思い返すと35歳前後で、仲の良かった絵描きやミュージシャンがバタバタと活動を辞めていく時期があった。僕は「辞めるな。」と何回も伝えたが、今から思えば無責任で余計な忠告であったかもしれないと思う。僕の個人的な「さみしさ」から湧き上がる感情の延長上で出た言葉などは、彼らの現実的な問題の前ではあまり「力」にはならなかったと思います。
最近、そのような活動はやめても、仕事や日々の暮らしの中で当時のようなシャープな感覚を活かしている友人に会うことができた。「あぁ。まだまだあなたらしく続けているのだな。」と気付き、深刻に引きとめようとしたあの時の自分をとても恥ずかしく思いました。形は変われど、あの当時の感覚にまた出会えたというのは、彼もまだまだ戦っているのだと思いました。