレコーディングは、短期集中で、
スタジオを予約している限られた時間に録音する!
というカンジだったので、勢いで、いさぎよくOKテイクを出すことができたのですが、
締め切りがないレコーディングだと、どうしても欲が出てしまい
一週間ぶりに聴いたらなんか違う、とか思ったりして
また一から録り直しすることもよくありました。
私は、歌を作った時にアレンジも同時に浮かぶタイプではないので、
その場その場で、漠然としたイメージを伝えたり、みんなで考えたり。
思いつきで発言をすることも多いので、TOMAさんや米須君からしたら
「先週と言ってることが真逆じゃないか・・・」
と、わじわじ(いらいら?はらはら?)させることも多かったと思います。
特に録音担当のTOMAさんはいろいろ思うこともあったんじゃないかと想像しますが、
まー、それはみんなおたがいさまです。
私も、みんなも、いい経験ができたと思ってます。
根気よく録音に付き合ってくれたTOMAさん、米須君、ありがとうございます!
もちろん、三人だけの力ではなく、キーポンやマナさん、
ゲストミュージシャンの方々、と
周りの人たちの助けもたっくさん借りてやっとこさアルバムは完成しました!

そして、結果的にはとっても良いものが作れた!
今までの作品の中で一番派手さはないけど、
一番スルメ的な味のあるアルバムだと思ってます。
個人的に、近年は夜なんかに独りで聴いてしみじみできる音楽が好きなので、
そんな最近の好みが現れてる感じかもしれません。わかんないけど。
なので、何度かじっくり聴いてほしいです。
聴いてくれてる人の気分と私の曲がリンクする瞬間があれば素敵だなあ、と願います。

んで、ジャケットを手作り仕様にしたのは、録音した音にとっても愛着が湧いたので
普通の写真のジャケットにすると寂しい気がしたからです。
USツアーで、ローラという女の子ミュージシャンが
ミシンで縫った手作りのCDをくれて、それがあまりにも可愛かったので、
まねさせてもらいました。
デザイナーのなかしゅうさんにすすめられて、
初めてアクリル絵の具で絵を描いたのも楽しかったな〜。
アメリカツアーで見た景色などを描きました。
一枚一枚、縫ったりCDを入れたりする作業は大変だったけど
意外と面倒ではなかったです。
可愛いなあ、とにやにやしながら作りました。
イメージとしては、小さな小さな画集のつもりです。
中も外もとっても愛着の湧く物ができて、ほんとに嬉しい。

アルバムを作って発売するということはとっても大変だけど、
アルバムの中には関わったみんなの、夢と希望とたくさんの想いが詰まっています。
「そうさ、希望の風船を手にし、不安と戦うのさ〜♪」
という知念詩導さんの名曲が大好きなんですが、
そんな感じでこれからも夢と希望を持って歌っていきたいです。
夢と希望と自信を持って、この「being away from indiana」をおすすめします。
どうぞ、よろちくです!


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