総勢5名のいい大人達で「ゆめ」のはなしをする。子供の頃(主に小学生時代に)、何になりたいと作文や文集に記したかというのが話題の中心。そんな話をするのはひさしぶりでした。
一名、「瓦をつくる人」と書いていた人がいた。50代の方で、瓦がとてもかっこよく見えた時期があったらしく、自分は色々な色や形でもってかっこいいのを作りたいと子供心に思っていたそうです。小学生という年頃に、瓦にある種の執着をおぼえた人に会うのは初めて。おもしろく話しを聞いた。「何でかわからんが、瓦がすごくおいしそうにも見えた」というのは少しだけわかる気がした。
それぞれの「ゆめ」の告白が終了するとなんだか急にみんなせわしくなって、その場からいそいそと散ってゆくのがおかしく、最後の人を見送りながらもう一本煙草を吸いました。