白樺

大学時代にやっていたバンド『白樺』のカセットテープの音源を再録音して、新しく2曲追加したCD
をつくりました。全12曲入りです。ライブ会場などに持っていこうと思いますのでよろしくお願いします。

1、夕暮れスペースシャトル
2、プロメテウスの炎
3、七色絵の具
4、凡人日記
5、探し物(詩の朗読)
6、革命は誰を豊かにしたのだろう
7、僕の目の前に何が見える
8、雨止んだら
9、サヨナラ20世紀
10、夕暮れ北方午後六時
11、フレンズトーク
12、プロメテウスの炎(カセットテープ版)

2年半

  前のブログから2年半も経ってしまった 。
職場が小倉から中間になって車通勤になり、だいぶ環境が前と変わってしまった。
前よりもギターに触れるようになってしたいことが色々できるようになったので、欲が出てきたのか、ライブがしたくてたまらない。でもライブのブッキングはなかなか体力がいるので、あとタイミング、なかなかたくさんやろうと思ってもすぐには出来ない。前よりもギターが弾けると言っても、ライブとなるとまとまった時間が必要なんだなーと改めて思い知らされる。
  前と違って車通勤になり毎日往復一時間半ほど車の中に居る。車はほとんどペーパードライバーなんで慣れるまでは拷問にしか思えなかったけど、今ではこんな便利な物はないと思える程になった。
始め暇だったので鼻歌で歌ってたら車の中で声を出すと自分の声がよく聴こえるんだなーと気が付いた。そのうち面白くなって色んな歌を歌ってたら、昔の自分の曲を歌うのが最近面白くなってきた。昔作った歌を歌うのはずっと苦手だったけど最近ギターが少し上手くなったからか、ずっと楽しく感じるようになってきた。
   そう言えば、むかし学校帰りのトンネルの中で声が響くのが面白くて遊んでたのを思い出す。あの時は声を前に飛ばすのが面白くて、タダでこんな面白い遊びがあるのかと喜んでた。それから思いついたメロディーを録音して聞く楽しみに気がついて、思いついた曲をかたっぱしから録音して聴くという遊びにはまり込んだ。頭に浮かんだメロディーを録音して始めに聞く時の瞬間が一番楽しい。僕はだいたいそれだけで満足した。
   
   

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キャラメル

キャラメル.m4a
   ふだん、あまり大事なことを口で言うのは苦手なのですが、歌にすると大胆に言えるような気がします。これはあまり良い事とは思わないのですが、今、自分が何を感じているのかという事がわかるので、自分には必要な作業じゃないのかなと思います。
    今、自分の個性について考えることが多いのですが、自分の曲を自分で聴くのはその個性を再認識することなんじゃないのかなと思います。とくに人からこの曲が良かったと言われると自分でも気付かなかった自分の個性に気付く事ができます。僕の好きなミュージシャンはみんな同じ事をしているんじゃないかな、と思っています。
   とくに個性については、よく言われる『個性的』という言葉とはまったく違うものだと思います。本当の個性とは、その人がその人である為の必要で欠かせない切実な要素の事だと思います。だから何でもない事のほうが、実はその人の個性をよく表している事が多いのです。
   僕は最近この個性という言葉がものすごく大好きな言葉になりました。なぜかというと、これはどんな人にも必ず備わる要素だからです。つまり人間であれば、生きる為に必ず持たずにはおけないものだからです。もっと簡単にいえば『その人らしさ』のことです。
   そして、僕は今、個性とは実は、ものすごい可能性を秘めているものではないかと思います。 

