2017年06月03日

19年後のギャラリー

友人と一緒に岡山市内のギャラリーで開催中の個展へ行く。ギャラリーの名前はどこかで聞いたような記憶があったが、思い出せなかったので友人の案内をたよりにあとをついていった。到着してみて驚いたのは、そこは19年前に参加したグループ展の開催会場だったことでした。そのグループ展で僕は枯れ草を用いた作品を出展したのをおぼえている。床全体に枯れ草を敷きたいと願い出て、即答で断られたのもよくおぼえている。色々あってそれ以来、そのギャラリーには19年間足を運んでいなかったことも思い出した。軽く頭を下げる程度のあいさつをしたが、幸い、店主は僕のことをおぼえていないようだった。

ギャラリーの人も壁も、19年の月日の流れを感じさせるだけの「何か」がじゅうぶん過ぎるほど漂っていたので、思わず黙ってしまった。記憶や気持ちが洪水のようによみがえる瞬間て、なんか体内での「せかされる感」がすごいですね。ちょっと待ってくれと言ってるのにね。

nakashu* 土曜日 23:08 | TB