いくつかのぱっとしない出来事があって、なんとなくしょんぼりしてます。
いくつかのめんどくさい仕事をして、久しぶりにほんの少しだけ昼寝をして(1時間の昼寝の間に電話4回)、資料の本を読んで、バンドの練習をして、その間にもいくつかの電話のやりとりをしてすごしました。
今日という1日にどうしようもなく疲れました。
ふりかえると深い穴があいていて、それはちらっと見ただけでぞっとするような深さなのだけど、そこにはだれかのどうしようもなく無為な努力の跡が見られるのです。つまり、人を不愉快にしかしないこの穴を誰かが掘ったのです。その社会的な歪みに僕は気が遠くなる。
もう一度前を向いて、その場を立ち去ろうとしたときに、僕は自分の手にショベルが握られていることに気づく。先っぽと持ち手の部分が鉄で出来ていて、その間の棒は木で出来ている頑丈なやつです。僕の手はひどく疲弊しており、べったりと褐色の乾いた血がこびりついている。
それで僕は気づいてしまう。あの穴を掘ったのは他でもない僕だったのだと。重力が意味をなさなくなるようなショックの中で、僕ははっきりと認識している。「つまり僕のやっていることは社会的な歪み以上のなにかではないのだ」と。そんなことはずっと前から知っていたのに、あらためて確認したのです。
この太陽なき世界で月を思えるだろうか。
さあ、思えなくても、思えても。僕には掘るべき穴があり、つまらなくなったら埋めてしまえるだけの自由はあるのだ。
僕は穴を掘っている。水なんか出てこやしないのに。水なんか出てこやしないのに。それ以外にはなにもしていない。
練習のあと、ありちゃん(ロボピッチャー、B)とご飯を食べに行った。とてもおいしかった。そんなに長くない時間話をした。
久しぶりにきちんとしたコミュニケーションを人ととった気がした。友人と音楽についての話をするのは、とても楽しい。しかもそれが信頼の置ける友人である場合は特に。
帰ってきてビールを飲んでいる。でも、昨日と一昨日は飲まなかったんだよ。二日もお酒を飲まなかったのは、記憶にないほど久しぶりです。
じゃね。
Posted by kato takao at 2002年09月26日 02:32 | TrackBack
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