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2006年09月12日

 今日、アリバイと40人の盗賊が店頭に並びます。多分。

 このアルバムはどんなアルバムなのかまだ僕にはわからない。
 きっと、レコード会社から流通してレコード屋さんに行ってお客さんのところに届いてお客さんが何かを思ったときに完結するアルバムだと思う。

 僕はだからこのアルバムが何についてのアルバムなのか一生分からないのかも知れないと思っている。
 僕の器には収まりきらなくて、たぶんロボピッチャーの器にも収まりきらなくて、どぼどぼといろんなものがこぼれていって、僕らはそれを諦観の念で眺めるんだろう。

 僕らがどんな思いでこのアルバムを作ったかなんて意味のない話だ。
 もちろん僕らはこのアルバムを必死で作った。
 何かに必死になるってそんなに簡単なことじゃない。
 だから、このアルバムには生き様とかだってちゃんと入っているし、人生とかだって入ってる。まあその他のいろんな雑念だって入っているだろう。なぜなら音楽はすべてを内包してしまう芸術だから、一生懸命作られたものにはその時のすべてが入っちゃうのです。

 そんなアルバムです。
 ああ、ぜんぜんわかんねえなこの解説じゃ。くそ。言葉が使えないってのはもどかしいな。

 まあ、いいや。
 いくら言葉を尽くしても分からないことだってたくさんある。
 このアルバムもそうだ。
 でも、ほんの1時間、このアルバムのために時間を割いてくれたら言葉にならないことが全部「わかる」。理解できると思うし、もっとはっきりと「みえる」と思う。
 どうぞみなさま、なんとかしてアルバムを聞いてください。
 そして、感想などこのコメント欄にどんどん書き込んでいってくださいませ。

 *今思いついたんだけど、そこで寄せられたコメントをロボピッチャーのHPなどで流用させてもらってもいいですか?流用不可の場合は「流用不可」と書いてくださいませ。

 そして、その後はもちろんライブです。
 ロボピッチャーはライブバンドなのです。
 なんとかしてきていただきたい。
 レコ発って特別な日です。この日のためにがんばってきたのです。
 その前日に無料のイベントがあるからってちょっとみなさんたかをくくっておられるんじゃないですか?そりゃあデパオクミュージックはすばらしいイベントですが、その翌日のライブはもうそりゃあすさまじいつうか、生まれてきた意味がわかるっつうか、初恋が100回いっぺんに来たみたいなライブですよ!頼むから来て下さい。思ったよりロボピッチャーHPでの予約が少ないよ!!あ、でも、ぴあとかで買ってくれてるのかもしれんな。大丈夫か。いや!なんか安心できん!とにかく、「デパオクでみるからまあいいか、対バンもほとんど同じだし」とか思ってるお前!ちょっとこっちこい。左の頬出せ。バシッ(叩いた)。右の頬も叩かれたくなかったらライブに着なさい。いや、もう来なくていいから予約だけでもしてくれ。なんか不安でしょうがないよ。このブッキングで、ロボピッチゃーのレコ発イベントでお客さんが18人とかだったらもう俺は比叡山延暦寺で余生を過ごすね。うん。

 あ、なんか思ってることをだらだらと書いたら、ひょっとして逆効果な感じになってるような気もしてきましたが、とにかく、デパオクにもレコ発にもぜひぜひお越しください。二日とも来てくれた方には特別に爽やかな笑顔をあげます。その爽やかさといったらもう、この世の極限の爽やかさですよ、爽やかの極致ですよ、爽やかという言葉の意味が変わって「ちゃわやか」とかになっちゃうほどの勢いですよ。

 あ、まあ、とにかく。ぜひぜひどうぞ。

■ 2006/9/17(日) 京都・プラッツ近鉄屋上
■ デパオクミュージック in プラッツ近鉄!vol.4 京都で一番空に近いフェスティバル
【出演】倉橋ヨエコ / キセル / ロボピッチャー
【時間】open 13:30 start 14:30
【料金】入場無料!!!!!!(雨天の場合は1階アトリウムにて開催)
【info】 SCRAP http://www.scrapmagazine.com/  

■ 2006/9/18(月・祝) 京都・MUSE
■ ロボピッチャー1stフルアルバム「アリバイと40人の盗賊」発売記念ライブ
【出演】K-106 / キセル / 倉橋ヨエコ / ロボピッチャー
【時間】open 18:30 start 19:00
【料金】前売 \2,000 / 当日 \2,500 (いずれも+drink)
【info】KYOTO MUSE http://www.arm-live.com/muse/kyoto/

*ロボピッチャーHPにてご予約いただけます。
 http://www.robopitcher.com/

 今日ヨーロッパ企画の演劇を見て、あまりのすばらしさに目がくらんだ。
 あれは100年に一人の才能とかではなくて、きちんと一つずつ積み上げた努力の究極の結実だと思った。
 一人のクリエーターとして純粋に嫉妬して、不安になって、ああ俺もものすごくやろうと思いました。
 どうもありがとう。
 ちなみに、今からヨーロッパ企画の打ち上げに参加してきます。

 最後に、一行だけ。
 ハチクロのラストで涙が垂直に飛び出るほど泣きました。
 人の作品で泣いたのは久しぶりです。
 あ、二行になっちゃった。この行入れたら3行ですね。

 では。

Posted by kato takao at 2006年09月12日 02:29 | TrackBack
みんなのコメント

ハチクロ!それについてのコメントを待ってました!!
コミックで読んでたら買ってる雑誌に連載が引っ越ししてきて
毎月毎月、うぉー。って感じで誰かと話したくて仕方ありませんでした。
久々に、号泣。とやらを体験しました。

今日は待ちに待ったアルバムと店頭で出会った瞬間
ちょっと涙ぐんじゃう予感がしています。


Posted by: うさこ on 2006年09月12日 10:32

こんばんはです。初コメントです。失礼します。
「アリバイと40人の盗賊」を聴きました。
このうたは世界を謳っているんだ、と感じました。
世界中のいろんな楽しいものや苦しいものが
CDからあふれてくるような気持ちがしました。
今までのミニアルバムと比べると、世界が積極的に、
波のように押し寄せてくると思ったのですがどうでしょう。
受け止め方は色々あるのだと思いますが、私にとってはそんなでした。
とっても気持ち良くてちょっぴり苦いです。そんな音楽をありがとうございます。

Posted by: はったみさと on 2006年09月13日 23:57

ハチクロの最終回を読んだあと、大声で叫びながら無軌道に走り出したい衝動に駆られた。
「アリバイと40人の盗賊」を聞いた後も同じ、とにかく動き出したい、飛び出したい気持ちが体の底からふつふつと沸いてきた。
両方一緒に見聞きしたらどうなるんだろう・・・うーん怖い。


余談ですが。近所にあるハチクロのモデル大学のオープンキャンパスに行ったとき、
校内案内のガイドさんが「こちらが山田あゆみでおなじみの陶芸科です★」とかわざわざ言ってて可笑しかったです。

Posted by: yukko on 2006年09月18日 22:02
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