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2003年08月08日

 昨日は久しぶりにロボピッチャーの練習でした。やっぱり音を出すってのはいいですね。

 このバンドは少なくとも僕にとって、とてもジャストな気がします。弾き語りで歌うのもすごく楽しいし、それで僕の音楽的な欲求は満たされもするのだけど、ロボピッチャーの持つ向上心とか、経済に対するアプローチとか、世の中にとっての立ち位置というものは今の僕には完璧なたたずまいです。それってとても素敵なことですね。

 僕が前にやっていたハラッパカラッパというバンドを評して僕は「これ以上のバンドは作れない」と書いたことがありますが、それはそれでしかし嘘ではありません。友人達と、僕のやりたい音楽を僕がやりたいように演奏して、しかもそれが僕が思った以上に素晴らしいバンド。楽しくてイノセントで、ただただ幸せなバンドでした。しかし、ロボピッチャーは違う。もっとストイックに音楽のことを突き詰めていくバンドのような気がします。僕は僕で、そういう曲を書くことを求められている気がする。うん、それはとてもやり甲斐のある仕事です。

 僕は、どこへ向かっているのかと思う。
 そんなこと考えなくてもいいのかとも思う。
 とりあずクオリティーの高い今を積み上げていけば、結果として行きつく場所がどこであってもかまわない。うん、それはそれでとても納得がいくのだけど、いいわけのように聞こえないでもない。

 晴れている空が急に雲って夕立になります。
 その夕立にこそ打たれてみたい。さっきまでの平穏を打ち破ったその空にこそ。

 夕立は好きです。においが好き。

Posted by kato takao at 2003年08月08日 02:04 | TrackBack
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