2004年06月27日

海で会いましょう

ビーチサンダルの鼻緒が切れてから、約5時間後の10時2分に。
父親が亡くなりました。突然のこと。62歳でした。

とてもグラグラした。とりあえず急いで実家へ帰る用意をはじめました。用意を終えたのが深夜の1時過ぎぐらい。すこしだけ落ち着いたので、パートナーが作ってくれていたエビカレーとキャベツのサラダを食べることに。一口目に千切りキャベツを口に入れたとたんに涙が吹き出しました。

僕は昔から父親に対してのコンプレックスがとても強かったせいもあり、お互いがなかなか一筋縄ではいかない関係の中にありました。仲良くなりはじめたのはここ数年のこと。最後に話したのは昨年の秋で、この仕事に対しての感想の電話でした。「いい絵を描いたな」と一言いって笑っていました。いつもなら「こういうやり方もあるんじゃないか」と一つ二つの指摘があるんだけども、その時は初めてそういうのがなかった。

葬式を終えて、父が描いた膨大な量の図面とスケッチを見る(建築設計士さんでした)。まだ見てない作品を車で見に行った。栗林の中に建つ機械工場はとてもすばらしかったです。

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海が大好きで、生前からの本人の希望でもあったので、骨の少しを愛していた愛媛のあるきれいな海へまくことになりました。

これからは海でも会えますね。


ありがとう。
尊敬していましたよ。

nakashu* 日曜日 05:18 | TB