" /> miz氏のmetal stance music review: April 2003 Archive

April 24, 2003

HM/HR A to Z で X というとやはり、あれが来ると思いました?
X JAPAN。
でも、僕ほとんど聴いたことないです。
中学のときにデビュー・アルバムをちょっと聴きましたが、
ツウな友人の間では「歌謡スラッシュ」とかいって馬鹿にされてましたし。
それから HELLOWEEN の影響を受けたような音楽をやってブレイクしたらしいですが、興味なくてね。

マニアなパンクスに言わせれば、X はアメリカの西海岸のバンドだろって話になるようです。
大学の英語の先生、アメリカ人が X が好きだといったとき、教室はどよめきましたが、もちろん西海岸のバンドを指してたんですね。
アメリカに同名のバンドがいたから、ヨシキのバンドはアメリカ進出の際に、X JAPAN となったんですよ。

他にも海外進出して、名前を変えたものには
WRATHCHILD AMERICA とか、LONDON QUIREBOYS とかいます。

そんな話はおいといて、X-LEGGED SALLY。
一言で言うと、ジャズ・ロックかな。アヴァンギャルドで、フリーキー。
アッパーな KING CRIMSON みたいな雰囲気もあるけど、
ホーンの入り方なんかは、JHON ZORN 系ではなく、もっとファンキー。
ごった煮って言うかぐちゃぐちゃだ。こういうのをプログレって言えばいいか。
プログレとは進化した音楽ではなく、あらゆる要素に寛容な音楽である、という言葉を聞いたことがあるけど、そういう意味ではプログレだ。

偏屈な僕が敢えて代表曲をはずして選ぶ1曲は、
1993年発表のアルバム「Slow-Up」アルバム収録の、"Memphis"という曲です。
不思議な曲。割とシンプルなテーマをサックスが奏でるけど、風変わり。
KING CRIMSON がダンサブルになったみたいだ。
プロデュースはビル・ラズウェル。
それにしても、このアルバムのエネルギーと完成度はすごいよ。

X-LEGGED SALLY と聞いて、JETHRO TULL の "Cross Eyed Mary"を思い出したあなたは、立派なマニア。かも。

Posted by miz at 11:50 PM | TB | コメント(0)

April 22, 2003

「海外の友人から送られてきたビデオを家族で観賞したい!」というときに、音声が英語だと困りもの。いちいち日本語で説明しながら観賞するのは面倒なので、映画館で洋画を見るように、字幕を付けたい。

あるある!こういうこと。すごく困ってんのよねー。
何かいい方法ないかしら?

そんなあなたにオススメのこのツール!!!

深い意味はないんですけどね。ちょっと面白そうだったからね。そうね。

そうそう、深い意味がなくて、ちょっと面白いといえば・・・
なんていう風に話が続くと思いましたか?
それだと、典型的に脱線していく会話の流れになってしまうでござる。ニントモカントモ。(忍者ハットリくん風に)
気が付くと、あれ?何の話をしてたんだっけ?なんてこと、よくあると思います。
今回もそう。本題は WHITE LION。
いつそんな話が出たんだよ!と憤慨する前に、タイトルをもう一度見てください。
タイトルを書いた後に、急激に脱線しました。ごめん。
ああ、今日も長くなりそう。

WHITE LION は86年にデビューした、アメリカのバンド。といってもボーカルはデンマーク人。
スピルバーグの「マネー・ピット」という映画にもちょこっと出てます。
マイク・トランプのちょっと頼りなげな甘いボーカル、キャッチーなメロディ、
そして何より、ヴィト・ブラッタの個性的なギター。
ヴァン・ヘイレンとリッチー・ブラックモアを足して2で割った、なんて言われ方も。
タッピングをするんだけど、早弾というよりも雰囲気作りというか、ソフトな音が欲しくて敢えてピックを使わないというか。
そんな彼は音楽業界に嫌気がさし、もうギターを触ってもいないらしい。もったいない。
ベースのジェイムズ・ロメンゾはバンド解散後、ザック・ワイルドと活動してましたね。

偏屈な僕が敢えて代表曲をはずして選ぶ1曲は、
1991年発表のアルバム「Mane Attraction」アルバム収録の、"You're All I Need"という曲です。
アコギのアルペジオから始まって、歌が入って、ストリングが入って、1コーラス終わる頃にハイハットがそっと入ってきて・・・
サビでガツンとドラムが。これぞパワー・バラード。いいですねぇ。

ちなみにアルバム・タイトルはスペル・ミスじゃありませんよ。
「主な」という意味の "main" と、「たてがみ」の "mane" をかけてるんです。
バンド名がライオンだから、たてがみっちゅうわけです。
2nd アルバムの「Pride」もおそらく「自尊心」という意味と「(ライオンの)群れ」という意味をかけてるんでしょうね。バンド名がライオンだけに。

深い意味はないと思いますが、ちょっと面白いですね。(うまくまとまった?)

