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2014年05月07日

本屋さんが好きでしょっちゅう行きます。
ものすごく読書家というわけではないのですが、並んでいる本の種類によってその本屋さんの意気込みを感じ取ったり、今出ている本のタイトルや表紙をさらっとみて「ほほう。なるほど、今はそういう本が並んでるのだね」と思うのが日課です。

これまでの人生でほとんど興味のなかった「ビジネス書」というものにも最近は視線を配るようになりました。
なんせ僕は突然経営者になってしまったので、なにもわからないので「会社の社長がまずするべきこと」とか「最低限しらないと会社がつぶれる経理の話」とかそういう本を何冊か読みました。
もちろんそれはそれで役に立ったりもしたのだけれど、驚くほどうすっぺらいものも中にはあり、しかもそういうものが割りと売れてたりもします。ふしぎなもので。

あと、本屋さんのそういう棚に行くともう本当にびっくりするくらい「成功するためには」という本が置かれています。成功する人がやっている10の習慣とか、成功するためにはこれだけやっとけとか。そういう本。
成功の定義ってなんなんでしょうね?端的に言い切るとお金を儲けるということでしょうか?
でも、お金儲けだけを目的にしてても、そこまで具体的にがんばれるかなあ。
お金を儲ける方法は一元化されることはないので、たぶん「確実にお金持ちになるための本」という本があればそれは嘘だ。

成功するための本って年間どれくらい売れてるんだろう。
とにかくとんでもない数出版されているから、何百万冊か売れてるんじゃなかろうか。
そのうちの10%が成功しただけでも相当な人たちが成功者に今頃なっている。
そしたら、そろそろ「成功したあなたが読む本」みたいなのが出てきてもいいはずなのにな。
なぜか「成功するための本」ばかりが出版されて「成功した人のための本」は出版されない。

成功の定義を「あなたが作り出したい場を作る方法」だとすると、それはなかなか良い視点な気がする。
その「場」が家庭なのか、職場なのか、一人の時間なのか、恋人との時間なのかわからないけれど、その「場」を強く願えばそのための方法は必ずある気がする。そして、その「場」が年収1億円ないと現出しないものであったとしても、それは不可能ではない気すらする。

結局のところ僕らは、将来過ごしたい場のビジョンを思い描く程度のことしかできない。
特に目的はないけどお金が欲しい!と思ってもそのためにはがんばれない。
だから、たどり着きたい場を想像して、そこへの道筋を思い描くしかない。

場を思い描く、場を作る、場を作り変えるということはしばらくテーマになるかもしれません。
「成功」っていう言葉がもたらすぼんやりとしたイメージよりはずっと良いと思うのだけど。

Posted by kato takao at 2014年05月07日 02:19 | TrackBack
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