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2008年06月12日

 今週はHEPHALLからの脱出と、ロボピッチャーのライブと、SCRAPの配布が重なった。
 一つ一つはとても好きなんだけど、それらが重なるとちょっとバランスがうまくいかない。
 バランスがうまくいかないとはしかし、別に極端に都合の悪い話でもない。バランスが悪いところから生まれるものもある。ややこしい話だけど、ほんとにある。

 今日はロボピッチャーのアー写を撮ってもらった。
 おっと、アー写とはアーティスト写真のことです。
 20代半ばにこの言葉を聞いたときは馬鹿にして笑ったけど、最近は普通に使っちゃうな。冷静に考えるとアー写ってすごくかっこ悪い言葉だなあ。アーティスト写真の略だなんて。「アー」はこんな風に使われたくなかったんじゃないかな。
 石川奈都子さんというたいへん才能豊かな方に撮影していただきました。メンバー四人でいつもとは全然違う能力を使いながらのぞんだ撮影です。出来上がったらHPなどで見られると思うので楽しみにしていてください。

 ちなみに僕は写真を撮られるのがすごく苦手です。
 それはたぶん、自分の本質的な部分を自分で理解しないうちに、なんだか撮られちゃう感じがするからじゃないかな。ちがうかな。照れちゃうだけかな。

 今日、とても哀しい話を聞いた。
 その話を聞いた後で、「僕に出来ることがあったらなんでも言ってください」と僕は言ったけど、僕に出来ることなんてない。彼女は「わかりました。ありがとうございます」って言ったけど、僕らの間にはとても深い川が流れているのだと思った。それは当事者と部外者の間に流れている川だ。僕はどんなにがんばったって、当事者にはなれない。
 いつもいつも思うことだけれど、いつもいつも確信することだけど、やはり今日も思った。我々は哀しみとともに生きている。我々の生活にはぬぐいがたく哀しみが染み込み、決して消えることはない。
 楽しく生きることは、そりゃいいけれど、「楽しく生きなければいけない」わけではない。悲しみながら生きたからって、その人生が意味のないものってわけでもない。
 だからもう僕は一個一個哀しんでいってやろうと思うのです。
 なんとなく気を紛らわしたりしないのです。

 今日はライブだ。
 梅田シャングリラです。ものすごく久しぶりだなあ。
 よかったらぜひお越し下さい。

 それじゃね。

Posted by kato takao at 2008年06月12日 05:15 | TrackBack
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