" /> miz氏のmetal stance music review: August 2003 Archive

August 18, 2003

このところ雨で寒かったです。
そのせいか、1月の夢をみました。
とんど焼きの風景。

今朝の電車で、クリーニング屋のタグがついたスラックスを着こなす若者を見かけた。

どうしてサラリーマンはスーツなんでしょう?
夏は暑いじゃないですか。汗だくの人は、満員電車では迷惑ですよ。
スーツの理由が、社会人としての身だしなみ、ならば、ネクタイを緩めて、腕まくりしている姿は不恰好だからNGじゃないですか?

「スラックスを着こなす」と書いたのは、その人がスーツのパンツとノータイでワイシャツを着てたから。
校則をぎりぎり守っている高校生を思い出しました。
伊達の薄着の反対の言葉はないんじゃろうか。
真夏でも、格好をつけて、スーツを着て颯爽と歩く男。いいんじゃないでしょうか。
かなりの努力を必要としそうですが。
(僕もがんばってスーツを着ています。たまに。)

でも、暑いときはラフな格好がいいですよね。
最近はミュージシャンもステージ衣装ではなく、普段着っぽい格好で演奏する人が多いですね。
ステージの上も暑いんですかね。
メタル界でも「そんなのどこに売ってるの?」(...BLACKに売ってる)っていうような衣装の人が大勢いましたが、最近はシンプルな人が多いですね。

80年代、アメリカに LIZZY BORDEN という、テディベアのぬいぐるみを引き裂いて、ポップコーンをばらまき、血のりを吐くという派手なステージングをするバンドがいました。
写真を見ると、スパッツを履いていますね。動きやすいんでしょうか。
デニムとかよりも汗をかいたときに不快感が少ないのかな、スポーツ用素材の方が。

音楽的には IRON MAIDEN ばりのツイン・リードとハイトーン・ボーカルがたまらんいわゆる正統派のヘヴィ・メタルなんですが、
このハイ・トーン・ボーカルがたまにやらかします。
「The Murderess Metal Road Show」というライブ盤で、WINGS のカヴァー"Live And Let Die"をやってるんですが、"die〜"の部分で、外してスクリームしてます。なぜか。
ツイン・リードも効いてるし、メタル・バージョンとしてはなかなかの出来だと思うんですけどね。(GUNS N' ROSES のバージョンには負けます。)
Live and let ダ〜イ!!

Posted by miz at 06:06 PM | TB | コメント(0)

August 06, 2003

あの、ぼく、お台場で働いているんです。いま。
そう、フジテレビの本社があるところです。その向かいのビルです。でもテレビとは関係ない仕事です。
夏休みということもあり、観光客に混じって通勤しています。

窓の外には羽田に来たり行ったりする飛行機が見えます。貨物船のコンテナを積みおろしする大きなクレーンも見えます。
いい景色。
僕はコンテナ港が好きです。貿易の仕事をしていた頃から、港は好きです。港って非日常的な景色ですよね。
誰もいないだだっ広い道路、整然と並ぶコンテナ、夏の日差しと潮風、靴の裏から伝わってくる冬の寒さ。
毎日は行きたくないけど、たまに行きたくなります。

港で思い出すのは、イギリスの LITTLE ANGELS というバンドが 1993 年に発表した「Jam」というアルバムに入っているバラード、"Sail Away"。
港で船乗りの少年と少女が出会い、別れるという、音楽の切なさほどには歌詞の意味がわからん曲。

当時のメタル界といえば、MR.BIG の"To Be With You"、EXTREME の"More Than Words"のヒットなどからかアコースティックなバラードが定番化していた時期。
"Sail Away"もそんな流れの中にありそうな1曲。
ちょっと前だとこんな感じの曲はハード・ロック・バンドにはソフトすぎると批判されてたかもしれない。

でも LITTLE ANGELS はデビュー当時から明るく溌剌としたハード・ポップ・テイストなロックをやっていたし、
CAT STEVENS の"The First Cut Is The Deepest "のカヴァーがはまるようなナイーブさというか、メロウな感じも持ち合わせているから、
こういう曲をアルバムに入れても EXTREME のアルバムで感じたような違和感はない。

一方で、シングルのみですが THE BEATLES の"You've Got To Hide Your Love Away"をカヴァーしていて、こっちの方はちょっと無骨な感じというか、適当な感じだからちょっとがっかり。ビートルズの曲をカバーするのって難しいんですかね。

いいバンドだったんですけど、国内版は全て廃盤?埋もれていってやがては隠れた名盤、とかになったりするかもね。

Posted by miz at 05:30 PM | TB | コメント(0)

