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September 13, 2012
意外と、ヒトを褒めるのは難しい。
ただ、スゴイ!とかエライ!とか、褒めてるのかバカにしてるのか分からないし。
僕は褒められるのは嬉しいけど、よく知らない相手に、このヒト凄いんですよ、
とか言われると、バカにされた気分になる。
ストレートにバカにされたらされたで、ものすごくむかつくけど。
面倒くさい性格だといわれます。
それはさておき、結果を見て褒めるのは割りと簡単。
達成おめでとー!みたいな感じで。一瞬だけだけど。
そうじゃなくて、過程というか、考え方が面白いコトの方が好き。
それで結果がついてきたら万々歳だけど、
キミの考え方は面白いから次も一緒にやろう!と言ったり言われたりするのは
よくないですか?
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FIGHT「A Small Deadly Space」(1995)
ESCA-6211
01. I am alive
02. Mouthpiece
03. Legacy of hate
04. Blowout in the radio room
05. Never again
06. Small deadly space
07. Gretna Greene
08. Beneath the violence
09. Human crate
10. In a world of my own making
11. Acid Test / Psycho suicide
さあどうだ。どっから褒めよう。
JUDAS PRIESTのボーカルRob Halfordがやっていた、PANTERA以降スタイルのメタル?
確かにPANTERA的ではあるが、ボーカルがメタルゴッドなので、
同系の別バンドとはまったく違う異種格闘技的なブレンドが楽しめる。
ところどころ、イアン・ギラン、トニー・マーティン時代ののBLACK SABBATHの
狙って外してるのかよく分からん重い雰囲気に近いものを感じる。
よく言えば、英国風味をまぶした(パンテラ)。
そして、コレを聴いたあとに再結成JPを聴くと、意外と連続性を感じられる。
こっちは金切り声を使ってない分、逆に聞きやすいところがある。
(もしかしてドラムのノリが同じだからか?)
JUDAS PRIESTを連想させないことを意識的に狙っているせいか、
それとも若いメンバーの作曲能力のせいなのか、いまいちフックはない。
なんだけど、「Painkiller」で、次はもう無いくらいに振り切ってしまって、
結果的にいったんリセットしたような、FIGHTの実験があったから、再結成JPが出来たような気がする。
リッパーのJPも、HALFORDも、在りし日のJPを脳内に再生させていたりするし、
アレだけだと、やっぱり再結成は出来なかったかもって思う。
僕はこのアルバムを名盤だとは言わないし、
誰にでも勧めるわけではないけれど、
もし、JUDAS PRIESTの大ファンでRob Halfordの歌が好きなヒトがいたら、
聴いてみて欲しいと思う。
「Painkiller」と「Angel~」の間を埋めるピースがどんなものか。
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FIGHT "I Am Alive"
FIGHT "In A World Of My Own Making"
September 08, 2012
知り合いの会社の若手の教育を頼まれた。
構いませんよと二つ返事で引き受けたが、
僕はヒトに物を教えるのが苦手だ。
それは置いておいても、お互い言葉が通じない。
「あの、○○が無いって出るんですけど。」
○○って何?
「これ。」(と画面を指差す)
それは●●●●と言わないと通じません。勝手に略してはダメです!
どこで覚えたんだか。略したほうが多少知ってるっぽい?
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学生の頃、友達と集まって、お喋りをしていたときのこと。
相変わらずの、俄かブリティッシュ・ロック談義。
ビンセント・クレインの表情がねぇとか、サードイヤーうんたらとか、
重箱の隅を突付いていたのであります。
スティルライフの・・・
「エマーソンとか聴くん?」
普段は会話に加わらない仲間の一人が割り込み気味に、ポロっと言った。
EMERSONってNWOBHMの? こいつMR. BIGとEXTREMEぐらいしか知らんのかと思ったら、
結構マニアックなの知ってるんだな。ちょっと見直したよ。
「タルカスってさあ・・・」
え?もしかしてELPの話してた?
そういう略し方をすると、通じんやろうが。
どこで覚えたんだか。略したほうが多少知ってるっぽい?
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EMERSON, LAKE & PALMER「Black Moon」(1992)
VICP-5164
01. Black Moon
02. Paper Blood
03. Affairs Of The Heart
04. Romeo And Juliet
05. Farewell To Arms
06. Changing States
07. Burning Bridges
08. Close To Home
09. Better Days
10. Footprints In The Snow
11. A Blade Of Grass
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プログレ(Progressive rock)を代表するバンドのひとつ。EL&P。
90年代に入っての再結成第1弾。
耳に馴染んだスタイルなので、「元」プログレとか、かつて進歩的といわれた音楽の90年代版とか、からかいたくなる。
(01)のヘヴィさはちょっと面白かったか。We will we will rock you~
(08)みたいなピアノピアノソロはロックではない。クラシック。期待通りのプログレ。予定された革新。
否定しているわけではないです。僕はこういった展開が好きです。
プログレって何?といわれて頭に浮かぶものは千差万別。同じ言葉でも通じにくいときもあるモンね。
オルタナもそんな感じ。
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Black Moon
Closer to Home
NWOBHMのEMERSON
(リーダーのStuart Emersonは自分のバンドでは成功しなかったけど、後に奥さんと一緒にMEAT LOAFのアルバムに参加してたりします)