昨日のブログのタイトルを「彼女との別れます」とかにしておいた方がアクセス数が伸びたなあっていうのが、2015年の最初の反省でした。
アクセス数ってのがこのブログは見えないから、どうせわかんないんだけど。
大晦日は散歩したり、テレビ見たり、そば食べたりしたりしてすごしました。
紅白歌合戦をみてて強烈に思ったんだけど、もう音楽的なメッセージを音楽にのせることの意味がなくなっちゃってるんだなあと思った。
つまり、「あなたは出来る」とか「夢を捨てるな」とか「世界はつながっている」とか「あなたは一人じゃない」とかっていうメッセージって、音楽を通じて伝えるよりももっとよいが他にたくさんある。
たとえば、「あなたは一人じゃない」っていうメッセージはニコニコ動画や2chのほうが強烈に伝えられる。
夢を諦めないための具体的な歩き方は音楽はもう与えてくれない。
多分10年前までは、音楽が一番上手にそれらを伝えてた。
今はもう違う。
だから、音楽は音楽じゃないと伝えられないことを伝えないと駄目な時代になっちゃんじゃないかなあと思った。
メッセージ性というよりはアイコンとして輝いている人たちのパフォーマンスが圧倒的によかったことがその証左だ。
音楽でしか伝えられない「雰囲気」が今は勝っている気がする。
音楽でしか伝えられない「メッセージ」ってなんなんだろうね?
さて、2014年はなかなかすばらしい年でした。
いろんなことがあって、もうサークルみたいな集団ではいられないなと思ったことは少しだけ残念だったけど、その分「20年後も会社があるためにはどうしたらよいのか?」っていうコンセプトが僕にやってきました。
たくさんの人たちとつながりながら、たくさんの人と共にものづくりをするという当たり前のことを、僕らはあまりやってこなくて、社内でほとんどのことを完結させ、だからこそ面白いと思ってきたけれど、ここからはもう少しいろんな人たちといろんなことをやっていきたいなと思っています。
僕個人としては、もっといろんな人と会って、いろんなジャンルの話をしてみたい。
今まで会えなかった人たちや、今までも会えたけれど会いたいとは思っていなかった人たちに会わなくてはいけないような気持ちになっています。
思いつけることの幅を増やしていきたい。
2014年に僕が個人的に素敵だなと思った企画は「裏クリエイティブアワード」です。
リアル脱出ゲームで「これはよかった」と思ったやつを挙げようとしたけれど、数が多すぎたのでもうやめる。
リアル脱出ゲーム以外の企画で弊社が扱ったものとしては「裏クリエイティブアワード」は空前のクオリティでした。
久しぶりに血沸き肉躍る公演でした。
これは毎年必ずやり続けたい。
光の当たらない場所に光を当てることは「企画」の持つ大切な要素だなとあらためて思いました。
いつか武道館でやるつもりです。マジで。
あと、2014年は、こっそりと音楽活動を再開しました。
ソロライブだけど、こつこつ東京の片隅でやっております。
もしよければお越しください。
1月16日に「晴れたら空に豆まいて」というライブハウスでソロライブします。
チケット予約はこちらから→http://www.robopitcher.com/live/live.html
思えば2014年の前半は、かなりいろんなことを迷ってたように思う。
リアル脱出ゲームを作る現場で一番時間を使うことをやめてしまい、そのコンテンツの最高責任者を明確に僕以外の人間にすることにしました。
そしたら、すごく時間ができちゃって、何していいかわからなくなった。
これまで、僕がこつこつと作ってきた細やかな作業は別の人がやることになり、僕は大まかな世界観や、謎の流れや、最後の大謎だけを作り、あとは全体の監修をするだけになった。
それは最初の頃ずいぶん苦痛で、自分の会社の若い連中を叩きのめしたい欲求があふれ出てしょうがなかったけれど、ぐっと耐えてたら、すごくよいものがいくつも生まれはじめた。
僕がいないほうがいいものがつくれるのか?!とは思わなかったけれど、僕がいなくても一定の水準のものは間違いなくSCRAPならば作れるのだと思った。僕はそのすべてを監修して、会社としてのディレクションをし続けているだけでいい。
だとしたら、あとはリアル脱出ゲーム以外の場所で僕は多分もっとものづくりをしなくちゃいけないだろう。
ずっといっているけれど、僕はムーブメントをつくりたい。
リアル脱出ゲームはたしかにブームだといわれるけれど、ディズニーみたいに何十年も君臨するかどうかわからない。
ジブリみたいに日本中が熱狂しているわけじゃない。
僕の思いつくことが、次のムーブメントになることをやっぱり今でも夢見ている。
その一歩目を2015年は作りたいな。
だらだら書いたけれど、とにかく、2014年は良い年でした。
起こったらいいなあと想像していたことはすべてきっちりと起こってくれました。
2015年は思っても見ないようなすごいことが起こればいいのになと思っています。
何はともあれ、今年も宜しくお願いいたします。
ロボピッチャー&SCRAP代表 加藤隆生
Posted by kato takao at 2015年01月01日 03:28 | TrackBackあけましておめでとうございます。
昨年は突如復活した音楽活動に驚くやら嬉しいやらで
個人的には嬉しい年でした。
今年も主にライブ方面での活躍を期待しております。
沢山ライブがあるといいなぁ。
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