   前書きが長くなりましたが今まで文章だけだったので、今日初めて曲をアップしてみました。
   たぶん自分の個性がよく表れてる曲なんだと思います。キャラメル.m4a

眠る前に眠らぬ言葉とメロディー

昔白樺のバンドをしていた時、バンドのメンバーに本に詳しい先輩がいました。
本を読む事自体は好きだったので色々自分の知らない作家をたくさん教わりました。
本を知るのは、人と出会うのに似ている気がします。そして、本当に自分の中に入ってくる言葉は忘れる事はあってもなくす事はないと思います。自分の好きな言葉で、谷川俊太郎の詩に『本当に出会ってしまったものとは別れがこない』といゆうのがあります。
言葉の体験はひとそれぞれだと思いますが、僕の別の先輩は、動いているわけでもないのに読むだけで感動するなんてすごいといっていましたが、自分もそう思います。
そうゆう言葉の世界があるとわかってきてから色々探すようになりました。単純に自分で探すことが多いですが、人に勧められて出会う本が一番刺激になるような気がします。
そういう意味で白樺のバンドをしていた時は言葉の世界が広がっていくのが楽しくて、しかも言葉からメロディーを作る体験ができたのがよかった。
メロディーも言葉と同じように人と出会うことに似ていると思います。自分はよく道を歩いててあるメロディを思い出すことがあるのですが、そういう時が一番そのメロディを楽しんでいる気がします。そういうメロディーこそがなくすことの無いものだと思っています。
これからもそんな言葉とメロディーとなるべくたくさん出会いたいし、できれば作りたいと思います。

スタジオ

つい先日バンドでスタジオに入りました。
ここ最近は弾き語りが主で人と演奏するのは久しぶりです。
本当を言うとバンドで演奏するのはものすごく苦手だったんですが、とても楽しかった。
自分の父が尺八の先生をしていて、『人と演奏するのは面白い』といってたのですが、あまりよくわからなかったんで今一ピンとこなかったんですが、この日はやるまえからなんか楽しい気がしました。
バンドの達人、魚座の藤井君にサポートしてもらったことが大きいですが、こんなに気持ちよくやれたのは久しぶりでした。ほかのメンバーも別のバンドをしているので、とても勉強になった。
よく考えれば自分の作った曲を人に演奏してもらえること自体すでに楽しいんだな。
まだ準備中ですが、これからどうなるのか楽しみです。

川のほとりを歩く夕べ

自分の音楽は空想癖から始まっています。
小さい頃、学校の帰り道はいつも独りでした。たまに友人と帰ることもありましたが、仲の良い友達は別の町に住んでいたので、自然といつも独りになりました。町は小さな田舎で、一本の川が横たわっていました。川のほとりにはすすきが背の高さまでのび、近くの製材所はいつも木屑の匂いで立ち籠めていました。 
その川のほとりで夕暮れを何度も見ました。その近くで今はあまり聞かないですが、サイレンの音をよく聞きました。日が暮れる度に感じる何とも言えない寂しさが好きで、風が空の高い所に吹いていました。
そんな中で、僕はよく空想をしていました。誰も邪魔しなかったからです。
始めは物語を作りました。紙に書いた訳でなく、空想が連なるままイメージからイメージへと自由に決まりも無く空想を続けました。多くは本やテレビでみたことが影響しましたが、きっかけがあればそこからイメージを膨らませて勝手に物語を作っていました。
 自分にとって、この時間が一番好きでした。宗教的だったかもしれません。そして、この空想癖が自分が音楽を作るようになる下地になったように思います。僕の音楽のメロディーはこの時の気分が影響したものが多いです。
だからかもしれませんが、自分の歌には一人でいる歌が多いです。それはこの時の思いが自然と出てしまうからだろうと思います。そして概ね人の歌に関してもこのタイプの歌が一番好きです。
という訳でこの川のほとりを歩く夕暮れが僕の歌を作る原動力になっていると思います。
昔の思い出でした。

こんにちは

こんにちは宮野です。
主に自分の音楽やライブをするにあたってのあれこれなどを書いて行こうと思います。
といゆうのも、自分を知っている人にとっては、宮野はアナログ人間でこうゆうことはしないだろうと思われていると思うので、さしあたって、そんなことはないよ、機会もパソコンもなかったからだよ、という思いで、恥ずかしがり屋の人見知りですが、ここはひとつ挑戦してみようかと思います。
3年前ぐらいにパソコンを初めて買って、今やっと一通り操作できるようになったのも大きな理由です。
今ここまで書いてみてプレビューしてみたのですがブログのデザインが素敵なのでちょっとドキドキします。ちょうど舞台の袖口から華やかなステージを見るような不思議な感覚がします。
どんなブログになるのか皆目検討もつかないですが、ブログの絵をみているとそれだけで何か書いてみたい気になります。
ちょっと長い挨拶ですが、こんな気分でこのブログを始めたいと思います、よろしくお願いします。