12月30日は心穏やかに過ごしました。
とにかく12月は飲み続けていたので、久しぶりに飲まない夜にしようとさっき決めました。
風邪薬を飲んじゃったから、飲めないだけだけど。
今日は散歩したり、元旦に友達が何人か家に来るからそのための買出しをしたり、ちょっといいコーヒー豆を買ってみたり、コタツに入ってゲームをしたり、アメトークを見てゲラゲラ笑ったりそんな一日。
なにもない一日に不安になったりもするけれど、もはやその不安とも仲良くなれそうな2014年の暮れである。
明日は事務所にそばを持っていったり、散歩したり、テレビ見たりするんだと思う。
もしくはなにか作ったり考えたりもする。
「ねえねえ」と2014年が声をかけてくる。「そろそろお別れだけど、なにか言い残したことない?」
僕は答えます。「うん。特にないよ。もう君に伝えることは全部伝えたから」
僕らの出会いは確かちょうど一年くらい前。
出会ったときから惹かれ合ってるのがわかったけれど、確実に別れがやってくることにも気づいてた。
どうやら、明日がそのときらしい。
「どうもありがとう。君に会えてとても楽しかったよ」
「わたしもよ」
「うん」
「もう会えないのは残念だけど、一度も会えないよりは会えてから別れるほうがましよね?」
「うん。そうかな」
「そうよ」
「もう本当に会えないのかな?」
「そうね、会えないと思うわ。時空がゆがまない限り」
「タイムループができればね」といって僕は少しだけ笑う。何度もこの一年をぐるぐると繰り返すことができれば、僕らはずっとつきあっていることができただろうけれど。
「残念ながら、私にはタイムループの能力は備わってないみたい」
「僕もだ」
「じゃあ、お別れね」
「うん。楽しかったよ。君に会えなくなるのは本当に寂しい。ずっと忘れないと思う」
「そうね、私も楽しかったわ。でもきっと次の人とも楽しくやれるわよ。あなたなら」
「そうかな?」
「そうよ」
「じゃあ、がんばってみるよ」
「じゃあ、がんばってみてね」
「さようなら」
「さようなら」
きびすを返して彼女は歩き始める。
何歩か進んでから振り返って彼女は僕に最後のセリフを言った。
「あなた、私と出会ってなかったら、きっともっと平凡でいられたでしょうね」
僕は振り返らずにそのまま歩き続ける。
そんな感じで僕らは別れる。
あと22時間後くらいに確実に別れがやってくる。
あらかじめ別れの決められた恋人たち。
忘れ物をしたつもりはないけれど、また何度も彼女のことは思う出すだろうな。
とても大切な一年でした。
あと、今気がついたけど、おれこの文章をしらふで書いててなんかやばい。
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