Posted by miz at 04:08 PM | TB | コメント(0)

どうも、こんにちは。mizです。
ついにコメントが付けれるようになりました!パチパチ。
ありがとうキーポン。
みんなもじゃんじゃんコメントしてね。

そんなこんなで、ゴールデンウィーク間近。
僕は自宅待機で、電話がかかったら飛んでいかないといけないんですけどね。
皆さんはどんな予定を立ててますか。
僕は部屋の模様替えをするつもり。来日ラッシュも終わったしね。

嘘かホントか来日ラッシュは年の前半、6月まで。
というのも、夏休み時期はアメリカがコンサートの重要なマーケットらしい。
だから、その前にリハーサルを兼ねて、そこそこ集客できる日本でライブをする。
という話を聞いたことがあります。
夏に日本に来る外タレは、アメリカでは人気がないということでしょうか。

とはいえ、日本でも夏の野外フェスティバルも定着してきたみたいですし、
そんなこともないんでしょうけどね。

フジロックだサマソニだとかありますが、見たいバンドと時間、金額、体力の折り合いがつかず、
一度も行った事がありません。
でも、OZZFEST が来たら行きたいなぁ。

そういえば OZZY のバンドの新ベーシストは元 METALLICA のジェイソン・ニューステッドとなったとか。
あれ、こないだ VOIVOD に入ったばかりじゃ。
でも、メタルのミュージシャンとしては OZZY といっしょにやるチャンスを逃すわけにはいきませんよね。
で、METALLICA には OZZY のところにいたロバート・鶴次郎・トゥルジーロが入ってメンバー交換。
英語で言うとスワッピングですね。いやらしい。
どちらのバンドも倦怠期なんでしょうね。

VOIVOD の新曲は良かったんですけど。どうなるんでしょう。これから。
目が離せませんね。

VOIVOD って言うのは、カナダのケベック出身のスラッシュ・メタル・バンド。
ルーマニアに存在したとされる食人戦士集団から名前が取られてるそうです。
初期はかなり VENOM っぽいケイオティックなノイジーなメタルを演奏してましたが、
だんだんと整合性が出てきて、プログレからの影響を感じさせる独特な音楽をやるようになりました。
一時期メタル評論家のセーソク氏が DREAM THEATER と比較してましたが、あんなに緻密じゃあありません。
レコード会社からのプッシュを感じずにはいられない、無理な批評はちょっとうんざりでした。

偏屈な僕がクえて代表曲をはずして選ぶ1曲は、
1987年発表のアルバム「KILLING TECHNOLOGY」アルバム収録の、"Overreaction"という曲です。
ハードコアっぽいトレブリーなベースから入って、微妙な感じのドラムがドンカンドンカン。
突進しながらも若干だるいボーカル。ギターもちょっと風変わりなコードワークで攻めてきます。
プロデュースはその手では有名なハリス・ジョンズ。これは悪いわけはない。

Posted by miz at 01:11 AM | TB | コメント(2)

April 14, 2003

ゆうべ何年かぶりに KING CRIMSON のライブを観た。
最近のアルバムはあまり聴かないけれども、ライブは別でしょう。

というか、今のドラムが好き。パット・マステロット。
前回のライブでも感じたけど、 KING CRIMSON を現在のバンドにしているのは、

彼のセンスではないかと。
ダンス・ミュージック全盛の昨今、歌なし、リズム主体ということで

ドラムに俄然注目が集まっているはず。ゲーセンにも太鼓が。

ということで、ギター・ヒーローならぬ、ドラム・ヒーロー誕生の日も近いようです。
CCBのドラマーぐらい目立って欲しいですね。

照明の当たらない場所で、ギターシンセ(?)を弾くロバート・フリップ氏もいいです。
アンビエントな雰囲気がいいです。ストイックです。

終演後、感動の言葉よりも批評の言葉が多いのも、プログレならでは。かな?
しかし KING CRIMSON の音楽は、熱心な70年代音楽愛好家の手からは既に離れ、
もっと若い世代を刺激するもののように思えます。昔はヨカッタだなんて言わせない、迫力があったね。

パット・マステロットだよ。

--

4/18(金)の新宿リキッドルームでの THE DATSUNS のチケット一枚譲ります。
ご希望の方はメールください。

Posted by miz at 10:04 AM | TB | コメント(3)

April 11, 2003

下のボタンやらなんやらは、JavaScript で動かしています。
ブラウザ上で動くプログラムの、いちばん簡単なものです。
FLASHみたいな作成ツールがないので、逆に、難しいという言い方も出来ます。

