最近近所に野良猫が増えている。
僕は言葉がしゃべれない生き物にはあまり興味がないので、野良猫なんか視野に入ってこないのだけど、先日家の前でやけにかわいらしい顔の子猫が死にかけているのを見てちょっと心が痛みました。
そのときに僕の心に浮かんだのは2つ。
1、助けてあげたい
2、死ぬなら俺んちの前では死なないでほしい
昔、友人と釣りに行きました。
そこでダンボールにはいった捨て猫がいて、またそいつらがみゃーみゃー泣くわけです。
友人は言います。「かわいそうだからミルクを買ってこよう」
僕は言います。「そんなことをしてもどうせ死ぬ」
僕は、その猫のすべてを養ってやるつもりでないなら、今ここで中途半端なやさしさでミルクなんか与えるべきではないと思ったのです。それはただの自己満足ではないのか。今ここで、すこしのミルクを飲んだってその猫たちの抱える本質的な問題は変わらないのです。
それが、6年くらい前の話。
先日はミルクをやりました。
家の前で死んでほしくなかったからなのか、今日だけでも助けてあげたいと思ったからなのかわからない。とにかく、なにも深く考えることなく、ふらっとミルクをやりました。
そしたら、二口くらい舐めてどこかに消えやがった。
さて、この6年は僕をどう変えたのだろうね。
そういえば、今日は夕方から歯が痛い。
明日朝から歯医者に行こう。
ちなみに、今日はライブを見に行ったのですが、ライブ中の良い演奏の時間だけ歯の痛みがおさまっていました。
俺が死ぬときは隣で、だれかがすばらしい演奏をしてほしい。でも、死んでもいいくらい良い演奏でなくちゃだめです。
では。
Posted by kato takao at 2003年11月07日 04:46 | TrackBack死にかけていたくせに、二口しかミルクを飲まなかったなんて、奥ゆかしい猫…(?)
猫自ら、それくらいでは本質的な問題は解決しないということを、悟っていたのだろうか。
Posted by: ジャッド on 2003年11月07日 17:40死んでもいいくらいの「誰か」の演奏?
じゃあ、たかおちゃんは死ねないじゃんねー。
意味不明かなあ。
Posted by: たえ on 2003年11月08日 10:16
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