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2006年01月19日

 詩ってなんだろうなあと考えていて、この詩のことを思い出した。

 ハイロウズの「十四才」という曲のラストに出てくる詩なのだけど、この曲は僕がたまたま乗ったタクシーで流れていて、この部分が来たときに泣いた。

 なんかわかんないけど。なんとなくだ。
 大体「泣く」という身体的な現象が起こったからといって、それが素晴らしい詩かどうかわからない。
  
 でも、タクシーの中で泣いちゃって、運転手さんに「大丈夫ですか?」と聞かれたことを思い出しながて、今日この歌を聴いて、またちょっと泣いたのはきっとこの曲は素晴らしいんだろうなあ。多分。

 ハイロウズのベストを買ったんですよ。
 もう彼らの音楽を19年ほど聞いているんだから、ベストを買ったっていいでしょう。

 「ロックがもう死んだんなら そりゃあロックの勝手だろう」
 とか
 「永遠に君を愛せなくてもいいか?」
 とか、そんな言葉が流れていって、それはいったい世の中にどんな風に受け入れられたんだろう。
 「千年メダル」なんか聞いたら、もう恥ずかしくってラブソングなんて書けやしない。果たして、これよりすばらしく恋愛について書いた歌詞はあるのか。

 岡村さんが「あの娘ぼくがロングシュートを決めたらどんな顔するだろう」って歌い、BOOMが「心の海原が荒れる日は船は出さないほうがいい」と歌い、ユニコーンが「それにしても僕らも若いつもりが年を取った 辛い話にばかりやたら詳しくなったもんだ」と歌い、オザケンは「天使達のシーン」を歌いました。
 僕が十四歳のときに「トレイントレイン」が発売され、「栄光に向かって走るあの列車に乗っていこう」というオープニングの中に込められた高揚感と不安感に包まれながら、ブラウン管の向こう側のかっこつけた騎兵隊のことや、失われてしまった僕の右手や、歴史の本の最後のページが白紙のままで誰にも読めないことなどが宣言されました。
 僕は太宰治よりも、夏目漱石よりも、ブルーハーツに感じ入り、そこからどうなったかはもう覚えてねえわ。

 あ、先日の、謎解きですが、最速での回答はtomoさんでした。
 謹んでライブへご招待させていただきます。

 そして驚いた事に三問とも回答した方が、三人おられました。
 もう本当にびっくりです。
 そして、ものすごくうれしいです。
 えーっと、tomoさん以外の方は、ライブ会場にいる僕にふらっと声をかけていただければ、そのときに持っているものの中でもっとも景品にふさわしいものを惜しげもなく差し上げます。

 回答です。

 問1、問2に関しては言わずもがな。
 問1は一字上を読みます。例えば「お」なら「え」を。「た」なら「そ」を読む。
 問2はそのまま勢いで読めばよろしい。

 問3は、二行目が一行目を読み解くヒントです。
 二行目がア列のみで構成されていることをヒントに、あかさたなはまやらわと並び替え、その順番で一行目を読めば答えが出てきます。
 「うんこしようよ」と、きんき、を並べ替えたら、出てくるのは「きょうとしんようきんこ」で答えは「京都信用金庫」でした。

 難問かと思ったら意外と解けるんですね。なんかめちゃくちゃうれしかったです。こういったクイズでコミュニケーションがはかれるって素敵なことです。

 あああ、それでは、ちょっと働きます。そろそろ眠らなくてはならないのですが、なんか寝てられないのです。
 切なさと愛しさと心強さが大暴走です。会いたい人に会えない哀しさの話です。もしくは、会っても会ってもまた会いたくなる違和感の話。

 では。

Posted by kato takao at 2006年01月19日 07:59 | TrackBack
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