August 05, 2003

夏だな。夏なんだなぁ。
むちゃくちゃ暑いですよ。
出勤する8時台。うちから駅までの10分間で汗だくですよ。

今日は毎月恒例の BURRN! の発売日だから、新宿の TOWER RECORDS にそれを買いに行きました。

そうしたら、スネオヘアーがライブをしていました。でも興味ないので素通り。

元 GUNS N'ROSES のスラッシュが新しいバンドを始めるみたいですよ。GN'R の新ボーカルに STONE TEMPLE PILOTS のスコット・ウェイランドが加入!みたいな感じ。
それにしてもダフってかっこいいよな。かっこいいですよね。

JUDAS PRIEST にロブ・ハルフォードが戻るみたい。

3枚のCDを買いました。
ANNIHILATOR「Reflesh The Demon」
NIRVANA「Bleach」
VAN HALEN「Women And Children First (暗黒の掟)」

それから、これ
増えすぎたCDの収納場所対策に、ケースをプラスチックからビニールに移し変えています。
これもお金がかかるんだなぁ。

VAN HALEN といえば THE KINKS のカヴァー "You Really Got Me" が有名ですが、他にもいろいろカヴァーしてるんですよね。
デビュー前のブートとかはかなりカヴァー曲をやってて興味深いですね。聴いたことはないけど。
70年代後半の、アメリカ西海岸ハードロックって結構イギリスを目指してたのかもね。
QUIET RIOT とか SLADE のカヴァーをしてたし、オリジナルもそれっぽいポップなロックンロールだし。

Posted by miz at 03:14 AM | TB | コメント(0)

August 01, 2003

さあてさあて、皆さんおわかりになりましたでしょうか。オリジナル。

では行きましょう。

01. River Deep Mountain High

これは有名ですね。アイク&ティナ・ターナー。60年代に「音の壁」でその地位を確立した、フィル・スペクターの作品であります。
DEEP PURPLE もカヴァーしてるって知ってますか?

02. Prisienne Walkways

パリの散歩道。ゲイリー・ムーアの名曲ですね。泣きのギターのパートががフルートで演奏され意表を衝かれます。

03. The Sally Garden / Lay Down Sally

トラッド曲からメドレーで演奏されるのは、エリック・クラプトンの"Lay Down Sally"。

04. Love Hurts

ずっとナザレスの曲だと思ってたら、エヴァリー・ブラザーズですってね。ロイ・オービソンもやってるらしいですよ。

05. You've Lost That Loving Feeling

ライチャス・ブラザーズ。これもフィル・スペクター作品です。ホール&オーツもやってるみたい。

06. The Rocks Of Bawn / Take It To The Limit

トラッドからイーグルスに流れるメドレー。

07. When A Man Loves A Woman

男が女を愛するとき。あんまり有名すぎる曲だと、スーパーのBGMのような趣です。
パーシー・スレッジの曲。ベット・ミドラーの熱唱バージョンというのも聴いてみたいですよね。

08. Hey Jude

ビートルズの大ヒット曲ですな。途中からリールのリズムに乗せて民謡ダンス・チューンに変わってしまうところが素敵。

09. Suspicious Minds

小泉首相も好きなプレスリーの曲。

10. Gasoline Alley

セクシー・スーパー・スター、ロッド・ステュワートの曲。

11. A Whiter Shade Of Pale

青い影。秋に来日し四人囃と競演する、プロコル・ハルム。バッハと「男が〜」を混ぜたような曲なんですけどね。
この曲はなんかしっくり来てる。バッハのメロディは偉大ってことなんすかね。
アイリッシュ・トラッドで使う楽器とクラシックの楽器は割と近いからですかね。
(ロック・バンドが使う楽器に比べてね。)

12. It's Over

ロイ・オービソン。

13. Eleanor Rigby / Fr. McKenzies Jig

前半ビートルズ。後半はその曲の歌詞に引っ掛けたタイトルのトラッド曲。
「ハザマケンジ〜」
これは僕の大好きな曲です。カンサスもやってますね。

14. Only The LoneleyLonely

またまたロイ・オービソン。

15. Bohemian Rhapsody

クィーンだ。歌メロは笛だ。オカリナみたいな音色。
アコーディオンの音と相まって、のどかな感じです。

どうです?この中途半端な解説。疲れましたよ。
全体的にですね、ドラムが入ってないのでソフトな感じ。あと民族楽器の音色がのどかな感じを、そしてアイルランド民謡のリズムで追い討ちをかけて陽気にしてくれます。
洒落のわかる人は、お金を払ってでも聴いてみると新しい発見のある一枚だと思いますよ。
洒落っていうか黒人音楽以外の民謡に抵抗がない人。こんな選曲なのに、まるっきり民謡ですから。
免疫のない人は失笑しちゃうかもですね。
いやー、音楽って本当にいいですね。(水野晴郎風に)
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ(淀川長治風に)

Posted by miz at 11:20 PM | TB | コメント(2)


September 2003 - July 2003


[ home ]






September 2003

July 2003



[ home ]