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2006年01月15日

 なんかもうへとへとで、体中を疲れが縛っていて、片手を上げるのも億劫なほど疲れているけれど、今日について少しだけ書く。

 可能性のこと。
 テキストについて。
 詩のこと。
 乙女?
 ポエトリーリーディングについて
 そのアンチテーゼとカウンターについて
 などなど。
 
 つまらなくなったらやめてしまおうと思っていたこと。
 雑誌も、バンドも、イベントも。
 無駄な事をやる時間はない。
 SCRAPでもボロフェスタでもロボピッチャーでもつまらなくなったらいつでもやめてやるつもりでいて、今日まで続いている事。
 その幸せなラッキーの連鎖。
 その到達点みたいなもの。

 神様がいるみたいだった。
 トーナメントのくじ引きとか。
 ゆーきゃんの隣におきゃんが並んだ時とか。
 あんなに笑ったのは久しぶりだ。
 あんなに感動したのも。
 何かに感じ入ったのも。
 ある可能性の扉を開いた感じも。

 僕が独りではないことや。
 たくさんの人がいることや。
 ぴたりと何かのフォーカスが合った時に、時間と世界と人が動き出すことや。
 アングラである事の意味や。
 アングラでは駄目な事の意味や。

 あの一つの空間にいて60人ほどの人間だけが今後共有する言葉。
 「フリージャズみたいで素敵だね」
 って。そのこと。その記憶がつながっていく感じ。

 乙女?
 さあ?なんのことかわからないね。
 でも乙女チックポエムなら知ってるよ。あれは素敵だね。ポエムがポエムであることを、否定しながら成立している。もうさ、好きとか嫌いとかじゃないんだよ。気づいたんだみんな。自分の中にあったってことをね。ポエムが。というか、言葉がかな。もっとわかりやすく言うと、「詩的な言葉に動く心があること」かな。
 最近「私的な詩」ばっかりだったからね。素敵だったな。乙女?うーん。わからないけど。そこにあって、そのことが不自然ではないと思えるような文学とエンターテイメントの融合かな。わかりやすすぎる言葉を使うのは照れくさいですね。そして、きっとこのテキストは、僕が思っているよりあなたにはわかりやすくないだろう。
 きっと、あの場にいた60人にはわかりやすい言葉。

 第二回の開催が正式に決定しました。
 4/16(日)場所nano
 「乙女チックポエムナイト vol.2」
 予約は info@scrapmagazine.com まで。
 次回は満員になり次第締め切ります。ご予約はお早めに。
 ご出演はお気軽に。

 もう寝ます。
 明日には日常が始まるなんて、信じられないな。

Posted by kato takao at 2006年01月15日 04:19 | TrackBack
みんなのコメント

お疲れ様でした。
普段、日常生活の皮をかぶって ちょっと鈍くなってきた心が、あの夜あの場所で、どんどん皮をむかれ 私の中の乙女があらわれてくるのがわかりました。
その夜の帰りの寂しさと言ったら。
敏感な乙女はもう元には戻れませんでした。

きっとあの夜あの場所にいた人にはわかってもらえますね?

Posted by: たえきゅ on 2006年01月15日 09:16
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