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2004年01月16日

 というわけで、ボーダーフォンからはみられないそうです。新事実が発覚しましたね。
 しかし、昨日の日記が最近で一番盛り上がったのにはびびりました。世の中ってのは奥が深い。

 ところで、一部の方はご存知だと思いますが、僕はハードボイルドな気配のするものがかなり好きです。ハードボイルドなセリフとかかなりストックしてます。
有名なところでいうとこんな会話ですね。

「昨日は何してたの?」
「そんな昔のことは忘れた」
「明日は何してるの?」
「そんな先のことはわからない」

日常生活で使うと気が狂ったとしか思えない、異常な会話ですが、それが成立する作品がかなり好きです。レイモンド・チャンドラーという作家に対して僕はまったくなんの思い入れもなく、作品としての記憶がまったくないですが、やたらとたくさんの名台詞だけが記憶に残ってます。

 昔、ハラッパカラッパの掲示板で「ハードボイルドなセリフ選手権」というのを開催したときも燃えました。結構たくさんの作品があったのですが、残念ながらデータはもう残っていません。
 なにか、皆さんで印象に残るハードボイルドな作品、セリフなどがあったら教えてください。
 「神宮寺三郎が私の中のハードボイルドです!」とかいう女の子とは仲良くなれるような気もします。いや、男の子でもいいんだけど。

 思えば、ルパン3世とかハードボイルドですよね。意外に。日本でもっとも成功したハードボイルドという気もする。「テロリストのパラソル」も印象に残る作品です。
 火浦功という作家が昔いて、彼はハードボイルドをこよなく愛し、ハードボイルドのパロディーの作品をたくさん書いた後にほんとにハードボイルドな作品を書き始め、世間から消えていきました。彼の作品に「にわとりはいつもはだし」というのがあるのですが、同じタイトルの曲を書いたことがあります。あれは名曲だった。
 その他、村上春樹も明らかにハードボイルドなセリフがあるし、漫画でいうと「パイナップルアーミー」とか「マスターキートン」とかはそういうテイストがある。「紅の豚」がハードボイルドなのかどうかは、後世の歴史家が判断することだとは思うけど、「カウボーイビバップ」は間違いない気がする。

 そんなわけで、よかったら、あなたのハードボイルドを教えてください。
 このテーマはしばらく続けようと思います。

Posted by kato takao at 2004年01月16日 07:22 | TrackBack
みんなのコメント

はじめまして。

北方謙三がとても男くさくて、ハードボイルドな世界を作り出していると思います。

『一日だけの狼』という短編集が僕の読んだ中での今のところのお勧めです。

パラっと無作為にページを開いても、そのまま読み進めたくなる作家です。

同じ町に住んでいる作家なのでついお勧めしてしまいました。

Posted by: Mar-Q on 2004年01月16日 21:10

ルパン3世がハードボイルドなら、ゴルゴ13は間違いなくハードボイルドだろう、というのが、私と、さっきまで一緒に飲んだくれていた友人との共通の見解です。ごく個人的には「パタリロ!」のバンコラン少佐もハードボイルドな存在だと思うのですが、これは先の友人には同意してもらえなかったです。あと、ちょっと趣旨からはずれるかもですが、ラプサン・スーチョンという紅茶は、なかなかハードボイルドなフレーバーだと常々思っているので、機会があればお試し下さいませ。

Posted by: やすえ on 2004年01月17日 04:25
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