Nakayama Shuichi weblogs

おめでとうとありがとう

楽しい年末と年始を迎えることができました。
正月から手作りのターンム（田芋）ようかんをいただいたので、せっかくだから棚で眠っていた赤楽・黒楽を出してきて茶を点てたのです。茶の作法なんてものは全然知らないのですが、適当にシャカシャカとやって泡立ててみました。

おめでとうといえば、一月四日で35歳になりました。同じ誕生日のジジカメさん、じゅんこさんとーさん、はがねさんおめでとう！！！昨夜は四日に日付けが変わった時、友部正人の＜長崎慕情＞を聞きながらぼんやりと長崎の街を思い出しているところでした。長崎はとても温かいところでした。

僕は天草へ渡る予定でした。その日、適当な野宿ポイントを確保できなかったので、フェリー乗り場待合い所裏の扉のない物置き（一人しか入れない程のスペース）にダンボールを敷き、布にくるまって夜を明かしました（結局二夜連続で）。物置きは海からの冷たい風をほどよく遮断してくれたので、居心地は悪くなかったです。夜二回、待合い所の警備員が懐中電灯を片手に見回りにやってきて、僕の顔あたりを3秒ぐらい照らしてはまた帰っていきした。二日目の夜は「何処へ行くのか？」の質問から始まって色々な話になって、三十分ぐらいその警備員と話しました。とてもおちゃめな人でした。
昼間の街ではポストカードもよく売れた。カステラ屋の主人がカステラの切れ端をナイロン袋いっぱいに詰めて差し入れてくれた。飲み屋ではおばちゃんが「明日もおいでー！」と＜雑魚サラダ＞なるものと＜焼酎＞を連夜でごちそうしてくれた。長崎は温かい街。三日間、大変お世話になりました。

今年もたくさんのおめでとうとありがとうが言えたら、素晴らしい一年になりそうです。
今年もよろしくお願いします。