ホームページの作成というやつは、厄介ですよね。思い通りにならなくて。
でも、もともと一般向けに開発されたものじゃあないし。
インターネットの歴史(というか生い立ち)を紐解くと、面白いかもしれません。

--
ゆうべ久しぶりにビデオを借りてきました。
「イルマーレ」韓国映画。時空を越えた恋愛映画。謎でしょ。SFじゃないですよ。ややオシャレっぽい。
主演女優が好きなんですよ。「猟奇的な彼女」も同じ。
まあわりといい話なんだけど、途中にでてくる韓国のアニメというやつが、昔の教育テレビ風というか、
なんていうかビミョーでして、カワイイあの娘の職業としては違和感を感じるんです。

アンニョン。

Posted by miz at 02:31 PM | TB | コメント(0)

April 07, 2003

4/20 に書く続き。

「幽霊って見たことある?」「柳ユーレイなら。」
「・・・じゃあ UFO は?」「中野サンプラザで。」

こんな会話を、誰しも少なからず耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
ここでいう UFO は未確認飛行物体ではなくて、イギリスのロック・バンドのことです。
日本では「神」と呼ばれるギタリスト、マイケル・シェンカーが出たり入ったりしていることで有名です。
なんですけど、歌モノのロックですよ。知名度の高いギタリストに焦点を当てたいのですが、
このヘタウマな歌がB級ブリティッシュ HR の味なんですよね。
この声が好きだという人は結構いると思います。

と、ここまで書いて眠くなった。

先日、UFO の「Walk On Water」というアルバムを聴こうと思ったら、なかった。
この狭い部屋で、どこかになくしてしまったらしい。困った。


偏屈な僕がクえて代表曲をはずして選ぶ1曲は、
1982年発表のアルバム「Mechanix」アルバム収録の、"We Belong To The Night"という曲です。
ギタリストはマイケルではなく、ポール・チャップマン。
すごくシンプルなハードロックで、爽快です。マイケルほどではないかもしれないけど、
ポールのギターもなかなか弾くところはバシッと弾いてて、コンサートでは一つの見せ場だったであろうと想像できます。
ジャケットはすごくダサいけど、それもまた味と言うことで。

Posted by miz at 11:00 PM | TB | コメント(3)


Posted by miz at 02:24 AM | TB | コメント(0)

みなさんお花見されましたか?今日のS宿御苑はとてもきれいな桜でいっぱいでした。
そして、あまりきれいでない人たちでいっぱいでした。(冗談です。)
男だけのグループも多いなぁ。寂しい感じだなぁ。
違うわよ、あれはゲイの集団よ。
ええぇ、そうなの?そういえば2丁目のすぐそばだしね。
見た目じゃわかんないすよ。

有料(200円)でアルコール類持ち込み禁止の公園だから、地味なんだろうなぁと思ったら、
結構やってますなぁ。
救急車も来たぞ。目がイっちゃってる人もいる。急性アル中だ。学祭みたいだ。
それにしても風が強い。寒い。桜吹雪か枯れた芝だかわかりゃしない。

で、この桜の季節に思い出すのは TAI PHONG というフランスのプログレっていうか叙情派ロック・バンド。
それの「Windows」と言うアルバムのジャケットにはなぜだか桜の木が描かれています。
他にも兜をかぶった武将のような人物。なんとなくジャパネスク。音楽からは感じられんですが。
で、いわゆるプログレ的なスリリングな展開もあるんですが、それよりも大部分を占めるのは、
繊細と言うか一歩間違えると情けないハイトーンボーカルと、包み込むようなストリングス。
フランスのバンドと入っても、中心人物はベトナム出身のフランス/ベトナムのハーフ。
フランスとベトナムなんて意外な組み合わせね、って思った人は歴史を勉強してください。

偏屈な僕もたまには代表曲を選びます。
再結成第1弾、2000年発表のアルバム「Sun」アルバム収録の、"Sister Jane (Definitive Version)"という曲です。
1975年に発表されたデビュー・アルバム収録曲の再録なんですが、パーカッションの音が現代的になって、
よりモダンにポップフィールドに近づいたと言う感じです。歌は相変わらず繊細なので、メジャー感はありませんが。
癒されましょうよ。たまには。激しくないロックで。

--
正義を果たすためには多少の犠牲はやむをえないと言われても。
僕は犠牲にはなりたくないなぁ。
解放されるべき民間人が殺されていたら、理屈が立たないじゃない。
重要じゃない人物の生死は関係ないのか。
ハイテクな戦争が出来るのに、なぜ大勢の兵隊が必要なの?

Posted by miz at 12:11 AM | TB | コメント(0)


May 2003 - March 2003


[ home ]






May 2003

March 2003



[ home ]