拡散していたいろんなものが、ぎゅっと元に戻ろうとしている。
いろんなことをいろんな風に広げているけれど、いつもこの季節にはひとつの場所に戻ってくる。
風が冷たくなって、空が高くなって、澄んだ色が見えるようになって、ボロフェスタがやってきます。
「西部講堂ではやらないんですね」と多分もう100回くらい聞かれた。
僕は毎回同じ顔で「うん」と答える。
今年がどんなボロフェスタになるのかわからないけれど、そこにはある圧倒的な熱量が投下されていることは間違いない。僕らはいつもの僕らに戻り、「もっと出来ることはないのか」という議論をする。僕はあの時間がすごく好きだ。「もっと出来ることはないのか」って僕らは考える。半年かけて作ってきたものが、まだ完成形ではないって知ってるんだ。
だから僕らは続けて来られたんだろう。
そして、もちろん僕は、今年が最後のつもりでボロフェスタに関わろう。
いつものことだけど。
僕は10月7日にnanoで弾き語りをする。
10月12日にはロボピッチャーの別バージョンでMETROに出演する。
実は鴨川でも弾き語り(入場無料)をするし、さらに6日から9日までnanoの3階はSCRAPプロデュースによる脱出ゲームが行われる。nanoに来た人は誰でも参加できるからライブのついでに遊んで帰って。相変わらず難しいですよ。
ボロフェスタ公式HP
http://www.borofesta.com/
どうぞ、一人でもたくさんの方に観に来ていただきたい。
一人でもたくさんの人に意見を聞きたい。
ボロフェスタ前にボロフェスタに関する意見は一言も聞きたくないけど、終わったら一晩中語り明かすくらいいろんな話を聞きたいな。
僕の友人が、「今年のボロフェスタがこれまでと違うというなら、あなたが名前をつけに来てください」という日記を書いていた。
僕もまったくそう思う。
僕らが頑なに作ってきたボロフェスタを、あなたがふらっとやってきてぶち壊してしまえばいいと思う。
それがボロフェスタだ。
ボロフェスタ 加藤隆生
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